Transcript 仮説1

呼吸系
胸部2対
中、後胸
気門あり
腹部8対
ゴキブリ
ミツバチ
カの幼虫
気門なし
内部寄生蜂幼虫
カゲロウ幼虫
トンボ(不均翅類)の幼虫
内膜
らせん糸
気管真皮
水生昆虫の呼吸
長い管(シュノーケル)
空気鰓(物理的鰓)
マツモムシでの実験(R. Ege,1915): 酸素の気泡、
酸素のみの溶解した水での潜水時間 35m;空気
の気泡、空気の溶解した水での潜水時間 6h(
胸部2対
気門あり
腹部8対
ゴキブリ
ミツバチ
気管鰓
カの幼虫
直腸鰓
気門なし
内部寄生蜂幼虫
カゲロウ幼虫
トンボ(不均翅類)の幼虫
プラストロン
ナベブタムシ
気門鰓
水中ではプラストロン呼吸をし、空気中で
は、酸素を取り込むと共に水分の蒸散を
防ぐ構造を持っている
植物からの酸素の摂取
1976年アメリカより侵入
植物からの酸素の摂取
背面突起
(先端に気門)
卵は水面下のイネの
葉鞘組織内に1個づ
つばらばらに産み込
まれる
生殖系
精原細胞に栄養供給
卵母細胞の減数分裂は、精子が卵子に侵入してから始まる。
卵胎生:アブラムシが単為生殖するとき。
ニクバエ科の全て
,クロバエ科の一部、イエバエ科の一部
胎生(viviparous):ハエ目の蛹生類とツェツェバエ科
(アフリカ眠り病(家畜に感染した場合ナガナ病を起こ
す)の媒介虫(vector))
寄生蜂Eupelmus orientalis の精
子数の変化
オス体内
5450個
1回の交尾でメスに渡す数 1697個
人間では1億前後
受精嚢内の数
授精のため放出
実際に授精した数
354個
211個
142個
◆精子多型の記載されている分類群
Tubificid
(イトミミズ)
[Braidotti & Ferraguti 1982]
prosobranc
hs
(巻き貝など)
[Nishiwaki & Tochimoto 1969]
Chilopod
(ムカデ類)
[Ansley 1954; Jamieson 1986]
Diptera
(双翅目、ハエ類)
[Joly & Lachaise 1994; Snook et al. 1994]
Hymenopter
a
(膜翅目、アリ・ハチ)
[Lee & Wilkes 1965]
Pentatomina
(カメムシ)
e
[Schrader 1960]
Lepidoptera
(蝶蛾)
無数にある
Fish
(魚)
早川の総説参照
Pollen
(花粉)
[Dajoz et al. 1991]
(疑問)なぜ精子多型があるのか?
(仮説1)異なった状況に対応している。
小さい精子ーーコスト小,短命
大きい精子ーーコスト大,長命
(仮説2)父親の投資としての栄養供与
(仮説3)授精用精子の補助
(仮説4)精子競争における敵対的な目的
(仮説4)はさらに次の3つに細分
(1)巨大な精子は交尾栓の機能がある。(Ladle & Foster, 1992)
(2)安上がりの詰め物(鱗翅類の無核精子)(Cook & Gage,
1995) メスの受精嚢を満たすことによって、再交尾を阻止する。
(3)兵隊階層に分化している。(Silberglied, et al.1984 ; Baker &
Bellis, 1988, 1995; Kura & Nakashima, 2000 )
兵隊精子は競争相手のオスの精子を無力化する。
授精(媒精)(insemination)
1.直接的な授精
異翅亜目、長翅(シリアゲムシ)目、トビケラ目、膜翅目、鞘翅目、双翅目
の各目に属する昆虫の一部
2.精包(spermatophore)を使った授精
シミ目全種、トンボ目全種、直翅目全種、ゴキブリ目全種、異翅亜目
の一部、脈翅目のほとんど、トビケラ目の一部、鱗翅目全部、膜翅目
の一部、鞘翅目の一部、双翅目の一部
3.血体腔授精(haemocoelic insemination)
ネジレバネ、ナンキンムシ