Transcript サメ保護に必要な管理戦略とは?

AWARE サメの保護
ディスティンクティブ・スペシャルティ・コース
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Sharks in Peril
動画
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3
項目
セクション 1: 絶滅の危機にあるサメと保護活動の理由




ユニークな形態
サメの保護状況
生活特性によるサメの脆弱性
海洋生態系における重要性
セクション1
絶滅の危機にある
サメ
Continued . . .
Welcome
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4
項目
セクション 2: 脅威の管理と価値の認識




サメへの脅威
サメ保護の管理戦略
地域経済における価値
サメへの誤解
セクション 2
脅威の管理
Continued . . .
Welcome
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5
項目
セクション3: 活動の実施とプロジェクトAWARE活動への参加




サメ保護への個人的活動
地域のサメ
シャーク・ダイビングのための責任環境ガ
イドライン
プロジェクトAWARE活動への参加
セクション 3
活動参加
Welcome
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SECTION 1:
絶滅危機にあるサメ
保護活動の理由
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サメのユニークな形態とは?






原始のサメは4億年以上前
現代のサメは約1億年
あらゆる海洋環境に生息
およそ500種類
大抵のサメは:
 流線型で、魚雷のような体
 硬い背ビレと胸ビレ
ほとんどが肉食性。腐食性や濾過摂食
性も
Continued . . .
S1: Sharks in Peril
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8
サメのユニークな形態とは?


サメは、他の魚と大きく異なるユニ
ークな姿をしています。
 軟骨の骨格
 浮き袋を持たない
 露出した鰓孔（さいこう）
ガンギエイやエイと共通の特徴
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サメの保護状況は?
評価された1044種のサメ、エイ、ギンザメの30％は、 絶滅の恐れのある
状態、または準絶滅危惧
国際自然保護連合 (IUCN)
1044種のサメ、エイ、ギンザメのレッドリスト評価
絶滅危惧ＩＡ類
2%
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
絶滅危惧ＩＢ類
4%
絶滅危惧ＩＩ類
11%
近い将来「絶滅危惧Ｉ類」のランクに移行することが確実と考えられる
もの
準絶滅危惧
13%
「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの
ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が
高いもの
上記のいずれにも該当せず、分布が広いものや、個体数の多い種
軽度懸念
23%
情報不足
47%
S1: Sharks in Peril
がこのカテゴリーに含まれる。
評価するだけの情報が不足している種
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Continued . . .
10
サメの保護状況は？
さらに危機的状況が予測される種類
種
生息場所
状況
遠洋
サメ、エイ
 More alarming estimates:
(外洋)
3分の１が絶滅の恐れ
ハンマーヘッド・シャー
ク
大西洋の
北西、西中央部
1986年から89% 減少
グレートハンマーヘッ
ド・シャーク（ヒラシュモ
クザメ）
大西洋の東部
80% 減少
アオザメ類、アブラツノ
ザメ
大西洋の北西部
90% 減少
サメ
サメ、エイの14種類
S1: Sharks in Peril
ヨーロッパ
地中海
3分の1が絶滅の恐れ
絶滅危惧ＩＡ類
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11
生活特性によるサメの脆弱性と
は？



サメが乱獲の影響を受けやすい理由:
 性的に成熟するまでの期間が長い
 妊娠期間が長い
 子や卵の数が少ない
 繁殖は2,3年おき
自然な状態でのみ、繁殖戦略がうまく
いく
漁で個体数が減ると戦略は失敗
Continued . . .
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生活特性によるサメの脆弱性と
は？



硬骨魚の繁殖戦略:

一生で何百万という卵を放出する
 そのため、漁業の影響から回復しや
すい
多くの漁業管理は、硬骨魚の繁殖戦略を
基本にしている
サメは、年代、性別、成熟期別にグルー
プを作る
 繁殖期のメスの減少
Continued . . .
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海洋生態系におけるサメの重要性は?
海洋生態系の健全性維持に不可欠


