システム編 - 佐賀県公立小中学校事務研究会

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Transcript システム編 - 佐賀県公立小中学校事務研究会

佐賀県版学校事務の
グランドデザイン
平成25年10月18日
佐賀県小中学校事務研究会
研究開発部グランドデザイン研究班
変革の時代
混迷の時代
国際競争の時代
学校を取り巻く環境も日々変化
学校が抱える課題は山積み
『危機管理問題』・『いじめ問題』など
喫緊の課題
学校事務のあり方が
問われている
組織の一員として課題に対応
学校教育目標に向けて努力
新しい時代の中・長期的
な学校事務の全体構想
学校事務職員の将来構想、
長期的な全体計画
新しい時代に対応した質の高い
学校事務の実現
ねらいは
★新しい時代の学校事務のあり方・学校
事務職員像の明示
新しい学校事務の構築と
学校事務職員の資質能力の向上
平成24年10月
佐賀県版グランドデザイン
(Ver.1.0)発表
Ver.1.1 へ改定
求められる学校の姿
質の高い教育の提供
明確な教育目標
・基礎的な知識・技能の定着と自ら学び
考える力の育成
・「豊かな心」・「健やかな体」の育成
・子ども達の「生きる力」を育み、保護者
や地域住民に信頼される学校
『子どもたちの豊かな育ちを保証する学校』の
円滑な運営を組織の一員として共に担う
学校事務職員の資質向上
質の高い学校事務の提供
質の高い教育の保証
子どもの豊かな育ちと学校運営の支援
「個」と「組織」
学校事務の使命
組織の一員として教育目標
を共に達成すること
教育活動と一体的な業務遂行
「個」と「組織」
学
校
一人で学校事務
を担当
学校運営支援室
複数校の業務を、
一定人数で組織
的に遂行
学校事務職員の年代間格差の解消のた
めの支援
単独校での取り組みより組織として取り
組んだ方がよい課題
解消するためには?
個として
組織として
『教育理解』
『積極性』
『経営的視点』
全県下で実施
されている
共同実施
個人の
グランドデザイン
共同実施の
グランドデザイン
学校における
「個人」を
グランド
デザイン
する
なぜ「個人」のグランドデザインが必要か?
○学校事務職員の単数配置
考え方や関わり方の違いによる
職務レベルでの個人差
○採用一元化、活発な人事異動
知事部局職員のノウハウによる
学校事務の活性化
反面・・・
学校現場経験の少ない職員の増加
学校事務職員のあるべき姿について
共通した認識が必要
キャリアアップのための・・・
教育理解
積極性
経営的視点
ステップアップ
ポイント1
キーワードごとに職名に応じた身に
付けておくべき能力の提示
注
主事段階から学校経営に関わるといった
高い意識は必要
目指す能力の提示
定期的な確認
「自分は到達できているか・・・」
ポイント2
基本的スキルを身につけながら、
キャリアアップのための能力も身につける
NG!
基本的スキルを達成したあとキャリア
アップを身につけよう
研修例として・・・
平成20年度研修体系研究班発表
「学校事務職員の体系的研修について
(資質向上をめざして)」を例示
「見る・聞く・知る」によって学校事務職
員の土台を作る
『定型職員』
自分なりに学校事務職員としてどのように
関わり、課題解決ができるか考えることが
できる
『専門職員』
業務改善や課題解決のために自分なりに
考えてきたことを整理し、積極的に上司や
教職員へ提言する
『企画職員』
管理職として行動し、教職員及び保護
者等との調整役・広報役を務め、また
共同実施組織と市町教育委員会との連
携を図る
『管理運営職員』
市町を超えた広域的な学校事務の向上
を目指し、地域の指導及び調整役を務
め、全県的な連携・PR活動を行う
『統括職員』
土台となる5つの柱
教職員としての資質
法令遵守
など
協調性
責任感
使命感
専門事務能力
事務処理力 情報処理力 財務管理
力 危機管理力(リスク管理) など
調整力
学校区連携・交渉力 説明責任・透
明性 コミュニケーション力 など
学校経営・企画力
組織力発揮のための能力
信頼性
行動力
企画立案
など
リーダーシップ
改革力
人材育成
判断・
など
【図2】
教職員として
の資質
主
事
副
主
査
専門事務能力
担当業務を法的根
拠を基に正確・迅速
に処理
担当業務の工夫・改
善
教 職 員 と し て 関連業務への取組
責任と使命感 専門性の習得
調整力
学校経営
