Transcript 切り分け方法③ デモ - Microsoft

Internet Explorer 障害解析 最初の一歩
- IE のトラブルを理解する -
概要
Internet Explorer を使用中に発生するトラブルの
種類と、調査のための切り分け方法を紹介します！
(以降は IE と略称で表記します)
よくあるお問い合わせ
Web ページの表示が白画面のまま完了しない
IE が異常終了 (クラッシュ) する
目次
IE が Web ページを表示するまで
切り分けのポイント
切り分けの前提
切り分け方法① アドオンの確認
切り分け方法② 通信内容の確認
切り分け方法③ プロファイリング、デバッグ
IE が Web ページを表示するまで
Web サーバー
IE
アドオンの処理
ページを要求 (HTTP)
ページを応答 (HTTP)
HTML の解析/描画処理
リソース (画像、CSS、Script) を要求
リソースを応答
リソースを要求
リソースを応答
スクリプトの実行
スクリプトの処理
リソースを要求
リソースを応答
Web ページ
の表示完了！
サーバー
アプリケーション
の処理
IE の動作に影響する外因
ネットワーク
サーバー アプリケーション
の処理
スクリプトの処理
アドオン (ブラウザー拡張
やツール バーなど) の処理
切り分けのポイント
切り分けの前提
HTML の解析/描画処理が影響しているかどうか

最新の IE の累積セキュリティ更新プログラムの適用
切り分け方法
1. アドオンの処理が影響しているかどうか

アドオンなしモード、アドオンの管理の確認
2. ページ要求 (HTTP) に対して応答があるかどうか

通信内容 (ネットワーク トレース) の確認
3. スクリプトの処理が完了しているかどうか

開発者ツールによるプロファイリング、デバッグ
切り分けの前提
製品の既知の不具合に合致している可能性を排除
するため、最新の IE のアップデートを適用しま
しょう。
2 ヶ月に 1 回の頻度でセキュリティ更新プログラムを
公開している
Web ページからダウンロードしてインストール、また
は Windows Update 経由で適用する
Microsoft セキュリティ情報検索
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.aspx
切り分け方法①
アドオンの処理が影響しているかどうか
特定の端末のみで問題が発生する場合、なんらかの
アドオンの影響を受けていることがよく見受けられ
ます。
アドオンなしモード
IE7 以降では、[スタート] – [すべてのプログラム] – [アクセサリ]
– [システム ツール] – [Internet Explorer (アドオンなし)] で IE
を起動することにより、すべてのアドオンが無効な状態で動作します
アドオンの管理
インターネット オプションの [プログラム] タブの [アドオンの管理]
ボタンでダイアログを起動し、アドオンの有効/無効を個別に設定し
ます (IE の [ツール] メニューから直接起動することもできます)
アドオンの動作により、実際に問題が発生する例を見てみましょう。
切り分け方法① デモ
切り分け方法②
ページ要求に対して応答があるかどうか
通信内容を確認できるツール
Fiddler
 HTTP の通信内容を簡単に確認でき、通信内容を変更
してテストすることもできます
Network Monitor
 TCP/IP レベルの詳細な通信内容を確認できます
STRACE / HTTPREPLAY
 HTTP / HTTPS の通信内容を簡単に確認できるほか、
ローカル サーバーとして動作するため、実際に IE で
アクセスしてコンテンツを確認できます
Fiddler を使用して、IE の通信内容を確認する例を見てみましょう。
切り分け方法② デモ
切り分け方法③
スクリプトの処理が完了しているかどうか
IE8 では、[開発者ツール] を使用して、以下を手軽に行うこ
とができます。
HTML / CSS の内容確認、一時的な編集
スクリプトのデバッグ
スクリプトのプロファイリング
IE8 以前では、以下の拡張をインストールすることにより近い機能を利用できます。
Internet Explorer Developer Toolbar
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=E59C3964-672D-4511BB3E-2D5E1DB91038&displaylang=en
Windows Script Debugger
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=e606e71f
-ba7f-471e-a57d-f2216d81ec3d
[開発者ツール] のプロファイリング機能を使用して、スクリプト
の動作を確認する例を見てみましょう。
切り分け方法③ デモ
まとめ
Web サーバー
IE
ページを要求 (HTTP)
アドオンの処理
HTML の解析/描画処理
スクリプトの実行
スクリプトの処理
切
り
分
け
方
法
①
ページを応答 (HTTP)
リソース (画像、CSS、Script) を要求
切
り
分
け
方
法
③
Web ページ
の表示完了！
切り分け方法②
リソースを応答
リソースを要求
リソースを応答
サーバー
アプリケーション
の処理
切り分けの前提
HTML の解析/描画処理が影響しているか
どうか
 最新の IE の累積セキュリティ更新プログラムの
適用
切り分け方法
1. アドオンの処理が影響しているかどうか
 アドオンなしモード、アドオンの管理の確認
リソースを要求
リソースを応答
2. ページ要求 (HTTP) に対して応答があるか
どうか
 通信内容 (ネットワーク トレース) の確認
3. スクリプトの処理が完了しているかどうか
 開発者ツールによるプロファイリング、デバッグ
参考リソース
Internet Explorer でエラー メッセージ "Internet Explorer ではこのページ
は表示できません" が表示される
http://support.microsoft.com/kb/956196/
Internet Explorer がフリーズまたはクラッシュする
http://support.microsoft.com/gp/ie_freezes_or_crashes/
Fiddler PowerToy - Part 1: HTTP Debugging
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb250446.aspx
開発者ツールを使用したスクリプトのプロファイリング
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dd565629.aspx
開発者ツールを使用したスクリプトのデバッグ
http://msdn.microsoft.com/library/dd565625.aspx