エサとなる生物のバランスを保つ
 しばしば頂点の捕食者
 多くの食物連鎖のトップ
 様々な種類の動物を捕食
 ある種類の動物がいなくなっ
たら、他の動物を捕食
病気や怪我の動物を処分する
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海洋生態系におけるサメの重要性
は?
食物連鎖は、各種の動物間のエネルギーの流れを表現
体の一部を
太陽エネル
ギーで作る植
物からスター
ト
草食動物が
植物を食べ
る
肉食動物が
草食動物を
食べる
小さな肉食
動物をより大
きな肉食動
物が食べ、
同じことが頂
点の捕食者
まで続く
Continued . . .
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海洋生態系におけるサメの重要性
は?
食物連鎖からいくつかの動物がいなくなると、生態系全体に影響が及ぶ可
能性
頂点の捕食者が減少
下のレベルの肉食動物が増加
草食動物が減少
大型藻類が増加
(食物連鎖の底辺の海草など)
Continued . . .
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海洋生態系におけるサメの重要性
は?
あまり開発されていないリーフでは、頂点の捕食者（サメを含む）がいなくな
った場合の影響は明白





ハワイ諸島北西部を調査
頂点の捕食者:
 魚の生物量の 50%以上
 漁業が行なわれているリーフは
10% 未満
多数の大型のサメ
すべての種類で非常に多くの個体数
他の種類も豊かな多様性
Continued . . .
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海洋生態系におけるサメの重要性は
?
サメは、ジュゴンやアオウミガメによる藻の食べ過ぎを防止



好んで藻場の真ん中を食べる
サメがいるときは、藻場の外側に留まる
多くの生物にとって藻場は重要な居住地
サメは海洋環境を健康に保つ役割 すべての海洋生物と人類に重要な存在！
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学習した項目
セクション1:絶滅の危機にあるサメと保護活動の理由




ユニークな形態
サメの保護状況
生活特性によるサメの脆弱性
海洋生態系における重要性
ご質問は?
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セクション2:
脅威の管理と
価値認識
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20
サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
多くの種類のサメ絶滅危機の原因はほとんどが乱獲
です


サメが目的の漁業や混穫
漁の主な目的:
 ヒレ: フカヒレスープの材料
 肉: ヨーロッパで大きな需要
Continued . . .
S2: Managing Threats
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21
サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？

年間サメ漁獲量合計:
 80%近く - サメ漁獲量上位20ヶ国
 35%以上 - サメ漁獲量上位4 ヶ国
サメ漁獲量の上位20カ国
順位
国
順位
国
順位
国
順位
国
1
インドネシア
6
メキシコ
11
タイ
16
ポルトガル
2
インド
7
パキスタン
12
フランス
17
ナイジェリア
3
スペイン
8
アメリカ
13
ブラジル
18
イラン
4
台湾
9
日本
14
スリランカ
19
英国
5
アルゼンチ
ン
10
マレーシア
15
ニュージーラ
ンド
20
韓国
Source: The Future of Sharks: A Review of Action and Inaction
Continued . . .
S2: Managing Threats
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Continued . . .
22
サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
サメ部分使用の例
種類
部分
場所
調理法
サメ一般
ヒレ
全世界。アジアが中
心
フカヒレスープ
アブラツノザメ
肉
ヨーロッパ
アブラツノザメ
肉
英国
フィッシュアンドチップス
アブラツノザメ
肉
ドイツ
燻製（Schillerlocken）の材料
アオザメ類
肉
フランス
「海の子牛」と呼ばれる
アオザメ、マオナガ、
カマストガリザメ
肉
アメリカ
サメステーキ
ニシオンデンザメ、ウ
バザメ
肉
アイスランド、グリー
ンランド
発酵サメ肉（Hákarl）の材料
Continued . . .
S2: Managing Threats
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
サメ部分使用の例
部分
場所
調理法
肉
オーストラリ
ア
「フレーク」として知られ、フィッシュアンドチップスに多用
肉
全世界
「魚」製品とされるものにはしばしばサメが含まれる。例：
「フィッシュフィンガー」
肝油
全世界
産業用に多用
サメ皮
珍味、皮製品にも使用
肝油、軟骨
健康に効果があるとされるが、実証はない
アゴ、歯
みやげ物として販売
Continued . . .
S2: Managing Threats
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
年間サメ漁獲量の計算は困難
各国の報告要件は大きく異なり、要件自体がない国も


食糧農業機関 (FOA) によるサメ、エ
イ、ギンザメの漁獲量試算:
 2003年: 90万トン
 2006年: 75万トン
減少の理由は不明:
 漁業管理の改善
 サメの減少
 上記２つの両方
Continued . . .
S2: Managing Threats
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25
サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？




サメの貿易記録調査によれば、FAOの漁獲量の数字は少ない
フカヒレ貿易を支える年間サメ漁獲量は:
 121 ～229 万トンの間。中間は 170万トン
 サメ2600万 ～ 7300万頭に相当
つまり、世界のサメ漁獲数は年間3800万頭 が妥当
この数字に以下の数字は含まれない:
 国内フカヒレ市場向けに殺されたサメ
 死亡して海に廃棄されたサメ
 魚肉が目的で殺されたサメ
Continued . . .
S2: Managing Threats
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
フカヒレスープ




