青蔵鉄路に乗る

Download Report

Transcript 青蔵鉄路に乗る

青蔵鉄路に乗る
Qinghai - Tibet Railway
青海省西寧 → 西蔵自治区ラサ
(2010年7月に体験)
http://tafplaza.la.coocan.jp/files/TibetTrain.ppt
814 km
1984年完成
ゴルムド
○
7/14
7/13
7/13
1,142 km
2001年着工
2006年営業開始
7/20
7/20
7/15
7/18
7/18
空路
青蔵鉄路
駅名
路線高度の変化
ゴルムド-ラサ間
4,000 m超の走行区間が続く
格爾木(ゴルムド) - ラサ間には550 kmにも及ぶ凍土地帯が広
がっており、それに適した工法の研究は、ロシアやカナダでの先
例も参考にしながら、40年以上にも及んでいる。実際の工事では
低い気圧と酸欠による高山病に加え、昼夜の気温差、冬季の強
風や厳寒が工事関係者を苦しめた。
季節ごとに凍上と融解を繰り返す地域では、地中深くまで基礎杭
を打ち込み、高架として地表から浮かせる工法を採ったほか、線
路が直接地表に敷設される永久凍土区間では、地中温度の上昇
を防ぐため、冷媒としてアンモニアを封入した金属製の放熱杭が
軌道に沿って多数建植されている。現時点での対策は万全であ
ゴルムド
タングラ
ラサ
るものの、将来の地球温暖化により永久凍土の融解が進行した
場合、更なる手当てが必要になる可能性がある。また、気候問題
とは別に、放熱杭や、無人施設における列車運行を司る太陽電
池パネルの盗難を危惧する声もある。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
ゴルムド
南山口
甘隆
納赤台
小南川
玉珠峰
不凍泉
楚瑪爾河
五道梁
秀水河
江克棟
日阿曲尺
沱沱河
通天河
雁石坪
布強格
タングラ
扎加藏布
托居
アムド(安多)
錯那湖
底吾瑪
崗秀
ナクチュ(那曲)
妥如
古露
烏瑪塘
ダムシュン(当雄)
達瓊果
羊八井
馬郷
ラサ西
ラサ
高度 m
2,828
3,080
3,309
3,575
3,832
4,195
4,611
4,495
4,636
4,570
4,778
4,584
4,547
4,598
4,721
4,823
5,068
4,886
4,891
4,702
4,594
4,585
4,646
4,513
4,578
4,673
4,502
4,293
4,327
4,306
3,924
3,664
3,641
高地区間用機関車 NJ2型
(ネットから抜粋)
NJ2型はアメリカGE製(GE形式C38Ache)、
交流モーター駆動のディーゼル電気機関車。
青蔵鉄路専用機として開発された。
ディーゼルエンジンには過給機が装備され、
標高5000m条件下でも2700KW(≒3600PS)の出力を
出すことが可能。
燃料噴射量をコンピューター制御しエンジンを常に最
適な運転条件に保つことができる。
NJ2型は2006年~07年にかけて78両が青蔵線に配
備され、ゴルムド~ラサ間を走る全ての列車を牽引し
て活躍中。常に重連で運行する。
青蔵線開業当初はNJ2型に混じって中国製東風8B型
の高地対応型9000番台「雪域神舟」も使用されていた
が、2006年11月末をもって運用から外れ、現在はNJ2
型に統一されている。
NJ2型データ
製造初年
製造国/メーカー
軸配置
動力伝達方式
駆動方式
全長
自重
ディーゼル機関
機関出力
電動機総出力
最高速度
2006年
アメリカ・GE
C-C
電気式
釣掛式 (吊掛式)
70’8”(≒ 21.5 m)
138t
16FDL
3234kw/4000PS
2730kw
120km/h
(ちょっと横道)
アメリカの鉄道輸送の最後の輝きを支えた
ディーゼル電気機関車
←1949の広告
このような流線形のディーゼル電気機関車に牽
かれる大陸横断鉄道は1939年に登場のCity of
San Franciscoで定着した。
12気筒900馬力エンジン6基を搭載
