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電子レセプト点検ソフト
ー操作マニュアルー
この操作マニュアルはWindows 7 IE9 画面解像度1366x768
のモニター画面を使用しています。
使用するパソコンのOS、ブラウザ、画面解像度により表示が
異なります。
※本操作マニュアルに使用している患者氏名、保険者番号等
はすべて架空のものです。
※本操作マニュアルに記載されていない詳細はオンラインマ
ニュアルを参照してください。
起動
専用USBをパソコンに装着し、「01 開始」をダブルクリックします。
コマンドプロンプト画面が立ち上がります。
キーボードから「y」を入力し、Enterキーを押してください。
※初回のみ、データ保存場所の設定を行うメニューが立ち上がります。画面のメッセージに従って
設定作業を行ってください。
Apacheが立ち上がります。
もう一度、Enterキーを押すと、電子レセプトビューアが起動します。
うまく起動しない時は、
ホームページのトラブルQ&A
http://www.cypher.ne.jp/rv/
を参照してください。
Windowsのファイアウォールがブロックする場合があります。
「アクセスを許可する」をクリックしてください。
機種によっては、下図のような警告画面が表示されることもあります。
「ブロックを解除する」をクリックしてください。
ポップアップブロックが作動中の場合、警告画面が表示される場合
があります。
ポップアップブロックを解除してください。
ポップアップブロックの解除については、
ホームページのトラブルQ&A
http://www.cypher.ne.jp/rv/
を参照してください。
電子レセプト画面点検ソフトが起動し、メニュー画面が表示されます。
電子レセプトの登録
「登録メニューを開く」をクリックします。
① 「参照」をクリックし、登録する電子レセプトを選択します。
② 「登録」をクリックすると、登録されます。社保→国保の順に
登録します。過去の電子レセプトがあれば、続けて登録します。
① ②
過去の電子レセプトを登録すると、
縦覧画面で確認できます。
過去の電子レセプトはバックアップを
利用するか、バックアップがない場合
には、レセコンの機能で作成すること
ができます(レセコンの機種によって
は作成できない場合もあり)。
レセプトチェッカーがインストールされたパソコンでは、
レセプトチェッカーから一括して登録することができます。
「レセプトチェッカーファイルの取り込み画面に移動」をクリックします。
最大24か月分まで、一括して過去データを取り込むことができます。
翌月からは直近1か月分の取り込みを行い、データを更新します。
一括して過去データを取り込む時は、
パソコンのスリープモードをOFFにして
行って下さい。
閲覧
点検には
・「次へ>」で順にレセプトを送って閲覧し、確認していく
ルーチンの点検。
の他に、
・日次画面での確認。
・縦覧画面での確認。
・重点項目を集中して点検していく方法。
・高点数のレセプトを重点的に点検する方法。
・他年月レセプトとの対比。
などがあります。
メニュー画面。
-機能の説明①-
登録が完了すると最新月のレセプトが
メニュー画面に表示されます。
電子レセプトを登録します。
登録されたレセプトを閲覧します。
重点項目に指定された項目を含む
レセプトのリストを表示します。
電子付箋のついたレセプトの一覧を表
示します。
増減点メニューを開きます。
メニュー画面。
-機能の説明②-
設定された点数以上のレセプト(高額
レセプト)のリストを表示します。
閲覧するレセプトのソート順(並び
順)を設定します。
患者検索を行います。
登録されたレセプトの傷病名、診療行
為、薬剤名等を検索します。
統計メニューを開きます。
他の端末から接続するときの
アドレスです。
オンラインマニュアルを開きます。
閲覧操作の一例を示します。
「国保」をクリックします。
レセプトの内容が表示されます。
-機能の説明①-
診療区分別にグラフ表示、点数に
応じて長さが変わります。
次の患者のレセプトに移動します。
対比画面を開きます。
日次表示へ切り換えます。
グラフの凡例を表示します。
電子付箋をつけます。
重点項目を設定します。
縦覧画面を表示します。
ワープロ病名は赤字表示にな
ります。
コメント、症状詳記の欄です。
確認が終わったら、「次へ>」を
クリックして次の患者に移動します。
-機能の説明②-
当月内の患者を検索します。
患者一覧を表示します。
凡例を表示させたグラフです。
(主)は主病を意味します。
★は特定疾患療養管理料
△は皮膚科特定疾患指導管理料Ⅰ
▲は皮膚科特定疾患指導管理料Ⅱ
算定対象病名を意味します。