中華文化におけるステータスシンボ
ル
需要が供給を上回る
サメ個体数減少の原因
高価な魚製品
 スープ1杯で100アメリカドル に
なることも
Continued . . .
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
シャーク・フィニング




海上でヒレだけを切り取る
 生きたままの場合も
魚体は船上から投棄
漁師がそうする理由
 ヒレは高価 / 魚肉は安価
なぜ許されているのか?
 多くの国でフィニングは禁止
 監視や規則が不十分
Continued . . .
S2: Managing Threats
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
混穫





漁の一部:
 目的とする種類と違う魚を捕獲
 サイズが小さい
多くの地域で水揚げできない
頻繁に船上から投棄
混穫で殺されるサメは年間1千万頭
以上
通常漁業記録に残らない
Continued . . .
S2: Managing Threats
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
その他の影響


生息地の消滅
 サンゴ礁の75%は地域の圧力
や気候変動に脅かされている
 1980年以降、マングローブの5
分の１が消滅
沿岸開発
 サメの生息地や子育ての場に
ダメージ
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サメ個体数減少の主な原因となる脅威は？
その他の影響


マリン・デブリス
 人間が出した海洋に浮かぶゴミ
 サメは海洋ゴミを食べたり、拘束され
たりする
 ゴースト・ネット
海水浴客保護装置
 ビーチネットや餌付きドラムライン
 害のないサメも捕獲
 その他の種類も捕獲: イルカ、エイ、
カメなど
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サメ保護に必要な管理戦略とは？
サメ漁を持続させるには、以下の管理が必要：




十分な強制力のある、科学的根拠
に基づいた漁業制限
多くの種類に対して一貫した保全対
策
科学的根拠に基づいた予防的アプ
ローチの推進
最小限のゴミ
ここでは、サメ保護の管理戦略を見ていきます。
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは？
国際行動計画 － サメ（IPOA-Sharks)


サメ漁業国は、サメ保護と管理を目的とした国家
行動計画 (NPOA)を実施
以下の手段で、サメ漁を持続可能にする:
 乱獲などの脅威を把握
 重要な生息地の保護
 ゴミや投棄を抑制 (フィニングの禁止など)
 サメまるごと1頭の活用を奨励
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは？
国際行動計画-サメ (IPOA-Sharks)



2001 年までに サメNPOAを実施:
 自発的行為
 2011年現在、計画があるのは上
位20ヶ国中13ヶ国のみ
IPOA の取組みにより、サメの統計数
は上昇
サメ漁管理にいくつかの改善点
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは？
地域漁業管理機関 (RFMO)


多国間での漁業管理を推進:
 公海
 高回遊性の魚種
協定を通じた魚の個体数保全を目標
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
地域漁業管理機関 (RFMO)



サメ乱獲への遅い取組み
繁殖サイクルの速い硬骨魚を基本とし
た管理方法
ほとんどのRFMOがシャーク・フィニン
グを禁止

しかし、公海におけるサメ漁の国
際的な割当ては未設定
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
フィニングの禁止



ほとんどのRFMOと30ヶ国近くがフィニン
グを禁止
サメ捕獲は止められない
 ヒレを切り取った後のサメの魚体の
確保を目指す
船上のヒレと魚体の最大比率 を規定
 魚体の投棄 = 比率を超過
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
フィニングの禁止



IUCN はドレス魚体重量（加工後の魚体
重量）5%以内を推奨
 ドレス重量 = 頭部と内臓を取り除い
た状態の重量
全魚体重量を使用すると抜け穴ができる
 魚体1体につき２～３頭のサメからヒ
レを切り取ることができる
ヨーロッパやブラジルでは、全魚体重量
に規定
 悪い手本
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
フィニングの禁止
フィニング禁止強化に一番効果的な方法は、魚体に
ヒレが自然についている状態で の水揚げの義務化

フィニング禁止が適切に実
施されれば、サメの死亡数
は劇的に減少
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
ワシントン条約 (CITES)




175 ヶ国が加盟する国際協定
絶滅の恐れのある種の国際取引の
規制と禁止
加盟国に拘束力
商業的価値により、サメのリストアッ
プに障害
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
ワシントン条約 (CITES)