企画力
教職員とのコミュ
ニケーション
報告・連絡・相談
を密に行い、円滑
な人間関係
タイムマネジメント・
セルフマネジメント
能力から上司の信
頼を得る
組織力発揮
のための能力
(
※『5.「共同実
組織マネジメント能
学校目標達成の
施」をグランド
事
力
ため校内調整を
デザインする』
主務
学校目標達 成 ・ 課
で説明
査主
行い、対外的な連
題解決のための企
幹
学 校 内 の 事 務 全 般 絡・説明
画立案
を把握し、教職員へ
校内や市町全体
管 理 職 と し て 指導助言
戦略的マネジメント
を視野に入れた
事 の立場や責任
能力
調整
務
突発的課題に臨機
長 学校事務職員
対外的にも信頼
を育成する
応変に対応
ある対応
支援室の連携を図
広域を把握でき 県内の状況を把握し、
地 域 内の 学 校 事務
り
、
全
県
的
に
標
準
統 る視野を持ち、 地域全体の専門事務
職 員 の資 質 向 上の
括 学 校 事 務 職 員 能 力 向 上 の た め 、 支 化 さ れ る よ う 学 校 た め に 研 修 体 系 を 共同実施を超
事務全体の連携に
えた組織力作り
事
の
資
質
向
上
の
援室長へ指導助言を
確立する。
務
繋げる。県・市町教
を目指す。
長 ために研修を行 行うことができる力量 委 、 校 長 会 等 と の 学校事務ガバナンス
う
を持つ
の確立。
連携を図る。
)
(3)キャリアアップのための3つのキーワード
教育理解
・子どもとの関わり、教員との信頼関係
・子どもの様子から学校改善に向けた
実践
・各種委員会への参加を通し、予算や
施設設備面からの改善
など
教育理解
~主事の行動のポイント~
★
子どもとの関わり
★
教員との信頼関係
具体的行動例
●子どもの登下校・遊び・掃除などの様子を観察する
●積極的に子どもや教員へ声かけをする
●学校行事等へ参加し、子どもとの関わりをもつ
●授業を見学する
●自校の学校教育目標を理解する
教育理解
~副主査の行動のポイント~
★
教育課程等に触れ、
子ども目線で課題発見
★
予算面からの課題解決策や
教育活動支援
具体的行動例
●子どもの様子を観察し、子どもの思考・行動を理解
する
●子どもと関わりを持つことで課題を発見し、教育活
動支援策を考える
●教育課程に触れ教育活動に必要な教材や環境などに
ついて教員とともに検討する
教育理解
~主査(事務主幹)の
行動のポイント~
★
学校教育目標達成のための企画立案
具体的行動例
●学校教育の費用対効果について考え支援・提案を
行う
●学校行事等に企画運営の段階から関わっていく
●予算などの学校資源を教育課程とリンクさせ、教員
に提案する
教育理解
~事務長の行動のポイント~
★
学校と市町教育委員会(行政)・地元住民
との調整による改善・改革
具体的行動例
●子どもの活動に対して、教育職員と行政職員という
両視点から課題を捉え改善を行う
●学校行事や児童生徒の諸問題に関して、学校と市町
教育委員会(行政)・地元住民との調整役を担い、
改善・改革に取り組む
●教育課程編成に参画し、改善・改革に結びつける
教育理解
~統括事務長の行動のポイント~
★
地域の支援室の調整による改善・改革で
教育目標を達成
具体的行動例
●県・市町教委の教育目標や教育課題と
地域内の学校や支援室の課題を関連付けて、
その課題を改善するための目標を設定する。
・業務に対しての高い問題意識
・学校内外への積極的な働きかけ
・知識と業務経験の蓄積により、改善策
の積極的な提案
など
~主事の行動のポイント~
積極性
★
業務遂行に対する意識づけ
★
教職員への働きかけと
関連業務への関わり
具体的行動例
●教職員に積極的に働きかけ関連業務への関わりを
持つ
●佐事研テーマ別研修などに積極的に参加し、自己
啓発に努める
●業務に関連する資料や文科省HPなどにより積極的
に情報収集する
~副主査の行動のポイント~
積極性
★
専門性を高め多くの解決策を考える
★
関連業務へのコスト意識・
業務効率化意識
具体的行動例
●教職員と積極的に話しをし、課題や改善点を検討
する
●県外事務研究大会などに参加し、先進地の情報を得
て、学校事務職員としての専門性を高める
●学校内外の情報を収集・分析し、その結果を基に、
具体的なコスト削減や業務改善策を考える
積極性
~主査(事務主幹)の
行動のポイント~
★
上司への提案
★
評価検証と前向き解決策
具体的行動例
