Transcript 逆カルチャーショックは ご存知ですか？

第４９回日経インナー大会
逆カルチャーショックに密着
文京学院大学 外国語学部
西村ゼミA班
森雄輝, 原田恵介
黒澤麻理奈, 川上貴子
２００９年１０月１１日（日）
概要
１．問題提起
２．アンケート調査
３．対応策
４．現在進行中のプログラム内容
５．今後の展開
カルチャーショック
カルチャーショック
☆言語の違い
☆文化の違い
ハ
ネ
ム
ー
ン
期
＋
期シ
ョ
ッ
ク
カ
ル
チ
ャ
ー
移
行
期
安
定
期
カルチャーショック期
←
－
異文化適応サイクル
→
感
情
の
動
き
3ヶ月
３ヵ月～９ヶ月
時間→
(出所：Black&Mendenhall&Oddou 1991)
逆カルチャーショックとは？
カルチャーショック
順 応
逆カルチャーショック
大半の方は・・・
｢自分たちの文化に帰る
のだから、逆カルチャー
ショックなんてない｣
と思っているのでは？
ハ
ネ
ム
ー
ン
期
期シ
ョ
ッ
ク
カ
ル
チ
ャ
ー
移
行
期
安
定
期
帰国
日本に対しても
カルチャーショックが起こっている！
(出所：Black&Mendenhall&Oddou
窮屈感
嫌悪感
欧米
日本
実は。。。
日常生活だけでなく、
会社でも起こっている
ビジネスに
支障をきたす原因に！
会議の進め方が違う
赴任先では…
・ 討論が重要
・ 沈黙はＮＧ
・ 積極的な意思表示
日本では…
・ 結論が決まっている
・ 沈黙が当たり前
・ 強い主張は敬遠されがち
帰国後、会議の違いに馴染めず、孤立
高コンテクスト
高コンテクスト
1. 日本
2. 韓国
3. サウジアラビア
・
・阿吽の呼吸
・文脈から相手の意思を
読み取る
・
・
12. オランダ
低コンテクスト
13. ドイツ
・言葉による意思疎通
14. スイス
・Yes ／Noをハッキリする
低コンテクスト
日米のビジネス文化の違い
米国
個人主義
日本
短期的
集団主義
長期的
（出所：http://www.geert-hofstede.com/hofstede_united_states.shtm
精神的なストレス
モチベーションの低下
生産性の低下
時間の無駄 経費の無駄
逆カルチャーショックによって
企業に不利益が！
逆カルチャーショックの
軽減
期間短縮
できないだろうか？
アンケート実施
• 対象者
３０代から６０代の
海外赴任経験者
• 実施期間
8月から9月
• 回答者数
63人
アンケート項目
・逆カルチャーショックを知っていますか？
・赴任先でカルチャーショックを経験しましたか？
・帰国後、逆カルチャーショックを経験しましたか？
・赴任のための研修または訓練はありましたか？
・帰国後、日本住宅の狭さに苦痛を感じましたか？
・帰国後、配属された部署に満足しましたか？
・経験やノウハウを十分に生かせていると思いますか？
・会社での逆カルチャーショックに対する研修は
必要と思いますか？
逆カルチャーショックの認知度
知らない
逆カルチャーショックを感じたか
感じた
逆カルチャーショックを感じた人の回答
逆カルチャーショックがあった人の回答
平均値
標準偏差
1. 満員電車に苦痛を感じた
4.33
.985
2. 赴任先を懐かしく感じた
4.18
1.079
3. 社内の周囲の人と温度差を感じた
3.82
1.662
4. コミュニケーションに戸惑った
3.64
1.567
5. 日本住宅の狭さに苦痛を感じた
3.64
1.502
逆カルチャーショックを感じなかった人
逆カルチャーショックにあわなかった人の感じた
平均値
標準偏差
1. 海外経験やノウハウを生かせている
3.94
.966
2. すぐに日常生活に慣れた
3.91
1.071
3. 配属された部署に満足した
3.79
1.023
4. 仕事にやりがいを感じた
3.76
.751
5. 周りに相談できる人がいた
2.90
1.081
カルチャーショックにあった人 記述
1. その国文化を知らなかった
2. 人の性質
3. 仕事に対する考え方のギャップ
4. 仕事内容
5. 会社と個人の関係
6. 言語
カルチャーショックにあわなかった人
カルチャーショックがあわなかった人の特徴
平均値
標準偏差
1. 赴任先は楽しい
4.48
.928
2. 通勤が楽だった
4.38 1.024
3. 赴任先のライフスタイル
4.33
.730
4. 現地交流が楽しい
4.24
.768
5. 現地の食事が好きだった
3.71 1.007
カルチャーショックにあわなかった人 記述
 文化を理解していた
 派遣前に下調べをした
 順応力があった
 会社のサポートがあった
 周りに日本人が多かった
 環境がよかった
逆カルチャーショックを感じたか
感じた
カルチャーショックを感じたか
逆カルチャーショックを感じたか
カルチャーショックにも
あわなかった人
カルチャーショックにも逆カルチャーショックにもあわなかった人の
カルチャーショックにあわなかった理由
回答
赴任先は楽しい
現地交流が楽しい
赴任先のライフスタイル
通勤が楽だった
現地の文化を楽しんだ
周りに日本人が多かった
日本食が主な食事
現地の食事が好きだった
日本語が主な言葉
平均値 標準偏差
4.53
.662
4.29
.629
4.26
.898
4.15
.925
3.85
.968
3.79
1.111
3.65
.849
3.53
1.051
3.38
.853
学生アンケート
• 対象者
文京学院大学 外国語学部 学生
海外留学経験（短期・長期）がある学生
• 回答者数
36人
• 実施日
９月２８日～10月5日
アンケート項目
・逆カルチャーショックを知っていますか？
・留学先でカルチャーショックを経験しましたか？
・帰国後、逆カルチャーショックを経験しましたか？
・赴任のための研修または訓練はありましたか？
・逆カルチャーショックは解決していますか？
・逆カルチャーショックの対応策はありましたか？
逆カルチャーショックを感じたか
感じた
カルチャーショックを感じたか
感じた
逆カルチャーショックの対応策
•
•
•
•
•
時間が解決する
文化を理解する
日本の文化を好きになろうと努力する
海外に行かない
出国前のライフスタイルに戻す
ビジネスパーソンのアンケートから
現地での適応力が
カルチャーショックや
逆カルチャーショックを
克服する鍵
カルチャーショックを
感じない人は
逆カルチャーショックも
感じない
適応力
留学予定の学生に対し、
適応力を身に付けるための
マニュアルが必要なのではないか
パンフレット内容は？
どうすれば適応力をつけられるか
アンケート(ビジネスパーソン版)にまた目を向け
てみました
1.郷に従え精神を持つ
2.自分から話しかける
3.前向きに向き合う努力をする
4.異文化交流を積極的に行う
5.自分自身に自信を持つ
文京学院大学にある
国際交流センターとコラボ