逆位相音波を用いた消波に関する実験

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逆位相音波を用いた消波に関する実験
T22E025 渡邊 友規
背景
• 現在、コンクリート内部の非破壊検査に、
音波とスキャニング振動計(SLDV)を用いて
検査するものが研究されている
• しかし、コンクリート表面を振動させるにあ
たって、高い音圧が必要であり、その際に発
生する騒音が問題とされている
目的
• 逆位相の音波を用いて、騒音の軽減を行う
• 実際に逆位相の音波を用いた消波が出来
るか実験する
• 屋内・屋外問わず消波が出来るか実験する
• 消波の実用性を考えてある程度の距離を
離して実験する
実験器具
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マイク・・・audio-technica PRO-200
任意波形発生器・・・Tektronix AFG3022
アンプ・・・SONY TA-F333ESR
スピーカー・・・FPS Corp 2030M3P1R
実験セットアップ
アンプ
任意波形発生器
周波数:300 Hz
波数:5
インターバル:1 s
屋内の実験セットアップ写真
屋外の実験セットアップ写真
計測時の比較
屋内の計測では
スピーカー間の距離が98cm
(スピーカー、マイク間の距離は49cm)
屋外の計測では
スピーカー間の距離が370cm
(スピーカー、マイク間の距離は185cm)
発信波形
屋内で実験をした際の発信波
屋外で実験をした際の発信波
同位相の波をだした時の実験結果
屋内で同位相の波を出したときの結果
屋外で同位相の波を出したときの結果
逆位相の波をだした時の実験結果
屋内で逆位相の波を出したときの結果
屋外で逆位相の波を出したときの結果
結果
• 逆位相音波を用いて屋内、屋外共に騒音を軽減す
ることが出来た
• スピーカー間の距離を離した場合も消波をすること
が出来た
同位相送振時 逆位相送振時
屋内実験
161.40%
56.81%
屋外実験
140.12%
34.71%
※片方だけの送振時の両振幅電圧値(Vpp)を100%とした場合の比率
今後の課題
• 更に指向性の高いスピーカーを用いてどの
程度消波が出来るか実験する
• 高感度マイクロホンを用いてより精確なデー
タを採る