●課題解決に向けた支援策や業務改善策を提案する
●積極的にコンピテンシー研修や組織マネジメント
研修に参加する
●収集した情報を職員に提供し、校内で共有・活用
する
~事務長の行動のポイント~
積極性
★
ビジョンを持った
プロデューサー的役割
★
解決策のため外部への働きかけ
具体的行動例
●課題解決のため、学校内外への働きかけを行う
●ビジョン達成のために新しい取り組みを積極的に
行うなど戦略的マネジメントを活用する
●成果や実績を外部に対して積極的に発信し、学校
事務をアピールする
積極性
~統括事務長の行動のポイント~
★
全県的視野に立ったビジョンを持ち、
地域をリードする
★
県教委や市町教委に対し提言を行う
具体的行動例
●明確なビジョンを持って指導を行い、支援室の
方向性の理解・認識度を深める
●支援室の実態を詳細に把握し、課題解決のために
必要があれば県・市町教委にも提言を行う
・学校全体を視野に入れた業務遂行
・地域全体を含めた課題解決
・対外的な交渉調整を行う校長のサポート
など
経営的視点
~主事の行動のポイント~
★
予算面から経営をサポート
具体的行動例
●購入した教材等が授業や諸活動の中でどのように
活用されているかを確認する
●学校評価項目や内容を理解する
●定期的な巡回で校内の現状把握をする
●各種会議に参加し学校内の実情を知る
経営的視点
~副主査の行動のポイント~
★
学校目標達成のための予算編成
具体的行動例
●法令やコスト面など専門的知識を踏まえ、提案
できる内容がないか自分なりに考える
●学校評価に基づく課題をみつけ、結果を予算編成
に反映させる
●危険箇所を把握し対策を考え実行する
経営的視点
~主査(事務主幹)の
行動のポイント~
★
経営的視点と主体的行動
具体的行動例
●予算や施設・備品などの物的資源からの改善策を
提案する
●学校評価に基づき、経営面から支援できる項目を
提言する
●教育委員会と情報交換を密接にすることで連携を
強化し危機管理を行う
経営的視点
~事務長の行動のポイント~
★
対外交渉・調整で校長をサポート
★
広い視野を持った課題解決の推進
具体的行動例
●学校運営全般について広い視野を持ち課題解決に
向けた提案・調整を行う
●経営面から、学校評価の全体評価の検証・改善を
行う
●防災対策など地域とも連携した危機管理を行う
経営的視点
~統括事務長の行動のポイント~
★ 地域への指導的立場、県教委・市町教委
に対しての立場など、教育事務所副所長の
立場で主体的に課題解決を図る。
具体的行動例
●地域や県全体を経営的視点で捉え、支援室の連携による
課題解決から全体の教育改善に繋げる
●その構造を室長にも理解させ、それに沿って取り組むよ
う指導する
●課題解決が効果的に進むような新たな枠組みや制度を考
えて、県教委及び市町教委に提言していく
◆個人のキャリアアップ表◆
教育理解
行動のポイント
自分自身の
行動目標
積極性
行動のポイント
自分自身の
行動目標
経営的視点
行動のポイント
自分自身の
行動目標
(
地域内支援室の
改善・改革で教育
目標を達成する。
全県的視野で地
域をリードする。
県教委市町教委
へ提言を行う。
教育事務所副所長
の立場で主体的に
課題解決を図る。
事
務
長
統実
括行
職調
員整
学校と行政・地域と
の調整による改善・
改革。
ビジョンを持ったプ
ロデューサー的役
割。
解決策のため外部
への働きかけ。
対外交渉・調整で校
長をサポート。
広い視野を持った課
題解決の推進。
事
主務
査主
幹
企整
画理
職提
員言
学校教育目標達成
のための企画立案。
上司への提案。
評価検証と前向き
解決策。
経営的視点を持っ
た主体的行動。
副
主
査
専
門考
職え
る
員
子ども目線で捉え
教員と共に検討。
教育活動支援や予
算面からの解決策。
専門性を高め多く
の解決策を考える。
関連業務へのコス
ト意識・業務効率
化意識。
学校目標達成のた
めの予算編成。
主
事
定 見
型・
知る
職る・
聞
員 く
子どもとの関わり。
教員との信頼関係。
教職員への働きか
けと関連業務への
関わり。
業務遂行に対する
意識づけ。
予算面から経営を
サポート。
) (
統指
括導
職・
調
員整
・
)(
(
統
括
事
務
長
・
) (
)
)
(
)
「共同実施」を
グランド
デザイン
する
一人配置による力量
の個人差
経験年数による力量
の個人差
解消するためには?