最高速度 110 mph (177 km/h)
シカゴ-サンフランシスコを39時間で運行。
当時の世界最大最強最豪華列車として
「陸のタイタニック」と喩えられた。
第2次大戦中の鉄道輸送ブームに続いて、1946
年に鉄道旅客需要は平時の最高値を記録したが、
航空機との競合で徐々に下降し、1950年代末の
ジェット旅客機の登場で完全に衰退した。
この本(1989発行)
から拝借↓
青蔵鉄路の日本での(観光業界の)通称は「天空列車」
(中国では「天路」とか)
ラサ駅
海抜 3,650 m
タングラ山駅
海抜 5,068 m
世界一高い駅
野辺山駅
海抜 1,346 m
日本一高い駅
ゴルムド駅
海抜 2,829 m
機関車を高地用に交換
西寧駅
海抜 2,275 m
列車内の「高地障害」(高山病)対策
(画像はネットから拝借)
航空機のような与圧ができる車体構造では
ない。
随所に酸素供給口が備えられていて、必要
な人には吸入器具が配布される。
徐々に高度が上げるので体が順応すること
もあり、この器具を使っている人はあまり見
掛けなかった。
(同行20余名のうち1名のみが使用)
← 西寧駅構内
発車直前のラサ行き列車 ↓
10号車(軟座(一等)寝台車)に乗車し
た。2段ベッド4人用のコンパートメント。
隣の9号車は食堂車。
14:54
食堂車
海抜高度 3653米
← 各車両には中国語と英語で
海抜高度と速度が表示される。
車内で調理される
中華料理 ↓
18:51
18:48
機関車が見えた!
この区間はまだ平地用の機関車、
高地用機関車を見る機会はなかった。
19:10
19:19
19:19
19:26
夜の訪れ
ゴルムド駅での高地用機関車
への交換は真夜中。
待たずに寝てしまった
20:33
21:06
21:23
昼間にゴルムド駅に停車する列車に乗って
機関車の交換を見た人の記録 (2007/9)
(http://www.geocities.jp/tabinosyasoukara
/lhasa/lhasa.html から拝借)
←トイレの窓が半開きになるので、その隙
間からコンパクトデジカメで撮影したとある。
(与圧車体ではないからできた)
夜明けの車窓
6:40
6:41
6:55
7:11
雪山に近づく
7:23
7:26
7:24
7:27
世界一高い駅タングラ駅を通過
← 遠くの山を望遠で撮っていたので
駅名票を視野に収められず残念。
ネットから写真を借用↓
「海抜: 5068 m」と表示されている。
7:51
4000m超の高原を行く
7:58
8:57
海抜 4702 m
9:06
9:25
4513mの駅で降りる
家族づれ →
住民? 訪問者?
ホームに乗り入れる
出迎えの車。↓
10:25
海抜: 4513 m
10:29
氷河もヤクも
11:14
11:19
11:25
11:29
終着ラサ
14:52
15:28
15:39
高地用機関車を見ようと前方へ歩きだしたら、係官に阻止された。
これ以外に、ラサ市内で緊張する場面に遭遇することはなかった。
15:42
ノルブリンカ
ヤムドク湖
大昭寺
MEMORY OF LASA
セラ寺
セラ寺での「問答
大昭寺屋上から見るポタラ宮
朝のポタラ宮前を行く信者
http://homepage3.nifty.com/tafplaza/
ヤムドク湖を
見下ろす峠
4978米
ポタラ宮 夜景
旅の仲間
http://homepage3.nifty.com/aaaj/AAGallery/AAG0.htm
このグループの旅は手作りスケジュールなので、
随所でスケッチのための自由時間を設けた。
MW19
今回のチベットを含めた
過去3回の中国旅行参加者の
作品を1人1点ずつ紹介する。
2007 敦煌、西安、北京
2009 紹興、黄山、宏村、杭州、西塘
2010 ラサ、蘇州
2011 麗江、昆明、桂林 ←中止
KM17
SM19
ラサ駅舎から外へ
富士山頂並の高度なのに
気温30度!
IM10
FM29
TW 1 7
OM10
SW19
FM17
TM17
MM19
IM27
YM17