2011年現在、サメは3種類だけがワシン
トン条約付属書ＩＩにリストアップ:
 ウバザメ
 ジンベエザメ

ホホジロザメ
アオザメ類、ハンマーヘッド、ヨゴレのリス
ト記載提案は否決
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
海洋保護区 (MPA)


資源採掘産業からの保護
 漁業
 鉱業
 水族館の採集作業
様々な名前で呼ばれている
 マリンパーク
 アクアティック・リザーブ
 マリン・リザーブ
 サンクチュアリ・ゾーン
 その他
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
海洋保護区 (MPA)

様々な保護レベル:
 全面禁漁区 (すべての採取活動禁止
)、または
 区域分けによる多重活用
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
海洋保護区 (MPA)



海洋保護区の利点:
 硬骨魚が乱獲の被害から回復
 周辺地域の魚も増加
 マリン・ツーリズムを通じた経済効果
海洋保護区として保護されているのは世
界の海洋のわずか1%前後
全面禁漁区は海洋保護区の 0.1%未満
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
海洋保護区 (MPA)



主要な生息地への設定でサメ保護が
可能:
 交尾のためにサメが集まる場所
 子育ての場所
範囲内に住むサメに効果的
回遊性のサメは?
 海洋保護区のネットワークがサメ
回遊生息地域上をカバーしてい
れば効果的
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
海洋保護区 (MPA)

ダイブ・ツーリズムはサメ禁漁区設立
に貢献:
 2009年、パラオ: 全領海
 2010年、モルディブ: 全領海
 2011年バハマ、ホンジュラス ：保
護区領海
Continued . . .
S2: Managing Threats
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
海洋保護区 (MPA)


サメ保護区の効果的運用に必要なこと
:
 管理と監視
 資金
 巡回と強制
 漁師への補償、または代替の収入
源
ダイブ・ツーリズムは地域や国レベル
のサメ保護に発展
Continued . . .
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サメ保護に必要な管理戦略とは?
違法、無報告、無規制 (IUU) 漁業



漁業管理失敗の結果
サメ漁の違法度は必ずしも高くな
い
 破る規則がほとんどない!
特定の種類に関する報告の欠落
はサメ保護に大きな障害
S2: Managing Threats
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地域経済におけるサメの価値は？
サメは食料資源として、また観光の目玉として経済的利益をもたらします

持続可能なレベルで漁業が行な
われれば、今後も多くの人々に
収入とタンパク質が供給されま
す
サメ漁が問題なのではありません;
問題なのは、大抵の場合サメは乱獲されているという事実です
Continued . . .
S2: Managing Threats
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49
地域経済におけるサメの価値は？
人気ダイビング・スポットのサメは観光の目玉であり、その価値は漁業での
価値に比べて非常に大きい
パラオへのシャーク・ダイブ・ツーリズ
ムの価値
モルディブへのシャーク・ダイブ・ツー
リズムの価値
年間 1800万アメリカドル
リーフシャーク1頭あたり年間3,300
アメリカドル
リーフシャーク（メジロザメ科の種類
のサメ） 1頭は生涯で190万アメリカ
ドル
人気スポットのリーフシャーク1頭は
生涯で33,500アメリカドル
漁業で捕獲された場合、サメ一頭は
108アメリカドル
漁業で捕獲された場合、サメ一頭は
32 アメリカドル
Continued . . .
S2: Managing Threats
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50
地域経済におけるサメの価値は
？
バハマへのシャークダイブ・ツーリズ
ムの価値
カナリア諸島へのシャーク＆エイ・
ツーリズムの価値
この20年間で、8億アメリカドル
毎年1770万ユーロ
リーフシャーク1頭が生涯稼ぐ金額は
25万アメリカドル
429 の職種を支える
漁業で捕獲された場合、1頭50-60ア
メリカドル
世界のジンベエザメ・ツーリズムの価
値
2004年、4750万アメリカドル
南アフリカへのシャークダイブ・ツーリ
ズムの価値
2003年、ホホジロザメ・ダイビングで
410万アメリカドル
2007年、イタチザメ・ダイビングで
180万アメリカドル
Continued . . .
S2: Managing Threats
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51
地域経済におけるサメの価値は？


ダイブ・ツーリズムは:
 サメへの評価を改善できる
 サメ保護活動参加者を育成でき
る
ダイビングと関連のない、公海にい
る種類のサメ保護への可能性
S2: Managing Threats
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52
保護活動の障害となるサメへの誤解をとくには？