組織化
共同実施が、なぜ「組織」として
有効なツールなのか?
①事務処理の平準化による学校事務の学校間
格差の解消
②学校事務職員の人材育成
③事務処理の効率化による学校事務の質と量
を向上
④各学校の課題を組織的取組により解決
⑤情報共有や連携による迅速対応と先進的
取組
共同実施を組織として機能させるためには
共同実施
個人の役割を果たす
各個人のスキルアップ
各個人を連結させ一定方
向へ動かす制度や支援
【 図3 】
【共同実施のグランドデザイン】
組 織 力 進 化
ス テ ー ジ ア ッ プ 編
ステージ
キーワード
具 体 的 行 動
3
学校運営の支援
2
教員と教授活動の支援
1
学校事務力の向上
① 課題の共有と組織的対応策
② 課題解決・目標達成のための連携強化
① ニーズの把握
① 効率化と連携強化
③ 迅速な情報発信と積極的取組
② 教員のサポート
② 事務の平準化と標準化
④ 地元住民とともに学校をつくる
③ ICT化による校務のサポート
③ バックアップ体制の構築
④ 意識改革と資質向上
⑤ 職務標準表の具現化
組 織 力 発 揮
人 材 編
シ ス テ ム 編
職位
室員
副室長
室長
役割
担当
調整・企画
総括・管理運営
共同実施にかかる事務
職
務
内
容
●
室長の指示する事務
支援室の運営・企画・立案の補佐
支援室の運営・企画・立案
●
室長の補佐
●
支援室の総括・学校間の連絡調整
●
手当認定審査
●
事務の専決・代決
●
具
体
的
行
動
キーワード
① 管理運営能力
② 室員同士のコミュニケーション ② 室長不在時の職務の代行
② 企画立案力
③ 室長・副室長からの情報収集
③ リーダーシップ
③ 室長と室員との連絡調整
④ 支援室への貢献意識
④ 信頼関係構築
⑤ 自己意識改革
⑤ 情報収集・分析
⑥ 人材指導・育成
⑦ 外部との連絡調整
室長の責任と権限
連携
研修・支援制度
自己組織力
今後の法令等の整備
外部との連携・協力
任命権者・設置者・事務研等による
① PLAN
① 県費事務
◆ 中期・今年の目標設
定
◆ 具体的実行計画策定
◆ 協議会へ提案
◆ 階層別研修
◆ 給与情報入力・検索の
・支援室によるOJT
PC設置
・地域別の支援室連携研修
◆ 当初旅費予算の配分要望
地教委、校長会・教頭会
①
・職階別研修
と
代表との連携
・採用一元化対策など
調整ができるシステム
② DO
◆ 役割分担と協働
事務職員の指導・助言
① 室長の職務の補佐
① 担当業務の正確・迅速な処理
組織マネージメント
具
体
的
行
動
◆ 財務・情報を活用
③ CHECK
◆ 進歩状況の確認
◆ 外部者の評価と助言
◆ 計画の見直し
◆ 自己評価
室長
① 研修
・教育センター講座
② 市町費事務
② 保護者・地元との連携
◆ 能力開発研修
・専門性向上研修
・自己啓発研修
◆ 予算についての専決権
統括事務長
◆ 支援室予算の編成・
執行
② 支援
◆ 中長期予算計画策定へ
の参画
地域内支援室間の連携、 ◆ 事務長会の支援と協力体制整備
③
◆ 校納金監査を職務に規定
全県的な連携
◆ 人材育成システムの構築
④ ACTION
③ 人事など
◆ 改善策と次年度計画
◆ 協議会への報告
◆ 中期計画の見直し
◆ 支援室員の人事配置
についての事前ヒアリ
ング
④ 県教委との連携
◆ 「事務指導主事」等の設置
◆ 設置者による支援
(1)人材編
・室長の行動のポイント
・副室長の行動のポイント
・室員の行動のポイント
組
職位
役割
職
務
内
容
具
体
的
行
動
室員
担当
共同実施にかかる事務
織
力
発
人
材
編
副室長
揮
室長
調整・企画
