Cosmic web **** X ***:***** Suzaku J1552+2739

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Cosmic web 交差点の X 線探索:
衝突銀河群 Suzaku J1552+2739 の発見
○河原 創 (首都大学東京)、吉武 宏 (ISAS/JAXA)、
西道 啓博 (IPMU)、Therry Sousbie (東京大, IAP)
ApJ, 727, L38 (2011)
2011/3 日本天文学会 @ 筑波大学
宇宙の大規模構造とハロー
銀河団はフィラメントとフィラメントの接続点
(Filamentary Junction)によくいることになっている
Filamentary junctionでRASS X線の
受かってないところは?
DisPerSE : filament extractor
Sousbie 2010, Sousbie, Pichon, & Kawahara 2010
FOV
z
DEC
ROSAT All Sky Survey (RASS)
点:SDSS分光銀河
RA
X線ハローがあった
すざくAO-5: OBSID 805030010
2010/7/31からTexp =80 ks観測
Optical
image
(DSS)
ハードネス比H=0.4-1.1,S=1.1-2.0
X線輝度
0.5-5
keV
(104 cnt/s/cm2/sr)
keV
 ~1 Mpc程度@z=0.08のハロー
 Multi X-ray peaks (A, B & C)
 HR mapでHot spot
 BCG z=0.083が輝度中心に
NXB subtracted & vignetting corrected image
衝突銀河群 Suzaku J1552+2739
Optical
image
(DSS)
ハードネス比H=0.4-1.1,S=1.1-2.0
X線輝度
0.5-5
keV
(104 cnt/s/cm2/sr)
keV
1.64+0.35−0.11 (STAT)
3.91
+1.06
-0.75(STAT)
2T foreground
(offset)+CXB+ICM にphabs
±0.05 (SYS) keV
±0.28 (SYS)
keV
SDSS 銀河数
衝突銀河群 Suzaku J1552+2739
銀河分布はbimodal
非熱成分はみつからず
Log Lx h-2erg/s
赤方偏移
Lx-Tから外れていない
銀河群規模の衝突だとあま
りL-T関係からはずれない
のだろうか?
だとすると何故?
Mulchaey 2000
Log T (keV)
Lx=2.4 x 1043 erg/s
銀河群スケールのハロー衝突現象
あってあたりまえだけど、全然みつかってないといえる
そもそも少ないのか? 見えてないだけなのか?
有名な衝突銀河団
cf. X線でダブルピーク
のROSAT銀河群 =
5/109 (Mulchaey + 2003)
有名な衝突銀河団はだいたいmassive
c.f.
複数のFilament付随が主張されている銀河団の多くは衝突の兆候
(Arnaud et al. 2000; Boschin et al. 2004; Cortese et al. 2004; Braglia et al. 2007; Girardi et al. 2008)
Missing Baryonとしての銀河群
どこにあるのかわかれば
ROSAT・Chandra・XMM・Chandra・Chandra
SUZAKUで発見可能
温度・密度
Detected
Cluster
Group
WHIM
Not detected yet
Seven Steps to Missing Baryons
1. 比例計数管サーベイ
(ROSAT All Sky Survey)
-E<2 keVの放射
2. 回折格子
(Chandra・XMM)
-QSOを通した酸素吸収線 WHIM(T<1 keV)の一部を検出
3. 低バックグラウンド
CCD
(SUZAKU)
-T~1 keVの大規模構造に
付随するガスを狙い撃ち
で探索
大規模構造に付随するMissing
Baryon(銀河群)を検出
4. 広視野・低バックグ
ラウンド CCD
(SRG e-ROSITA)
-サーベイの結果、T<~1
keVの大規模構造に付随
するガスが見つかる?
上と同じだが、多数候補が?
(バックグラウンド次第)
5. 狭視野カロリメータ
(Astro-H)
-銀河群か銀河団周辺で
酸素輝線?
-QSO吸収線
局所的に1 keV以下の輝線 ?
6. 広視野カロリメータ
(DIOS等)
-WHIM領域の酸素輝線を
サーベイ
0.1 < T < 1 keVのガスのマッ
ピング(本命)
7. 大面積カロリメータ
or 回折格子
(IXO)
-多数のQSO吸収線 & GRB 多数の背景光源が利用可能に。
吸収線
輝線と組み合わせ物理量制限
近傍宇宙(z<0.05)の銀河群・
楕円銀河(0.3<T<2 keV)を検出
Step 3
SUZAKUで大規模構造を「ターゲット・サーベイ」する
DisPerSe + SDSS DR7
1. filamentary junction
2. RASS no detection
3. BCG-likeな銀河の確認 (視野中心))
AO-6採択 :3地点/計190 ks
Blue and red galaxies
まとめ
• RASSで見えないFilamentary Junctionには、
triple X-ray peaks+Hot spotを持つ衝突銀河群、
Suzaku J1552+2739 があった
→ハロー形成のと環境の関係を示唆?
• SDSS等の銀河分布に基づいて、すざくで観測
すれば、RASS未検出の低温領域に踏み込むこ
とができる
ROSAT 5 X-ray bimodal groups and SUZAKU J1552