地も涙もなく、保護する価値のない殺
し屋という風評
しばしば人食いとして描写
マスコミはサメ被害を誇張
1975年の映画「ジョーズ」では、人に
報復するハンター
Continued . . .
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53
保護活動の障害となるサメへの誤解をとくには？





実際は?
 あまり襲撃しない
インターナショナル・シャーク・アタック・フ
ァイル2010:
 いわれのないサメ被害79件
 死亡事故はわずか6件
サメ被害はこの30年間横ばい状態で、年
間平均 63.5件
人口増加によりサメ被害が増加してもお
かしくない状況
サメ個体数減少も原因のひとつ
S2: Managing Threats
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保護活動の障害となるサメへの誤解をとくには？
サメの種類への理解不足も、保護に障害


いわれのない襲撃に関与しているの
はわずか約10種類
 大抵はオオメジロザメ、イタチザメ
、ホホジロザメの関与
大抵の襲撃は、間違いか探究心によ
るもの
海はサメの家

海に入るときは、リスクを負う覚悟
S2: Managing Threats
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55
学習した項目
セクション 2: 脅威の管理と価値の認識




サメへの脅威
サメ保護の管理戦略
地域経済における価値
サメへの誤解
ご質問は?
S2: Managing Threats
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56
セクション3:
活動の実施と
プロジェクトAWARE活動への参加
AWARE Shark Conservation Diver
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57
サメ保護のためにできる個人的活動は？
毎日の行動








参加する
サメ保護への個人的変革
キャンペーンへの参加
海洋保護区への支援
口コミ
誇張された報道への対応
プロジェクトAWAREへの支援
 www.projectaware.org
地球にやさしい生活
Continued . . .
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58
サメ保護のためにできる個人的活動は？
購入時の選択




シーフードを選ぶときは
 持続可能な漁業製品を探す
 サステナブル・シーフード・ガ
イド
 サメを含む製品を食べない
フカヒレスープを食べない
サメを含む製品を購入しない
優れたエコツーリズムを実施する旅行
社を支援
Continued . . .
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サメ保護のためにできる個人的活動は？
AWARE ダイバーになる


価値あるダイビング
 ダイブ・アゲインスト ・デブリス
AWARE ダイバーになる
 「ダイバーとしての10のマナー」
 「水中カメラマンとしての10のマナー」
S3: Taking Action
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60
地域で見られるサメとその保護状況は?
Continued . . .
S3: Taking Action
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61
地域で見られるサメとその保護状況は?
S3: Taking Action
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62
シャーク・ダイビングのための環境
ガイドライン
これらのガイドラインは、シャーク・ダイビングで発生する環境への影響を最
小限に抑えます

AWAREダイバーになる

サメの上に潜降しない

サメの前を泳いで動きを妨げない。自然
に泳ぎ去らせる

サメに近づき過ぎない

地域の規則や慣習に親しみ、
従う

洞窟やオーバーハングの中にいるサメの
出口を塞がない
シャーク・ダイビングをするときは、常に現地のサメに詳しいダイブ・プロフェ
ッショナルから安全アドバイスを受けてください
S3: Taking Action
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63
プロジェクトAWARE 活動への参加
プロジェクトAWAREのパワフルな海洋保護活動の開始




海は自身の生命のために戦っています！
ダイバーが改善できる2つの大きな問題
 サメ個体数減少
 マリン・デブリス
ダイブ・アゲインスト・デブリス: 海中ゴミの
水中調査
データの活用:
 ゴミの海洋投棄防止に貢献
 海洋生物の死亡やダメージを削減
Continued . . .
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プロジェクトAWARE 活動への参加
My Ocean – 海洋保護のためのユニークなエコ・ネットワーク・サイト


ダイブセンターと AWAREリーダー
 地域の保護イベントを管理
 データ報告
プロ
フィール
 ボランティア参加者と
つながる
My Oceanを活用
 プロフィールを作成
 イベントへのボランティア参加
ブログ
 新しいダイブ・バディを
みつける
バディ
Continued . . .
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プロジェクトAWARE 活動への参加
AWARE ダイバーになる



私たちの住む海洋の惑星のために行
動、署名、活動を呼びかける
毎回のダイビングで海洋保護を考え
る
海洋の惑星のための保護活動に参加
www.projectaware.org
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学習した項目
セクション3:活動の実施とプロジェクトAWARE活動への参加




サメ保護への個人的活動
地域のサメ
シャーク・ダイビングのための責任環境ガ
イドライン
プロジェクトAWARE活動への参加
ご質問は？
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一緒に活動してください
www.projectaware.org