総括・管理運営
支援室の運営・企画・立案 支援室の運営・企画・立案
の補佐
●室長の指示する事務
●室長の補佐
●支援室の総括・学校間の連
絡調整
●手当認定審査
●事務の専決・代決
●事務職員の指導・助言
①担当業務の正確・迅速 ①室長の職務の補佐
①管理運営能力
な処理
②室長不在時の職務の代 ②企画立案能力
②支援室員同士のコミュニ 行
③リーダーシップ
ケーション
③室長と室員との連絡調 ④信頼関係構築能力
③経験者からの情報収集 整
⑤情報収集能力
④共同実施への貢献意識
⑥人材指導・育成能力
⑤自己意識改革
⑦外部との連絡調整
人材編
~室長の行動のポイント~
① 管理運営能力
★
スタッフの役割を決め、
能力を引き出す
★
進捗状況を確認しながら
目標達成に導く
人材編
~室長の行動のポイント~
② 企画立案力
★
ニーズをとらえ、解決策を見出す
★
新しい経営を模索する
★
目標を設定し、具体策を示す
人材編
~室長の行動のポイント~
③ リーダーシップ
★
明確なビジョンや目標を示す
★
意欲、責任感を持つ
★
率先して行動し、室員をけん引する
人材編
~室長の行動のポイント~
④ 信頼関係構築
★
スタッフに仕事を任せる
★
対話、意思疎通を大切に
★
自ら手本となる姿勢を示す
人材編
~室長の行動のポイント~
⑤ 情報収集・分析
★
地域の会議に参加し児童生徒の
情報を得る
★
先進地の情報を収集する
★
情報を分析し、共有・活用する
人材編
~室長の行動のポイント~
⑥ 人材指導・育成
★
実務と心構えの研修を行う
★
スタッフの能力の向上
★
次期リーダーの育成
人材編
~室長の行動のポイント~
⑦ 外部との連絡調整
★
支援室間、事務研などと情報交換
★
校長会、教頭会との連携
★
県市町教育委員会、PTA、
学校区地域の理解を求める
組
職位
役割
職
務
内
容
具
体
的
行
動
室員
担当
共同実施にかかる事務
織
力
発
人
材
編
副室長
揮
室長
調整・企画
総括・管理運営
支援室の運営・企画・立案 支援室の運営・企画・立案
の補佐
●室長の指示する事務
●室長の補佐
●支援室の総括・学校間の連
絡調整
●手当認定審査
●事務の専決・代決
●事務職員の指導・助言
①担当業務の正確・迅速 ①室長の職務の補佐
①管理運営能力
な処理
②室長不在時の職務の代 ②企画立案能力
②支援室員同士のコミュニ 行
③リーダーシップ
ケーション
③室長と室員との連絡調 ④信頼関係構築能力
③経験者からの情報収集 整
⑤情報収集能力
④共同実施への貢献意識
⑥人材指導・育成能力
⑤自己意識改革
⑦外部との連絡調整
人材編
~副室長の行動のポイント~
①室長の職務の補佐
②室長不在時の職務代行
③室長と室員との連絡調整
組
職位
役割
職
務
内
容
具
体
的
行
動
室員
担当
共同実施にかかる事務
織
力
発
人
材
編
副室長
揮
室長
調整・企画
総括・管理運営
支援室の運営・企画・立案 支援室の運営・企画・立案
の補佐
●室長の指示する事務
●室長の補佐
●支援室の総括・学校間の連
絡調整
●手当認定審査
●事務の専決・代決
●事務職員の指導・助言
①担当業務の正確・迅速 ①室長の職務の補佐
①管理運営能力
な処理
②室長不在時の職務の代 ②企画立案能力
②支援室員同士のコミュニ 行
③リーダーシップ
ケーション
③室長と室員との連絡調 ④信頼関係構築能力
③経験者からの情報収集 整
⑤情報収集能力
④共同実施への貢献意識
⑥人材指導・育成能力
⑤自己意識改革
⑦外部との連絡調整
人材編
~室員の行動のポイント~
① 担当業務の正確・
迅速な処理
★