注:ワープロ病名には印はつきません。
調剤料や処方料のように、点検に
必要のない項目は「非表示項目の
設定」で非表示にできます。
非表示設定をすることで、画面が
すっきりとして見やすくなります。
基本点検機能
・日次画面
・縦覧画面
・重点項目の設定と閲覧
・電子付箋
日次画面
2012年4月より電子レセプトに日付の情報が入るようになりま
した。
これにより、これまで月単位でみていたレセプトが日付ごとに
みれるようになり、ほとんど「所見のないカルテ」に近いものと
なりました。
従来の月単位のレセプトの表示を月次画面と呼びます。
「日次表示へ」をクリックします。
日付情報の入っていない月のレセプト
(2012年3月以前のレセプト)
では「日次表示へ」のボタンは表示され
ません。
日付の入った「日次画面」に変わります。
画面に表示されない部分を見るためには下にスクロールします。
「月次表示へ」をクリックすると、もとの月次画面に戻ります。
診療日
その日の診療内容
縦覧画面
「縦覧画面を開く」をクリックします。
縦覧画面が開きます。
点検月を含む過去7ヶ月分をひとつの画面で確認することができ
ます。
他の患者の例です。
4月に1回しか認められていない骨塩定量検査を2回行っています。
減点の対象となります。
重点項目の設定と閲覧
PPIや腫瘍マーカーなど、減点の対象となりやすい要注意項目を
重点的にチェックする場合に用います。
重点項目の設定は、月次画面を見ながら必要な項目を設定する
方法と、メニュー画面の「名称検索」から目的の診療行為、薬剤を
設定する方法とがあります。
重点項目の設定が終わったら、メニュー画面の「重点項目リスト」
から重点項目を含むレセプトだけを抽出して閲覧・点検することが
できます。
重点項目の設定
重点項目の設定 -月次画面からー
在医総管(在支援等)(処方せんなし) を重点項目に設定したい
場合を例にとります。「重点項目の設定」をクリックします。
①在医総管(在支援等)(処方せんなし) の
「重点項目に追加する」をクリックします。
②診療画面に戻ります。
②
①
在医総管(在支援等)(処方せんなし) にピンクの帯が入りました。
ピンクの帯は重点項目であることを示します。
重点項目の設定 -名称検索からー
全レセプト上の集計結果が区分ごとに表示されます。
「再診(時間外)加算」を重点項目に設定したい場合には、左側の
「検索」をクリックします。
医薬品のリストを表示します。
登録されたレセプトに含まれる診療行為の
みがリスト表示されます。
「再診(時間外)加算」を算定したレセプトのリストが表示されます。
リストを確認して「重点項目に追加する」をクリックします。
在宅の項目を設定したい場合には、区分を「在宅」に切り替えて、
同様の操作を行います。
薬剤や検査など、登録したい項目を検索して設定する場合には、
「診療行為/医薬品等検索」をクリックします。
一例を示します。
「タケプロン」と入力して、「検索」をクリックします。
タケプロンOD錠15mgが表示されます。
「検索」をクリックし、リストを確認のうえ重点項目に追加します。
チェックを入れると、登録された
レセプトに含まれる項目のみが
表示されます。
重点項目の閲覧
「重点項目リスト」をクリックします。
登録されている重点項目のリストが表示されます。
タケプロンOD錠15mgを例にとります。
「検索」をクリックします。
タケプロンOD錠15mgを使用したレセプトのリストが表示されます。
「閲覧」をクリックします。
タケプロンOD錠15mgを使用した患者の月次画面が表示されます。
確認が終わったら、「次へ>」で次のレセプトに移動します。
電子付箋
支払基金や国保連合会のコンピュータでチェックされたレセプ
トは事務職が点検し、減点対象と思われるレセプトには
電子付箋がつけられます。
この作業は事務共助と呼ばれ、年々強化されています。
審査委員は電子付箋のついたレセプトをチェックし、
合格か不合格を判定します。
それと同様に院内で点検したレセプトに電子付箋をつける機
能です。
ラクテックGの点滴を6回行なっており、コメントをつけておいたほう
がよさそうです。
「電子付箋の設定」をクリックします。
現在表示されている診療内容のリストが表示されます。
ラクテックGの「電子付箋を追加」をクリックします。
メモが必要な場合には
①「メモ付箋を追加」をクリックします。
② メモを入力し、「付箋を付ける」をクリックします。
付箋メモの入力欄です。
①
②
緑色の付箋がつきました。
付箋のついた緑色の帯にカーソ
ルをもっていくと、メモの内容が
表示されます。
付箋のついたレセプトのリストは「電子付箋の一覧」から確認する
ことができます。
電子付箋の一覧です。
印刷する場合には、画面を右クリックし「印刷」を選択します。
その他の機能
