Transcript 筑波大学衛星と教育との関わり

筑波大学衛星と教育との関わり
筑波大学 保田敦司
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
2015/08/22
自己紹介
保田 敦司（やすだ あつし）
筑波大学
理工学群 物理学類 3年
 筑波大学「結」プロジェクトに所属
筑波大学の人工衛星開発プロジェクト
 衛星の電源系・広報を担当
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
2015/08/22
アジェンダ
•
筑波大学「結」プロジェクトとは
•
筑波大学衛星における教育
•
筑波大学「結」プロジェクト衛星
•
今後の展望
•
総括
3
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
2015/08/22
筑波大学「結」プロジェクト
筑波大学の人工衛星開発プロジェクト
•
•
•
•
•
筑波大学大学院 構造エネルギー工学専攻
宇宙開発工学学域 所属
2011年3月プロジェクト発足
UNISEC加盟団体
2014年2月28日種子島より筑波大学初の
人工衛星「ITF-1」打ち上げ
現在は2号機「ITF-2」を開発中
筑波大学の学生であれば誰でも参加
工学系だけでなく幅広い分野から参加
（工学・物理・情報・メディア）
• B1からM2まで18名が所属
•
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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筑波大学衛星における教育
衛星開発を通した教育
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衛星を利用した教育
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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筑波大学衛星における教育
衛星開発を通した教育
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衛星を利用した教育
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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筑波大学「結」プロジェクト衛星
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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筑波大学衛星「ITF-1」
筑波大学「結」プロジェクト開発
• 筑波大学初の人工衛星
• 打ち上げ 2014年2月28日
• H2Aロケット相乗り
• 愛称： 結 （ゆい）
• 寸法： 109×102×130.5 mm
• 重さ： 1.235 kg
• 運用軌道： 高度400 km
• 軌道傾斜角： 約65°
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筑波大学衛星「ITF-1」
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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筑波大学衛星「ITF-1」
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
2015/08/22
「結」ネットワークの構築
②
Received!
Report!
Received!
Hello! This is YUI!
①
③
I’m healthy!
How is she?
From London
Where is she…?
From Tokyo
11
④
Share!
She is healthy!
From California
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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「結」ネットワークの構築
Hello! This is YUI!
①
I’m healthy!
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• ア マ チ ュ ア 無 線 (430MHz 帯 ・
144MHz帯)を使用
• 高度400 kmで世界中を周回
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「結」ネットワークの構築
②
Received!
Received!
世界中の人々が電波を受信可能
年齢
13
国
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
地域
2015/08/22
「結」ネットワークの構築
•
•
受信した情報を報告してもらう
参加しやすさ・簡単な受信報告
を求めて...
Report!
③
イベント
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簡易手作り
アンテナ
スマホ用
アプリ
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
Share!
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「結」ネットワークの構築
• 報告者同士の交流の場をインターネット上に提供
• 衛星の電波受信という体験を共有する人々相互
のネットワーク構築
• ネット上のみならず現実の交流への発展も期待
How is she?
From London
Where is she…?
From Tokyo
15
④
She is healthy!
From California
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
2015/08/22
「結」ネットワークの構築
②
Received!
Report!
Received!
Hello! This is YUI!
①
③
I’m healthy!
How is she?
From London
Where is she…?
From Tokyo
16
④
Share!
She is healthy!
From California
「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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効果的な宇宙教育にするためには
無制限型
年齢，知識，機材に関わらず誰もが衛星との相互通信が可能
参加型
CubeSatに関わりの無い人々を，衛星に関わりのある活動に
参加してもらう
交流型
衛星からの信号受信経験のある人同士の交流の促進
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効果的な宇宙教育にするためには
1. 無制限型
「結」ネットワーク
CubeSat
CubeSat
Engineer
Engineer
Ham operator
一部の人々のみ衛星と通信
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Ham operator
People
誰もが衛星の電波を受信
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効果的な宇宙教育にするためには
2. 参加型
CubeSatと関わりのある活動への参加促進
科学への興味・関心，理科教育，アマチュア無線の普及
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「小型衛星の科学教育利用を考える会」
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効果的な宇宙教育にするためには
3. 交流型
長所
短所
Participant
Ham operator
CubeSat
Participant
Ham operator
Ham operator
Participant
Ham operator
アマチュア無線
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Participant
受信体験イベント
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効果的な宇宙教育にするためには
3. 交流型
改善
CubeSat
Participant
Participant
Participant
Participant
参加者同士の交流の促進
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ITF-1の後継機「ITF-2」
筑波大学「結」プロジェクト開発
• 大きさ：10 cm3
• 重さ：約1.3 kg
ミッション
ITF-2 EM
1. 「結」ネットワークの構築
2. 超小型アンテナの動作実証
ITF-2 FMイメージ図
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3. 新型マイコンの動作実証
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ITF-2での「結」ネットワークの構築
「結」ネットワークの拡張
音声・画像
アプリ開発
国際化
etc…
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ITF-2の開発
平成26年9月26日
ITF-2
平成28年度上期打
ち上げ機会「きぼう」
放出超小型衛星（無
償の仕組み）に選定
“「きぼう」での実験”．JAXA 宇宙ステーション・きぼう 広報・情
報センターhttp://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/140926_cubesat.html
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ITF-2の開発
平成28年度上期打ち上
げ機会「きぼう」放出衛
星枠選定
衛星引き渡し
(2014年9月)
(2016年)
ISS「きぼう」
から放出予
定(2016年
上期)
エンジニアリング
モデル・フライト
モデル製作
(現在~2016年)
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総括

筑波大学衛星のメインミッション「『結』ネットワークの
構築」と教育の関わりについて紹介

来年度の打ち上げに向けてITF-2開発中

「『結』ネットワーク構築」達成に向けて，今後は各地
の団体・学校と協力体制を築きたい
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