割り当てられた業務は正確・迅速に
処理
★
新しい発想をもって
人材編
~室員の行動のポイント~
② 室員同士の
コミュニケーション
★
協働を通じて刺激しあい、
意欲を高める
★
目的・目標を共有しながら
信頼関係を築く
人材編
~室員の行動のポイント~
③ 室長・副室長からの
情報収集
★
積極的に“見る・聞く”ことで
資質向上
★
疑問点はたずねて解消
人材編
~室員の行動のポイント~
④ 支援室への貢献意識
★
チームで動く意識を持って
★
他校のためにできることは何か
★
室長へのフォロアーシップ
人材編
~室員の行動のポイント~
⑤ 自己意識改革
★
従来のやり方や考え方を見直す
★
目標に向かって、責任をもって
行動する
(2)システム編
Ⅰ.組織マネジメント
Ⅱ.室長の責任と権限
Ⅲ.連 携
Ⅳ.支援・研修制度
システム編
Ⅰ.組織マネジメント
~PDCAを活用して~
システム編
組織マネジメント
①PLAN
②DO
PDCAサイクル ④ACTION
③CHECK
① PLAN
システム編
• 今年度および中期の目標を設定する
(重点目標)
• 実現に向け具体的な計画をたてる
• 計画を協議会や学校に周知する
システム編
② DO
• 役割を決め、計画に沿って協働
• 財務的視点、情報を活用して
• 目標達成に向けて解決策を提案
システム編
③ CHECK
• 室長は進捗状況を確認し助言
• 校長会等の外部に進捗状況を報告し
助言を受ける
• 計画の見直し
• 自己評価を行う
システム編
④ ACTION
• 評価をもとに改善策を検討
• 次年度計画案の周知と説明責任
• 中期計画の見直し
システム編
Ⅱ.室長の責任と権限
システム編
Ⅱ.室長の責任と権限
① 県費事務に関して
• 電算入力PCの設置を
• 統括事務長と共に支援室内の旅費予
算配分ができるように
システム編
Ⅱ.室長の責任と権限
② 市町費事務に関して
• 統括事務長・事務長に財務上の専決権を
• 支援室内の市町予算調整
• 施設改修、大型備品整備計画に参加
• 校納金の閲覧、監査
システム編
Ⅱ.室長の責任と権限
③ 人事面に関して
• 支援室内の適正な人事配置
•統括事務長・事務長と市町教育長、校長
との事前ヒアリング
システム編
Ⅲ.連 携
Ⅲ.連 携
システム編
《主に室長を中心に進める連携》
① 市町教育委員会・
校長会・教頭会との連携
• 課題や支援内容について、定期的に
協議を行う
• コミュティースクールなど新たな教育
改革のための機構改革まで見据えた協議
Ⅲ.連 携
システム編
《主に室長を中心に進める連携》
② 地元住民との連携
• 地元の人材、物資を学校に活用
• 支援室を地域の窓口に
• 学校運営協議会に参加
Ⅲ.連 携
システム編
《主に統括事務長を中心に進める連携》
③ 地域内支援室間の連携
• 統括事務長の下で、地域単位での研修
• 成功事例や課題の共有する
• 県全体の教育課題解決に向けて
• 事務長会との連携
Ⅲ.連 携
システム編
《主に統括事務長を中心に進める連携》
④ 県教育委員会との連携
• 県教育委員会内に学校事務出身者を
配置する
• 支援室の課題について協議する
システム編
Ⅳ.研修・支援制度
Ⅳ.研修・支援制度
システム編
① 研 修
《階層別研修(管理型研修)》
•室長を中心としたOJT研修
•統括事務長指導の地域での室長研修・
実務研修・初任者研修
•職名や段階に応じた研修の体系化
•学校事務未経験者への研修
Ⅳ.研修・支援制度
システム編
① 研 修
《能力開発研修(自己啓発型研修)》
•学校事務に関する専門的な研修
•知事部局のノウハウを学ぶ研修
•室長研修・副室長研修・室員同士の
