オープンプロジェクト

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Transcript オープンプロジェクト

2014年5月10日
@KDDIウェブコミュニケーションズ
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はじめに [5min]
お知らせ [5min]
特別編 [50min]
オープンプロジェクト [60min]
モクモク会 [60min]
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1.
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はじめに
お知らせ
特別編
オープンプロジェクト
モクモク会
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目的
ADempiereに関する知識を共有し、全般的な理解を深める。
想定参加者
ADempiereの利用に興味を持っている人
(当面はユーザ視点に立ち、ADempiereの標準機能を説明の中心とする。)
参加者の前提知識
特になし
勉強会の構成
・業務編
・システム編
・特別編
参考資料
●Bayu Chauya Pamungkas, “ADempiere 3.4 ERP Solutions “, PACKT
●湯浅和雄, 「この1冊ですべてわかる 物流とロジスティクスの基本」, 日本実業出版社
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本勉強会では、ADempiereの導入支援として、基礎となる体系的な情報整理とその共有を目指し
ます。コミュニティ参加者には本勉強会の知識をベースとして、より高次の理解に取り組んで頂
き、知り得た内容を、コミュニティに共有頂く、といった”お互いに教えあう場”となればと考えてい
ます。
理解度
実利用に求められる
知識に対して、体系的
な整理が行われてい
ない
領域
理解度
以前の課題
勉強会の目標
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連続勉強会により、
体系的な情報整理
⇒勉強会の知識を基礎と
して、より高次の知見へ展
開
領域
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勉強会参加者の興味対象は、人によって異なるため、必ずしも参加者全員の知的欲求を満たせると
は限りません。
当活動はボランティアベースであるため、Bさん、Cさんの興味対象であるがAさんの興味対象外の事
柄については、Aさんに期待するのではなく、各自で取り組んでみましょう。
Cさんの興味
Aさんの興味
Bさんの興味
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ADempiereの概要
中小企業向けERPとして開発されたCompiereから2006年に分岐して、開発されている
ソフトウェアおよび、その開発コミュニティ。
Eric Raymondの著作、『伽藍とバザール』のバザール方式により開発がすすめられて
いるプロジェクト。
ADempiereのシステム機能
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–
Enterprise Resource Planning (ERP)
Supply Chain Management (SCM)
Customer Relationship Management (CRM)
Financial Performance Analysis
Integrated Point of sale (POS) solution
Integrated Web Store
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注文
生産
発注
出荷
在庫
入荷
商品
売上
販売管理
請求書
生産・在庫管理
商品
商品
仕入
取引先
購買管理
財務
会計
債権
管理
代金
注文
受注
商品
顧客
発注指示
受注情報
請求書
財務会計
債務
管理
入金
人事
給与
支払
債権管理
人事管理
債務管理
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代金
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はじめに
お知らせ
特別編
オープンプロジェクト
モクモク会
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• ADempiere3.8リリース
– https://sourceforge.jp/projects/adempiere/news/24619
• 翻訳確認
https://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=8499&tid=33611
https://sourceforge.jp/ticket/browse.php?group_id=8499&tid=33620
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• iDempiere Wiki更新
– iDempiere Plugin (Google map dashboard)
• http://wiki.idempiere.org/en/Google_Map_Dashboard
– SSL インストール
• http://wiki.idempiere.org/en/Install_ssl_certificate
• ADempiere Wiki
– Getting Started
• http://www.adempiere.com/JP/Table_of_Contents#Getting_Started
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• Open SSLバグ
– http://techcrunch.com/2014/04/07/massive-security-bug-in-opensslcould-effect-a-huge-chunk-of-theinternet/?fb_action_ids=10202982341830860&fb_action_types=og.lik
es
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1. はじめに
2. お知らせ
3. 特別編
1.
2.
3.
Jasper Report作成
セキュア通信の仕組み
Lightening Talk
4. オープンプロジェクト
5. 今後の活動
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• Open SSLとは
– Heartbleedとは
• 鍵交換方式
• Linux上での設定および実行コマンド
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Open SSLの概要を以下に示す。
項目
内容
概要
SSLプロトコル・TLSプロトコルのオープンソースによる実装
実装言語
C言語
C言語以外の言語でも利用できるように他言語でのラッパーも用意さ
れている
ライセンス
デュアルライセンス (下記両方のライセンスが適用される?)