・高額レセプトの点検
・他年月レセプトとの対比
・標準病名
・増減点連絡書
・統計
・過去レセの閲覧
・他の端末からの接続
高額レセプトの点検
一定の点数以上のレセプトだけを点検する方法です。
「請求点数メニュー」をクリックします。
3,000点以上のレセプトのリストが表示されます。
「閲覧」をクリックすると月次画面が表示されます。
点数は変更可能です。
この点数が月次画面に表示されるグ
ラフの最大値(横幅)になります。
点数を変更するとグラフの最大値も
変更されます。
閲覧するレセプトのソート順(並び順)を変更する方法です。
「ソート順設定を開く」をクリックします。
(8) 保険請求点数(降順)にチェックをいれると、閲覧する際に、
点数の高い順から表示されます。
他年月レセプトとの対比
「対比画面を開く」をクリックします。
左側に点検月、右側に前月のレセプトが表示されます。
前月と対比して点検したい場合に用います。
対比画面でも日次表示への
切り換えが可能です。
更に前の月に移動します。
標準病名
標準病名以外の傷病名(ワープロ病名)は赤字で表示されます。
標準病名に変更したい場合には「標準病名検索」をクリックします。
「検索」ボタンが表示されます。
嚥下性肺炎の「検索」をクリックします。
“嚥下性肺炎”の文字列を含む標準病名のリストが表示されます。
該当する標準病名がない場合には、文字列の一部、例えば
“肺炎”で検索すると目的の標準病名がみつかります。
標準病名検索でも該当する標準病名がわ
からない時は、「病名くん」という標準病名
検索ソフトを利用する方法があります。
「病名くん」はインターネットから無料で
ダウンロードすることができます。
“アトピー”で検索した例です。★は特定疾患療養管理料
△は皮膚科特定疾患指導管理料Ⅰ
▲は皮膚科特定疾患指導管理料Ⅱ算定対象病名を意味します。
増減点連絡書
「増減点メニューを開く」をクリックします。
オンライン請求のサーバからダウンロードした増減点連絡書csv
ファイルを登録します。
増減点連絡書のcsvファイルは支払基金、
国保連合会ともに、過去1年間分がオンラ
イン請求のサーバからダウンロードするこ
とができます。
支払基金のオンライン請求システムの中の、
増減点連絡書のダウンロード画面です。
減点された内容をみるためには、直近の登録内容、あるいは登録
済み増減点連絡書の「社」または「国」をクリックします。
増減点連絡書のリストが表示されます。
「内容」をクリックします。
増減点連絡書の内容が表示されます。この時点では何故減点さ
れたか分かりません。
「レセプト閲覧」をクリックします。
減点された月のレセプトが表示されます。
血液型加算(ABO及びRh式)を算定しているのに、ABO、Rhの検
査料を請求したための減点と判明しました。
減点された場合には、何故減点されたか、
理由をはっきりさせ、同じ減点を繰り返さな
いこと、不当な減点にはきちんと再審査請
求を行なうことが重要です。
統計
「統計メニューを開く」をクリックします。
「統計情報を集計する/更新する」をクリックします。
集計処理がはじまります。
請求額、レセプト件数のグラフが最大2年間分表示されます。
トップに戻って、「前年同月比グラフへ」をクリックすると、
請求額、レセプト件数の前年同月比のグラフ、月平均差額、
年換算が表示されます。
前年同月のレセプトが登録されていない月
は、前年同月比のグラフは表示されません。
過去レセの閲覧
「過去レセを開く」をクリックします。
過去のレセプトのリストが表示されます。
過去レセは何年分でも保存できますが、
動作速度に影響することがあるため、2年
より前のレセプトは手動で消去できる仕様
になっています。
他の端末からビューアを見る
院内LANで接続された端末から電子レセプトビューアを閲覧、操作
することができます。
端末にはビューアUSBを装着する必要はありません。
ホームページを見るのと同じ感覚で使うことができます。
Wi-Fi接続すれば、iPadから閲覧、操作することもできます。
LANで接続された他のパソコンのブラウザに、メニュー画面に表示
されたアドレスを入力することで、電子レセプトビューアを閲覧、操
作することができます。
アドレスはUSBを装着したパソコンごと
に異なります。
メニュー画面のアドレスを入力します。
「☆お気に入り」に登録すれば次回から入力は不要です。
iPadから接続した例です。
終了
ビューアを終了させるときは、「ビューア画面を閉じる」をクリックし
ます。
「02 終了」をダブルクリックしてApacheを終了させます。
バックアップ
定期的にバックアップをとることをおすすめします。
「03 バックアップ」を実行すると、パソコンのハードディスクに
バックアップファイルが作成されます。