意見交換等によるレベルアップ
システム編
Ⅳ.研修・支援制度
② 支 援
• 事務長会や佐事研の支援
• 研修と評価を関連付けた人材育成
システムの構築
• 佐事研内に共同実施研究班を設置
• 教育センター等に学校事務専門職員
(事務指導主事)を配置
• 設置者による支援の整備
(3)ステージアップ編
【 図3 】
組
職位
役割
職
務
内
容
具
体
的
行
動
室員
担当
共同実施にかかる事務
織
力
発
人
材
編
副室長
揮
室長
調整・企画
統括・管理運営
支援室の運営・企画・立案 支援室の運営・企画・立案
の補佐
●室長の指示する事務
●室長の補佐
●支援室の総括・学校間の連
絡調整
●手当認定審査
●事務の専決・代決
●事務職員の指導・助言
①担当業務の正確・迅速 ①室長の職務の補佐
①管理運営能力
な処理
②室長不在時の職務の代 ②企画立案能力
②支援室員同士のコミュニ 行
③リーダーシップ
ケーション
③室長と室員との連絡調 ④信頼関係構築能力
③経験者からの情報収集 整
⑤情報収集能力
④共同実施への貢献意識
⑥人材指導・育成能力
⑤自己意識改革
⑦外部との連絡調整
組
キー
ワード
具
体
的
行
動
組織マネジメント
織 力 発 揮
シ ス テ ム 編
室長の責任と権限
連携
研修・支援制度
任命権者・設置者
自己組織力
今後の法令等の整備
外部との連携・協力
・事務研による
①PLAN
①県費事務
①研修
室長
◆中期・今年の目標設 ◆給与情報入力検索の
◆階層別研修
定
PC設置
①地教委、校長会・教 ・支援室によるOJT
◆具体的実行計画策定 ◆当初旅費予算の配分 頭会代表との連携
・地域別の支援室連携研
◆協議会へ提案
要望と調整が出来るシ
修
ステム
②保護者・地元との連 ・職階別研修
②DO
・採用一元化対策など
携
◆役割分担と協議
②市町費事務
・教育センター講座
◆財務・情報を活用
◆予算についての専決
◆能力開発研修
権
統括事務長 ・専門性向上研修
③CHECK
◆支援室予算の編成・
・自己啓発研修
◆進捗状況の確認
執行
③地域内支援室間の
◆外部者の評価と助言 ◆中長期予算策定への
②支援
連携、全県的な連携
◆計画の見直し
参画
◆事務長会の支援と協力
◆自己評価
◆校納金監査を職務に
体制整備
④県教委との連携
規定
◆人材育成システムの構
④ACTION
築
◆改善策と次年度計画 ③人事など
◆「事務指導主事」等の設
◆協議会への報告
◆支援室員の人事配置
置
◆中期計画の見直し についての事前ヒアリン
◆設置者による支援
グ
組
織
力
進
化
ス テ ー ジ ア ッ プ 編
ステージ
具
キーワード
体
的
行
動
②課題解決・目
3
2
1
学校運営 ①課題の共有と
③迅速な情報発 ④地域と共に学校
標達成のための
組織的対応策
信と積極的取組
をつくる
支援
連携強化
教授活
動支援
①ニーズの把握
学校事務 ①効率化と連携 ②事務の平準
強化
化と標準化
力向上
②教員のサポート
③ICT化による校務の
サポート
③バックアップ ④意識と資質向 ⑤職務標準表の
体制の構築
上
具現化
ステージアップ編
ステージ1(学校事務力の向上)
①事務の効率化と支援室の
システム整備
◆役割分担や担当制により効率化を図る。
◆データ・情報の処理と管理の一元化
◆システム開発・導入やICT機器整備の協議
を市町教育委員会・県教育委員会と進める
ステージアップ編
ステージ1(学校事務力の向上)
②事務の平準化と標準化
◆事務量の違いを、役割配分で解消する。
平準化
◆市町間での相違を解消するため、 マニュ
アルを作成し、市町間で共有する。
