(1)環境調和製品認定制度について

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資料No.01 - 1
超硬工具協会
環境委員会
資料No.01 - 2
トータルリスク管理
排
気
【工場】
地球温暖化防止
大気汚染
天災 (地震、台風等)
火災等
新規導入審査
グリーン購入
材料
設備
(ISO9000・PL法等)
生産
製品
労
働 作業
災
害
職
業
性
疾
病
安全衛生管理
人
環境監査
運搬
騒音・振動・臭気
水質・土壌汚染等
交通公害
地域住民
地域環境
動・植 物
地球的環境
リスクコミュニケーション
消費者
LCA(ライフサイクル・アセスメント)
ゼロエミッション工場
再研削・再コーティング
廃工具回収システム
通勤災害
交通公害
環境汚染
環境ラベル
省エネ
エネルギー
安全衛生環境委員会
環境管理
防災管理
品質管理
設備診断・保守
(新営時・既存)
運搬
防災
産業・一般廃棄物
資料No.01 - 3
製品の環境品質規制の国際的拡大
•Proposition65 (CA)
【米国】
受注確保・拡大には、
これらの情報をキャッチした
対応が不可欠
•RoHS directive (※1)
•ELV directive (※2)
•(REACH ) (※3)
•(EuP directive) (※4)
【EU】
J-Moss
06年7月
RoHS 法案提案中
【中国】
中国版RoHS 07年3月
【韓国】
電気電子機器・自動車リ
サイクル法 07年7月
新たな化学物質の規制
が検討されている
ex ; PFOS,HBCD,
RoHS・ELV指令
豪州版RoHS 検討着手
(※1) Restriction of the use of certain hazardous substances
(※2) End-of-Life Vehicle
(※3) Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals
(※4) Energy using Products
【豪州】
資料No.01 - 4
資料No.01 - 5
資料No.01 - 6
資料No.01 - 7
環境調和製品認定制度
超硬工具協会では、工具業界として地球環境に配慮し、持続的に発展するために
環境負荷の少ない資材を調達し、効率的生産を追及し、環境に調和した製品を製造、
販売する活動を推進しています。企業の健全な発展に寄与するとともに、超硬工具業
界の社会的責任を果たして行くことを目的に業界独自に環境に調和する製品を積極
的に評価する制度を平成17年度に制定しました。
これは、新製品(発売から1年以内のもの)を開発コンセプトと企業の環境活動を評
価して、環境に配慮したと認められたものに環境マークが与えられる制度で、企業の
環境努力を直接顧客にアピールできるものです。
07年:53件
08年:35件
09年:20件
10年:23件
11年:24件
12年: 4件
(12.2月現在)
環境ラベル
資料No.01 - 8
環境ラベルとは
「環境ラベル及び宣言-一般原則」 JIS Q 14020 (ISO(国際標準化機構)14020)より
環境ラベル及び宣言の目的
・環境ラベル及び宣言の全体としてめざすところは、製品及びサービスの
環境側面に関して、検証可能で、正確で誤解を招かない情報のコミュニ
ケーションを通して、環境負荷の少ない製品又はサービスの需要と供給を
促進し、それによって、市場主導の継続的な環境改善の可能性を喚起する
ことである。
・環境ラベル、環境宣言:製品又はサービスの環境側面を示す主張
・環境ラベル又は宣言は、製品や包装ラベル、製品説明書、技術報告、
広告、広報などに書かれた文言、シンボル又は図形・図表の形態をとること
ができる。
資料No.01 - 9
環境ラベルとは
「環境ラベル及び宣言-一般原則」 JIS Q 14020 (ISO(国際標準化機構)14020)より
・環境ラベル及び宣言は、製品又はサービスについて、その全体の環境特性、
特定の環境側面、又はいくつかの側面に関する情報を提供する。
