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図1:肥満症とそれに伴う疾患 脂肪の蓄積 インスリン抵抗性 メタボリックシンドローム 糖尿病 高脂血症 動脈硬化 心筋梗塞、脳卒中 高血圧 図2:脂肪細胞における脂肪蓄積と分解のバランス 普通の人 肥満の人 脂肪分解が促進 している 脂肪蓄積が促進 している 脂肪蓄積 脂肪分解 脂肪分解 小型の脂肪細胞 肥大化 脂肪蓄積 肥大化した脂肪細胞 炎症性サイトカインの 産生・分泌増大 インスリン抵抗性 図3:肥満・糖尿病モデルマウス 1. 高血糖 2. 高インスリン血症 3. 高脂血症 4. 肥満 5. 膵島の肥大 肥満マウス 対照マウス 脂肪重量を減少させる遺伝子領域を同定した ALK7遺伝子に変異を見出した 図4:ALK7は成熟脂肪細胞に発現し、 ALK7変異マウス脂肪細胞では脂肪分解が亢進している マウス由来脂肪細胞 脂肪細胞 ALK7 ATGL (脂肪分解酵素) HSL (脂肪分解酵素) アクチン 遊離グリセロール量 ALK7野生型 ALK7変異型 3 脂肪分解 2 1 0 刺激前 刺激後 野生型 ALK7変異型 図5:ALK7変異マウスでは、体重の減少と共に、 耐糖能、インスリン抵抗性の改善、脂質燃焼の亢進が起こる 野生型 ALK7変異型 40 20 グルコース負荷試験 500 血糖値 (mg/dl) 体重(g) 60 体重 400 300 200 野生型 ALK7変異型 100 0 0 TSOD 呼吸商 野生型 ALK7変異型 0.95 0.9 100 90 80 70 0.85 60 0.8 50 昼間 夜間 糖負荷後経過時間 30 60 90 120 インスリン抵抗性試験 血糖値 (%) 呼吸商 (VCO2/VO2) 1 0 野生型 ALK7変異型 0 インスリン負荷後経過時間 15 30 45 60 図6:ALK7は脂肪を蓄積する遺伝子である ALK7野生型肥満マウス 脂肪分解酵素 脂肪分解量 脂肪重量 体重 耐糖能 インスリン感受性 ALK7変異型肥満マウス