標準化
ステージアップ編
ステージ1(学校事務力の向上)
③バックアップ体制の構築
◆学校事務職員不在時や臨任職員・新採者・
若年職員在籍校のバックアップ体制
◆支援室内全学校の事務処理能力の底上げ
◆経験年数の浅い職員への研修計画及び育成
ステージアップ編
ステージ1(学校事務力の向上)
④意識改革と資質向上
◆事務職員制度を取り巻く急激な変化に向き合
い、前例にとらわれない改革意識を持つ。
◆支援室内外で室員間の横の繋がりを広げ、
問題意識を持って業務に取り組み意識改革を
進める。
◆室長・副室長などが若年者を指導・支援し、
縦の関係強化による資質向上を図る。
ステージアップ編
ステージ1(学校事務力の向上)
⑤標準的職務一覧表の具現化
◆学校規模や経験年数等により取り組め
なかった標準的職務一覧表の職務について、
共同実施を利用して具現化する
ステージアップ編
ステージ2
(教員と教授活動の支援)
①ニーズの把握
◆管理職や教員が必要としている人・物・情報・
システムなどについて情報収集を行い、的確
に提供する
◆事務負担軽減などの教員等のニーズを把握し、
その改善策を計画する
ステージアップ編
ステージ2
(教員と教授活動の支援)
②教員のサポート
◆共同実施の活用による協働や事務移管により、
教員の事務負担軽減となる改善策を効果的に
実行する
◆教員との連携を強め、総務事務、学校会計
事務、学務事務、生徒情報管理など、必要性
の高いものから取り組む
ステージアップ編
ステージ2
(教員と教授活動の支援)
③ICT化による校務のサポート
◆学校のICT化を進め、教授活動をサポートする
◆予算確保のため、市町教委との折衝・調整強化
◆「校務の情報化」を進めるよう、市町教委と
協議・折衝する
◆「授業の情報化」を進めるよう、市町教委と
協議・折衝する
ステージアップ編
ステージ3(学校運営の支援)
①課題の共有と組織的対応
◆課題を支援室内、市町全体で共有し、組織的
に課題解決に取り組む
◆多くのアイデアや成功事例の共有及び、
解決策のノウハウ蓄積
ステージアップ編
ステージ3(学校運営の支援)
②課題解決・目標達成のための
連携強化
◆校長会・教頭会・市町教委等との連携を強化し、
日常的な情報交換や協議を密に行う
◆共同実施協議会を情報や意思の共有の場とし、
課題解決・目標達成の実現をめざす
ステージアップ編
ステージ3(学校運営の支援)
③迅速な情報発信
◆世の中の情勢や文科省の教育政策等の
情報をすばやく収集する
◆学校職員・地元住民へタイムリーな情報提供
を行う
◆市町のマスタープランのひとつとなるような提案
なども行い、市町教育委員会や地元住民と一体
となって実現に取り組む
ステージアップ編
ステージ3(学校運営の支援)
④地元住民とともに学校をつくる
◆学校の窓口として支援室が情報収集・発信する
◆学校区における連携を深めることで、地元住民
を巻き込んだ特色ある学校づくりの支援を行う
◆学校と保護者組織・学校区の活性化に繋がる
ような企画案を提案する
組
織
力
進
化
ス テ ー ジ ア ッ プ 編
ステージ
具
キーワード
体
的
行
動
②課題解決・目
3
2
1
学校運営 ①課題の共有と
③迅速な情報発 ④地域と共に学校
標達成のための
組織的対応策
信と積極的取組
をつくる
支援
連携強化
教授活
動支援
①ニーズの把握
学校事務 ①効率化と連携 ②事務の平準
強化
化と標準化
力向上
②教員のサポート
③ICT化による校務の
サポート
③バックアップ ④意識と資質向 ⑤職務標準表の
体制の構築
上
具現化
学校事務変革期まっただ中
しかし、学校事務職員の使命は不変