・OpenSSL License (Apache License)
・SSLeay License (BSD)
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Wikipedia – Open SSLより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenSSL
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Open SSLでは以下の暗号化アルゴリズムをサポート
暗号化方式
アルゴリズム名称
暗号方式
Blowfish, Camellia, DES, RC2, RC4, RC5, SEED,
IDEA, AES
ハッシュ関数方式
MD5, MD2, SHA-1, SHA-2, MDC-2
公開鍵暗号方式
RSA暗号, DSA, Diffie-Hellman鍵共有
Wikipedia – Open SSLより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenSSL
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• Open SSLのソフトウェアバグの名称
• 2011年12月31日にGitリポジトリに混入 (改善コードの一部)
• 2012年3月14日以後のすべてのOpen SSL1.01シリーズにバ
グが混入
• TLS (Transport Layer Security) のハートビート拡張プログラム
のサーバーメモリ操作のエラー処理が原因。Heartbeatの発
信ごとにアプリケーションメモリー64kbyteが露出。(テストで
境界値分析がきちんとなされていなかった)
⇒サーバー上の秘密鍵、セッションクッキー、パスワードの漏え
いに。
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鍵交換方式での処理の流れを以下に示します。
1. 公開鍵、秘密鍵を生成
2. 公開鍵を接続先サーバーに
ファイル転送
3. サーバーへ接続リクエスト
4. サーバーから暗号化された乱
数をクライアントに送信
5. クライアントにて秘密鍵を使っ
て複合化し、ハッシュ値をサ
ーバーに送信
6. 比較検証により、ユーザー認
証
(参照) Penguin’s Campus note
http://www14.plala.or.jp/campusCopyright © 2013 Open Source ERP Users Group
note/vine_linux/server_ssh/ssh_key.html
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OpenSSLはUNIX系で導入された技術ということで、ここではLinux上での設定手順を示します。
大きな流れを以下に示します。
1. 鍵を生成
2. 公開鍵を接続先サーバーの接続先ユーザーにファイル転
送
3. 接続先サーバーで、公開鍵を.ssh/authorized_keysに登録
(必要に応じて、authorized_keysのパーミッション変更)
⇒鍵生成時の指定パスフレーズに応じて、接続可能に
(システムユーザーのパスワード入力が不要に)
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以下コマンドで鍵の生成を行います。
(状況によって、接続元で生成するか、接続先で生成するか異なりますが、ここでは接続元で作成し
ます)
1. 以下コマンドで鍵の生成
% ssh-keygen –t rsa
⇒id_rsa (秘密鍵)とid_rsa.pub (公開鍵)の二つができる
(入力例)
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/adempiere/.ssh/id_rsa):
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /home/adempiere/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/adempiere/.ssh/id_rsa.pub.
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生成した公開鍵を接続先サーバーに転送します。
1. 以下コマンドを実行する。
% scp .ssh/id_rsa.pub <接続先ユーザー名> @<接続先ホスト名>:<格納
先ディレクトリパス>
例)
% scp .ssh/id_rsa.pub [email protected]:/home/adempiere/
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鍵交換設定を行うと、システムユーザーのユーザー認証なしに、ssh接続ができるようになります。
(ここでの例はパスフレーズを設定していない場合)
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はじめに
お知らせ
特別編
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今後の活動
モクモク会
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セットアップの流れを以下に示します。
(第7回までで組織マスターのセットアップまで実施済)
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勘定科目データの準備
初期クライアントセットアップ
組織のセットアップ
会計スキーマのセットアップ
会計カレンダのセットアップ
取引先のセットアップ
銀行のセットアップ
現金出納帳のセットアップ
手数料のセットアップ
通貨のセットアップ
プライスリストのセットアップ
製品のセットアップ
製品価格の自動設定
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M_DiscountSchema
(Price List Schema)
M_DiscountSchemaLine
(Schema Line)
M_PriceList_Version
(Version)
M_PriceList
(Price List)
C_Bpartner
(Business Partner)
M_ProductPrice
(Product Price)
M_Product
(Product)
ADempiere ERD
http://www.adempiere.com/technical/340/schemaspy/
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プライスリストスキーマにて、価格設定のルールを定義することができます。
希望小売価格
(100)
希望小売価格
(100)
標準価格
(-)
標準価格
(80)
標準価格割引
(20%)
限界価格
(60)
限界価格
(-)
固定限界価格
(60)
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設定項目
設定例
希望小売価格
=希望小売価格
標準価格
=希望小売価格
限界価格
=固定値
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製品価格の自動設定ルールを定義するプライスリストスキーマラインには、ルール定義のための以
下に示すような設定項目があります。
設定項目
設定内容
設定値例
ベース
ベースとする価格
・固定額
・希望小売価格
・購買希望小売価格
・標準価格
固定額
追加料金
ベースに対する追加金額
割引
割引金額
最小マージン
下限
最大マージン
上限
四捨五入
有効桁数
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設定対象価格 = ( <ベース> + <追加料金>) * 割引 -> 四捨五入
最小マージン < 設定対象価格 < 最大マージン
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http://www.oss-erp.jp/
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