・購入者及び潜在的購入者は、環境やその他の考慮事項に基づいて製品又は
サービスを選択する際に、この情報を使うことができる。
・製品又はサービスの提供者は、環境ラベル又は宣言が、購入の判断に際して
自らの製品又はサービスが選択されるように、効果的に影響することを望んで
いる。
・環境ラベル又は宣言にこの効果がある場合、その製品又はサービスの市場占
有率が増加する可能性がある。他の提供者は、対抗上環境ラベルの使用又は
環境宣言ができるように自らの製品又はサービスの環境側面を改善することも
ある。
結果としてこのカテゴリーの製品又はサービスの環境負荷は減少するであろう。
資料No.01 - 10
環境ラベルの種類
タイプ
主な特徴
タイプⅠ
(JIS Q 14024)
第三者機関が認証した
シンボルマークで表わす
(財団法人日本環境協会)
識別表示マークは「環境ラベル」と
は異なるので、留意が必要
タイプⅢ
(TR/Q 0003)
(ISO/TR
14025)
製品のライフサイクル全
体の定量的環境情報
タイプⅡ
(JIS Q 14021)
(ISO 14021)
企業が自ら環境配慮を
主張する自己宣言
具体例
エコマーク(日本)
ブルーエンジェル(ドイツ)
(社団法人産業環境管理協会)
エコリーフ
日立 シャープ
NEC
資料No.01 - 11
自己宣言による12の環境主張
1.コンポスト化可能 2.分解可能 3.解体容易設計
4.長寿命化製品
5.回収エネルギー
6.リサイクル可能
7.リサイクル材含有率
8.省エネルギー
9.省資源
10.節水
11.再使用可能及び詰替え可能
12.廃棄物削減
公正取引委員会の5つの留意事項
・表示の示す対象範囲が明確であること
・強調する原材料等の使用割合を明確に表示すること
・実証データ等による表示の裏付けの必要性
・あいまい又は抽象的な表示は単独で行わないこと
・環境マーク表示における留意点
資料No.01 - 12
環境調和製品認定制度 評価
評価の主な項目は、開発コンセプトでは製品の長寿命、顧客の環境負荷
低減であり、企業の環境活動では調達、製造、リサイクルなどである。
すなわち、製品開発段階から素材⇒調達⇒製造⇒販売⇒物流⇒廃棄⇒再
研磨⇒回収など工具のライフサイクル(LCA)を考える企業活動が環境保全
活動に結びつくこととなります。
表1.環境調和製品配点表
評価項目
新製品開発
コンセプト
(60点)
配点
長寿命(トップランナーより20%up)
15
顧客の環境負荷低減
15
新製品製造時の省エネ
5
新製品製造時の廃棄物
5
新製品製造時の有害物質使用
(PRTR)
5
軽量化(形状・多面切削等)
5
新製品に含まれる有害物質
5
新製品に含まれる希少金属
5
評価項目
配点
企業の
環境活動
調達段階
(グリーン購入・調達、教育等)
10
(40点)
製造段階
(省エネ・廃棄物・化学物質等)
15
包装材料(リサイクル率向上)
5
物流(低公害車使用、業者ISO14001)
5
廃棄・リサイクル
(廃工具・容器回収等)
5
総 計
100
80点以上:☆☆☆ 79~60点:☆☆ 59~40点:☆
資料No.01 - 13
環境アンケート2010結果
36.当協会が取組んでいる環境調和製品認定
制度をご存知ですか
環境調和製品認定制度の認知度
はい
いいえ
37.当協会の環境ラベルを見たことがあり
ますか
協会環境ラベルの認知度
はい
いいえ
6%
14%
11%
15%
内円:H20
外円:H22
内円:H20
外円:H22
85%
86%
89%
94%
資料No.01 - 14
まとめ
第1条[目 的]
企業が地球環境に配慮し、かつ、持続的に発展するには、環境負荷
の少ない資材を調達し、効率的生産を追及し、環境に調和した製品を
製造、販売することが求められる。このような社会の要請にこたえ、業
界独自に環境に調和する製品を積極的に評価する制度を設けることに
より、企業の健全な発展に寄与するとともに、超硬工具業界の社会的
責任を果たして行くことを目的とする。
※資材調達、生産、販売を網羅的に捉える。
※本認定品は、欧州化学物質規制(RoHS・ ELV指令、REACH
規則等)を踏まえている。
積極的な申請を期待します。