1 - 青葉テクノソリューションズ

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ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフトの開発
ー 安全なリハビリテーションに向けて -
青葉テクノソリューションズ
発表者 : 藤 伸一郎
東北文化学園大学リハビリテーション学科
藤澤宏幸 武田涼子 村上賢一
仙台市産業振興事業団 FWBC推進本部
吉村洋 安彦滋夫 名古屋聡
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
説明の概要
1.はじめに
2.開発の経緯
3.装置の概要
4.今後の課題
5.まとめ
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
1.はじめに
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
リフト利用歩行訓練の例
残
存
能
力
免
荷
力
体
重
フィンランド健康福祉
センター 提供
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
開発の目的
リハビリテーションにおける課題
・ 転倒リスク
・ 介助者の 心理的疲労と身体的負担
(腰痛・関節痛などの身体的症状も)
・ 運動療法の安全 を確保し
・ 介助負荷軽減 を実現する
支援法・仕組が必要
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
開発の目的
免荷リフト
リハビリ用途
部分介助
(免荷)
自発的運動を促進
・転倒防止
・広い用途
・操作簡便
・高信頼性
・外観印象
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
2.開発の経緯
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
トイレ動作支援
平成18年
8月
平成19年
3月上旬
3月下旬
5月
9月
平成20年
5月上旬
5月下旬
7月
9月
平成21年
9月
11月
12月
平成22年
2月
7月
開発の経緯
リハビリテーション支援
立位保持補助装置開発前の事前調査実施
立位保持補助装置1号機試運転
1号機東北文化学件大学へ移設・試験運転開始
1号機特別養護老人ホームAへ移設・使用開始
1号機の使用感調査
立位保持補助装置2号機試運転
2号機特別養護老人ホームAへ移設・使用開始
立位保持補助装置 特許出願
2号機の使用感調査
全国・宮城県の老人保健施設対象に市場調査実施
立位保持補助装置3号機試運転
3号機リハビリテーション病院へ移設・使用開始
3号機の使用感調査
立位保持補助装置4号機(リハゲート)試運転
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
1号機
特養施設でのトイレ介助
開発の経緯
3号機
リハ病院での歩行練習
2号機
特養施設での
操作練習
3号機
リハ病院での立上りと立位保持練習
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
3.装置の概要
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
装置の概要
リハビリ アシスト リフト 「リハゲート」の
基本仕様
許容荷重
免荷荷重
免荷精度
昇降範囲
吊上速度
転倒防止
操作性
外観
動力源
運転音
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
最大 100kg
最大 30kg
±2.5kg
1.2m
0.5m/秒
落下距離5cm以内に停止
簡便
柔和
家庭用電源(単相100V)
50dB以下
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
高信頼性
強度設計
装置の概要
:免荷リフトは安全規格未制定
:エレベーター構造規格に準拠
1.シーブ直径とワイヤー直径との比は、36以上
2.許容荷重は、ワイヤー破断荷重値を 8で除した値以下
条件
強度検証
・昇降範囲が 13m以下
・吊上速度が 0.75m/秒以下
・許容荷重が 320kg以下
:公設試験場での認証
・ワイヤ破断強度測定
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
装置の概要
リハビリテーションへの活用
一連動作がスムーズに
ハーネス着用
起立・着席動作
立位バランス
歩行訓練
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
ハーネス着用
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
起立・着席動作
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
立ち上り時の転倒
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
立位バランス
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
椅子の乗換
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
立位からの転倒
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
歩行訓練→転倒
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
4.今後の課題
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
今後の課題
試供・展示会・学会での評価
1.肯定的意見
・高齢化社会において、必要な装置
・転倒防止装置があり、安心
・操作が簡便で容易
・ハーネス装着が簡単で楽
2.改良を求める意見
・装置が大きすぎる
・壁に囲まれ、閉塞感がある
・ハーネスのあたりが痛い
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフト
今後の課題
1.ハードウェアの完成度向上
試供・展示会出展
⇒
提示された問題の解決
2.利用法(ソフトウェア)の構築
積極的な施設へ試供
⇒
共同開発
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
5.まとめ
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
転倒防止付免荷リフトの開発
ー 安全なリハビリテーションに向けて -
・免荷リフトのリハビリテーション効果が注目
されているが、安全確保は万全ではない。
・介護現場を転倒リスク負担から開放する
転倒防止機能付免荷リフト を開発した。
・広い普及の為には、効果的利用法の開発
が必要である
ジェロンテクノロジーフォーラム2010
Special Thanks
仙台フィンランド健康福祉センター
平成21・22年度ビジネス開発委託事業