資料2 ソフト連携事業の先行事例

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資料2
ソフト連携事業の先行事例
~共同購入によるコスト削減の事例~
共同購入によるコスト削減事例
厚生連
2005年に共同購入で4年間に15億円の経費削減した。(医療専門雑誌に掲載)
厚生連(関東地区厚生連14病院)
医療収入における医療材料費を2.91%引き下げた。
 同種品(ディスポ電極,プラスチック手袋,ドレッシング材,メス対極版)は,メーカーの統一により
コストを44.1%削減した。
 同種費(マスク,キャップ)の統一によりコストを21.0%削減した。
国立病院機構
 医薬品は共同入札を実施しており,使用医薬品の標準化に取り組んだ結果,2005年以前に10,401
品目あったのが,2010年度には2,584品目に集約化されている。
 医療機器の共同入札を実施しており,2011年度の実績として通常単独病院では,CT64列を6,000
万円で購入していたものが,共同入札により4,200万円で購入し,約30%の削減効果があった。
社会保険病院
 2013年から眼科材料,衛生材料・消耗品,透析材料,循環器材料など順次,標準品の共同購入を
開始している。
大阪府・大阪市
 各自治体でそれぞれ購入していて物品(災害備蓄用アルファ化米)を共同で調達することにより
約1割程度(約400万円)のコスト削減が実現した。
出所:医療材料マネジメント研究会、内閣府資料
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共同購入によるコスト削減事例(全社連における共同購買実施フロー)
分野別委員会
共同購買事務局
分析結果
病院・老健施設
購買データ
循環器委員会
全社連
管理者
商品情報・
価格情報
選定標準品・
価格情報など
購買
担当者
事業部
透析委員会
通知
眼科委員会
業務委託
契約
標準品選定・
使用基準策定
外部専門
コンサルタント
連携
購買データ
購買実績
モニタリング
医師・
看護師・
コメディカル
整形委員会
商品プレゼン・
情報提供
衛生材料
・消耗品委員会
出所:医療材料マネジメント研究会資料
価格交渉
メーカー
契約
納品
ディーラー
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共同購入によるコスト削減事例
(全社連における標準品選定状況 2013年8月現在)
検討品目数
(全50品目)
主な検討品目
うち標準品
選定品目数
循環器委員会
9品目
冠動脈用ステント(DES・BMS)、末梢血管用ス
テント、PTCAバルーンカテーテル、PTCAガイド
ワイヤー、ペースメーカー、ペースメーカー用
リード、植込み型除細動器、血管内超音波プ
ローブ
3品目
(3種類)
透析委員会
8品目
ダイアライザー(Ⅳ型・Ⅴ型)、HFフィルター、ヘ
モダイアフィルター、CHDF、透析回路、前後セッ
ト、留置針
4品目
(10種類)
眼科委員会
3品目
フォールダブルレンズ、フォールダブルレンズ・
プリセットタイプ、トーリックレンズ
2品目
(3種類)
整形委員会
5品目
人工股関節、人工骨頭、人口膝関節、脊椎固
定用材料、髄内釘
討議中
25品目
輸液ポンプ、輸液セット、血糖測定器・チップ、エ
プロン、アイソレーションガウン、マスク、キャッ
プ、処置用手袋(ニトリル・プラスチック・ラテック
ス)、ナースウェア、クリーニング業務、蛍光管、
ペーパータオル、トイレットペーパー、石鹸液
分野別委員会
衛生材料・消耗品委員会
9品目
(10種類)
 上記50品目の購買金額ベースでの網羅率は高く、医療材料購買金額の約3~4割に達すると計算している。
 例えば、循環器材料では、全64品目のうち上位5品目で、購買金額の50%を超えている。
 医療材料では、上位品目に絞り込んで取り組むことで、大きな効果を得ることができる。
出所:医療材料マネジメント研究会資料
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