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感情推測システム構築のための 顔表情認識の実践 wataru B2 LifeCloud所属 親:hiroponさん,guroさん 概要 • 感情推定システムの構築の主要素となる画 像処理による顔表情認識の実践をしてみる 背景 • 機械と人間とがコミュニケーションを行う機会 が増えている – 機械が人間の感情を理解することが重要 – 人間同士ではどうしているのか? 人はどうコミュニケーションしてる? • 実は大部分が非言語コミュニケーション – Ex.メラビアンの法則 非言語コミュニケーションで感情を推 定するには • 顔表情である程度感情を推測するのは可能 – しかし精度が低い – Ex.ポーカーフェイスなど なにいってんだw 研究の最終目的 • 感情推測システムの構築 – 顔表情認識による感情推測 – その場の状況による感情推測 – その人の状態による感情推測 • 今期は顔表情認識をしてみる 既存研究 • 顔動画像からの特徴点抽出を用いた表情認識 – 岐阜大学大学院工学化研究科応用情報学専攻修士論文 叶冠峰 • 動的表情認識による感情推定手法に関する基礎研究 – 京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻修 士論文 國 弘 威 • ニューラルネットワークを用いた顔表情認識 – 東北大学大学院工学研究科電気・通信工学専攻 小谷中洋介 アプローチ • カメラ画像を用いて人の顔表情を推定する – 6種類の表情を推定 • 驚き,おそれ,嫌悪,怒り,喜び,悲しみ 流れ • 表情変化量抽出部分 – 顔領域抽出 – 顔器官抽出 – 特徴点抽出 – 特徴量抽出 • 表情認識部分 顔領域抽出 • 肌色検知 – RGB表出系->YCbCr表出系 – CbとCrの値を閾値にして2値化 顔器官の抽出 • 目,眉,口の検出 • 目 – 白色と黒色のみ – 眼球は円 • 眉 – 色は黒 – 横幅は縦幅2倍以上 • 口 – 唇色(≒赤色)を検出する色抽出法 特徴点の抽出 • 特徴的な動きをする場所を追跡することに よって表情を推測する 特徴量の抽出 • 特徴点抽出で得られる特徴点の変化量を算 出する 表情認識部 • 特徴量とAction Unitを対応させることでAction Unitの3領域の組み合わせと表情との対応関 係から表情を決定する – Action Unitとは視覚的に識別可能な表情動作の 最小単位 システム構成図 表情変化量抽出部 表情認識部 顔領域の抽出モジュール 画像データ 顔領域データ 顔器官の抽出モジュール 認識 Action Unitと表情を対応 目,眉,口領域データ 特徴点の抽出モジュール 特徴点データ 特徴量の算出モジュール 特徴量データ 出力 顔表情認識 実装環境 • 使用ライブラリ – OpenCV • 使用言語 – C++ or Java • 使用マシン – MacBookAir スケジュール 12月上旬:OpenCV環境構築&基礎知識獲 得 12月中旬:顔領域の抽出 12月下旬:顔器官の抽出 1月上旬:特徴点の抽出 1月中旬:特徴量の算出 1月下旬:表情認識部 まとめ • 感情推定システムを作成する上での主要素 である顔表情認識を実践し基本6表情の認 識を実践してみる ご静聴ありがとうございました! これからの研究 • 感情推定システムの作成 – 表情認識から感情推定してみる – その人の状態・その場の状況などの変数も組み 合わせてみる ノンバーバルコミュニケーション • メラビアンの法則 – 限定された状況下では 言葉がメッセージ伝達に占める割合は7%,声 のトーンや口調は38 %,ボディーランゲージ55 %であった ノンバーバルコミュニケーションで感 情をとる手法 • 顔表情によるコミュニケーション – 表情 – 視線 • 声によるコミュニケーション – 大きさ、高さ – トーン • 動作によるコミュニケーション – ジェスチャー – 腕の動かし方 – 立ち振る舞い方 • 雰囲気 – その場の状況 – その人の状態 目的 • 機械が人間の感情をノンバーバルコミュニ ケーションを用いて理解させる 顔の上部においての特徴的な表情動作