SYSVOL とは?

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Transcript SYSVOL とは?

SYSVOL複製
を DFS レプリケーションに移行する
~ Migration SYSVOL to DFS Replication ~
Agenda
はじめに
 DFS レプリケーションとは?
 SYSVOL とは?
移行プロセス
 前提条件
 移行プロセスの概要
 使用するツールと実際の移行プロセス
SYSVOL 移行の必要性
SYSVOL の肥大化
業務運用の形態、ニーズに適合する設定の強制
セキュリティに関する設定の統一と強制
DFS レプリケーションに対応した
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
をドメイン コントローラとして追加しただけで
は、SYSVOL は DFS レプリケーションでレプ
リケーションされない
DFS レプリケーションとは
複数サーバー間でフォルダの内容を複製する機能
Windows Server 2003 R2 から導入
特徴


大規模ドメイン環境を考慮した設計
RDC (Remote Differential Compression) を使用して
ファイルの変更部分だけを複製
変更部分だけをレプリケーション
\\Server1\Share
\\Server2\Share
SYSVOL とは
グループ ポリシーやログオン スクプトの格納場所

Active Directory 複製とは別に複製

Window Server 2008 よりも前のバージョンでは FRS で複製

ログオンなどにも必要な重要な場所
 net share コマンドで確認可能
移行への前提条件
Windows Server 2008 ドメイン機能レベル
より高いドメイン機能レベル ( DFL ) が必要

ドメイン構築時点からドメイン機能レベルを
Windows Server 2008 以上
として構成
→移行手順は不要

Windows Server 2003 ドメイン機能レベルのドメインで
Windows Server 2008 以降をドメイン コントローラ
として追加
→移行手順は必要
 サポートされるオペレーティング システム
Windows Server 2008 以降
移行プロセス
ユーザーやクライアントに移行中である事を
極力意識させない移行プロセス
DFSR で複製
FRS で複製
DFSR で複製開始。
ユーザが接続するのは FRS 側
ユーザを DFSR 側に接続させる。
しかし FRS でも引き続き複製する。
移行ステータスとは
ステートには大きく分けて 4 つの状態がある
開始
(State:0)
準備完了
(State:1)
リダイレクト済
(State:2)
ステートには 2 種類ある

グローバル ステート
ドメイン全体で遷移したいステート

移行ステート
ドメイン コントローラが保持している現在のステート
削除済み
(State:3)
使用するツール
dfsrmig.exe
 グローバル ステートの設定・表示
 移行ステートの設定・表示
Dfsrdiag.exe
DFS レプリケーション サービスに対する操作・診断の
ためのコマンドライン ツール
 pollad オプションを使用することで、
グローバル ステートを早期にサービスに認識させ
る事が可能
実際の移行プロセス
– STATE:0 – 開始
事前準備 ( 正常性確認とバックアップ )

Active Directory 複製は正常ですか?
ドメイン機能レベルが Windows Server 2008 以上が必要です

バックアップは採取しましたか?

実行手順
dfsrmig.exe /CreateGlobalObjects
実際の移行プロセス
– STATE:1 – 準備完了
実行手順
dfsrmig.exe /SetGlobalState 1
実際の移行プロセス



SYSVOL_DFSR フォルダが生成
SYSVOL から SYSVOL_DFSR フォルダへのコピー
各 DC 間で SYSVOL_DFSR 同士のレプリケーションが開始
実際の移行プロセス
– STATE:2 – リダイレクト済み
事前確認

DFSR での複製を確認下さい。
実行手順
dfsrmig.exe /SetGlobalState 2
実際の移行プロセス
 SYSVOL_DFSR が SYSVOL 共有になります。
 SYSVOL も引き続きレプリケーションされます。