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~~~修士論文プレ発表会用資料~~~
(仮題)
本邦上場企業の多角化戦略の
変更と企業価値
2006年1月10日 IM04F011 久保直也
問題意識
 多角化戦略は企業価値に影響を与える
シナジーの存在
コングロマリットディスカウント
 しかし、多くの先行研究(特に日本)は、もっぱら多角化の状態
に着目したものが多い
• 過去の研究成果(中野・久保・吉村(2001)、中野・吉村(2004))の延長と
して、時系列的な観点にたった多角化企業の分析をおこなう。
本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から取得した情報に基づいて作成いたしておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
本資料の内容につきましては、貴社のご判断に基づき、ご活用いただきますようお願いいたします。なお、本資料の内容に関する一切の権利につきましては
弊社に帰属し、本資料の全部又は一部を弊社の承諾なしに公表又は第三者に伝達することはできませんので、貴社限りとしてご活用ください。
1
分析の概要
1
多角戦略の変化をどのようにルール化するか
多角化戦略1 多角化戦略2 多角化戦略3 ・・・
2
3
か
何
を
ど
の
よ
う
に
分
析
す
る
財
務
情
報
バ
リ
ュ
エ
ー
シ
ョ
ン
分析結果
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①多角化戦略の変化のルール化
セグメント数に着目した区分
ずっと専業、専業から多角化、
多角化の程度を上昇、または低下など
多角化の種類に着目した区分
単一業種、関連多角化、非関連多角化
もっと良い方法はないものか
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②何を分析するのか
財務比率分析
利益率、効率性、安全性、成長性など
バリュエーション
対象銘柄のプレミアム(割高)/ディスカウント(割安)を評価で
きる手法の中で
多角化企業の特性を加味した評価方法であること
他の考えうる要因を排除できていること
が望ましい。
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③どのように分析するのか
バリュエーションモデル
資産をベースとした、セグメントごとの倍率法を基本とする。
メリット
セグメントの構造を反映することができる。
分かりやすい
デメリット
適切な倍率を推定しなければならない。
→ 最尤法により安定性の高いパラメータが得られた。
そのほかの要因(成長性)を考慮していない。
→ 残差に対して2段階の回帰を行なうことで解決
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5
バリュエーションモデルの改良

基本的には、中野・吉村(2004)の手法を継承する
その上で
① 残差の分散の構造の自由度を高める
より実感にあう結果(東証一部企業は、その他上場よりもリ
スクが小さい、など)が得られた
② 残差に対する第二ステップの回帰において、第一ステップと
の整合性を高める
といった改良を加えた。
基本的にはマイナーチェンジであり、
結果だけ見るとほとんど変わりはなかった
残念!
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主な結論
日本企業は、分析期間において平均的には多角化を推進してきた。
日本企業は多角化戦略の状態に関して、市場からプレミアムの評価
もディカウントの評価も受けていない ← 先行研究の結果
同様に、多角化戦略の変更それ自体は、市場からの評価をほとん
ど受けない。
逆に、もともと市場からディスカウントの評価を受けていた多角化企
業がその後専業に転じ、プレミアムの評価を受けていた多角化企業
が多角化を推進する傾向など、市場が戦略の変更を先読みしてい
るかのような傾向が見られた。
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インプリケーション
素朴な疑問
多角化戦略の変更が企業価値に影響しないのならば、
戦略を変更に意味は無いのか?
NO!
計測されたプレミアム/ディスカウントは、利益率や成長性などの効
果を除いたもの。好業績を出すことが出来る分野には、積極的に参
入することによって、企業価値の増大を見込める。
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問題点
 イベントスタディとの比較して、今回のアプローチは本当に
意義があることか?
 多角化戦略の変更区分には、もっとよい分け方はないの
か?
 回帰にあたって、対象ユニバースを変更すると、結論が大
きくことなってしまことがある。
 基本的に1期間の分析でしかない。
 最尤法を用いるときに残差に正規分布を仮定しているが、
実際には、残差の正規性は棄却されてしまっている。
 あと2週間しかないのに、論文の本文があまり書けていな
い。
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