道徳の時間 - 沼田北小学校

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Transcript 道徳の時間 - 沼田北小学校

平成25年度群馬県小学校道徳教育研究大会
ともによりよく生きる心豊かな『北っ子』の育成
~人とのかかわりを大切にした道徳教育の実践をとおして~
平成25年11月1日(金)
沼田市立沼田北小学校
(1)学校教育目標から
自ら学び、豊かな心とたくましい実
践力を備えた児童の育成を目指す
よくまなぶ子
なかよくできる子
じょうぶな子
ともによりよく生きる心豊かな『北っ子』を育
成する
(2)児童の実態から
あいさつ
まじめ
やさしい
家庭環境や様々な事情をかかえ、心が不安定
自尊感情が低く、トラブルが続く
相手の立場に立って考えることが不十分
児童が自ら学ぶ意思や意欲をもち、他人と協調しつつ自立的にた
くましく社会生活を送るには、豊かな心を育むことが重要
研修のねらい
道徳の時間を要に、全教育活動をとおして
人とのかかわりを大切にした道徳教育を実践する
ことにより
ともによりよく生きる心豊かな『北っ子』を育成する
研修の内容と方法
(1)研修における基本的な考え方
ともによりよく生きる心豊かな『北っ子』とは?
友達
他者の
立場を理解
高齢者
障害者
家族
地域の人
先生
よりよく生活
かかわりを
もちながら
『人とのかかわりを大切にした道徳教育』とは?
学校経営方針
児童や学校の実
態
地域・保護者の
意見
重点『主として他の人とのかかわりに関する
こと』
(1)礼儀
(2)思いやり・親切 (3)友情・
信頼・助け合い
(4)寛容
(5)尊敬・感謝
「人とのかかわりの場」の
設定
『人とのかかわりの場』を設定していく
道徳教育
学校教育全体の中で、体験活動を大切にしなが
ら、様々な人とのかかわりの場を設定する
(例)各教科等、日常の活動、家庭・地域との連
携など
道徳の時間
児童が思いや考えを伝え合い、かか
わり合うことができる場を設定する
(例)話合い、ロールプレイング、討論など
目指す児童像
【低学年】
身近な人々と明るく接することのできる子
【中学年】
相手の気持ちを考え行動できる子
【高学年】
相手の立場に立って、心のこもった行動ができる子
(2)研修の内容と方法
① 構想図を作成し全教職員の共通理解を図
「道徳教育」の充実
る。
② 全体計画を見直し、学校の教育活動全体
「道徳の時間」の充
実
をとおして行う 道徳教育と道徳の時間
との関連を明らかにし、指導の充実を図
る。
③ 授業研究および授業実践をとおして、道
地域や家庭との連携
徳の時間の指導の在り方を研究する。
④ 学校での取組の様子を、学校・学年・学
級通信などをとおして、地域や家庭に伝
① 構想図
②全体計画
②年間指導計画
②年間指導計画
「道徳の時間」の指導の工夫
(1)基本的な流れ
導入(出会う)
主題についての興味・関心を高め、ねらいとする価値への方向付けを行
展開1(わかり・ふかめる)
人とのかかわりの
場
中心的な資料によって、ねらいとする道徳的価値の追究・把握を行う
展開2(ふりかえる)
ねらいとする道徳的価値に照らして自分自身を振り返る。
終末(見つめる)
ねらいとする価値や自分自身を深く見つめ、思いや考えをまとめる。
(2)「人とのかかわりの場」の工夫
全体交流
グループ交流
ペア交流
ロールプレイング
(3)道徳的価値を「自分とのかかわり」でとらえさせる
工夫
導入の工夫(アンケート)
ふりかえりの工夫(ビデ
オ)
(4)学習指導の工夫
資料提示の工夫
板書の工夫
説話の工夫
書く活動(ワークシート)
の工夫
(5)指導案の工夫
本時に結びつく人とのかか
わり
展開における人とのかかわり
の場
教育活動全体における
人とのかかわりを大切にした
体験活動の充実
各教科等
2年
生活科
榛名養護学校
沼田分校との
交流
各教科等
体 育
水泳
運動会練習
各教科等
5年 学級活動
命を育む講座
日常の活動
学校行事
対面式
春の遠足
日常の活動
朝行事
北っ子タイム
日常の活動
朝行事
こいのぼり集会
日常の活動
交流清掃
家庭・地域との
連携
2年 生活科
秋祭り
(おはやしの練
習)
家庭・地域との
連携
交通安全教室
家庭・地域との
連携
学習支援
家庭・地域との
連携
親子ふれあい参観
サマースクール
(うどんづくり)
家庭・地域との
連携
本の読み聞かせ
環境美化
道徳性を育む環境
道徳コーナー
花さき山
キャッチフレーズ・月別生活目標
研修の成果と課題
研修の成果
道徳の時間 : 人とのかかわりの場の設定
• 自分とは違う考え方があることに気づき、よりよい考えに触れ、道徳
的心情を深める児童が増えてきた。
道徳教育 :
人とのかかわりを大切にした体験活動
• 自分が様々な人とかかわり合い、支え合いながら生活していることに
気づく児童が増えてきた。
家庭・地域との連携
• 学校の道徳教育の取組への理解が深まった。
その他
• 全教職員の道徳教育への意識が高まり、児童によい影響を与えている。
今後の課題
道徳の時間
:
人とのかかわりの場の設定
• 道徳的な心情や考え方に深まりが見られるようになり、、少しず
つ実践力にも結びついているが、まだ十分ではない。
学校の教育活動全体
:
体験活動
• 人とのかかわりを大切にした体験活動の場で、より主体的に実践
力や行動力を発揮できるような指導の在り方を工夫していきたい。