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突然ですが、
金政分析へのコメント
大阪大学大学院人間科学研究科
平井 啓
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これまでの戦歴
• SEFAを使った分析のPublication
– 平井 啓,坂口幸弘,安部幸志,森川優子,柏木哲夫:死生観に関す
る研究.死の臨床 23 (1): 71-76, 2000.
– 平井 啓,鈴木要子,恒藤 暁,池永昌之,茅根義和,川辺圭一,柏
木哲夫:末期がん患者のセルフ,エフィカシー尺度作成の試み.心身
医学 41: 19-27, 2001.
– 岡浩一朗・平井啓・堤俊彦 : 中年者における身体不活動を規定する
要因−運動に関する意思決定のバランス−. 行動医学研究 (印刷中).
– Morita T, Hirai K, Sakaguchi Y, Tsuneto S, Shima Y: Measuring the
quality of structure and process in end-of-life care from the
bereaved family perspectives. Journal of Pain and Symptom
Management. (in submission)
ぼちぼちがんばってます・・・
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①適合度、共通性、因子の負荷量、
最初にどれを指標にして項目選択を
すべき?
①その前に分布はどうなっているか?
例えば、1点~7点の7件法で評定値平均が6
点以上のものがある?
②偏った相関のある項目のペアはないか?
V1
V2
V3
V1
-
V2
.72
-
V3
.71
.94
-
V4
.63
.77
.76
V4
3
①分布は?
→天井効果・床効果の問題
分布の偏った項目は尺度を構成するのは不適切
②偏った相関は?
→冗長性の問題
相関が高い項目は同じ内容を測定している可能性
がある。経験的には0.8を超える相関には要注意
4
①分布は?
→「特に問題なし」らしい・・・
②偏った相関は?
→「0.70が一番高い」・・・特に問題なし
この場合は、まずは適合度をみる!
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②適合度指標は色々あるけど、どれを
すればいいのか?
参考に
③適合度はどこまで上げればいいのか?
一般的には、
カイ2乗値の有意確率>5%以上
サンプル数が大きい場合有意になる
因子構造が簡単な場合(1因子構造)は有
意にならない方がいい
あとは、当たり障りのない係数を参照する
GFI>0.9 CFI>0.9 AGFI>0.9
RMSEA<0.05 (<0.08)
個人的には項目選択では上記すべてを満たしたい
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④今回は2因子解から始めて、項目選
択をしたけど他にも方法はあるか?
(因子数を多いと、一項目の増減で他の項目がうろつく
場合がある。それを避けるための方法はあるのか?)
1因子毎にばらして項目選択をする
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複数因子で同時に項目選択のCons?
→項目選択の過程が非常に複雑
2因子構造の場合、常に2因子構造への適合性を
考慮するため
1因子毎の因子分析のPros?
→因子毎に適合する項目を確定させる
→項目の選択の仕方が簡単
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⑤どうしても外したくない項目(因子の代表
項目と考えているもの)外せと言ってくるんで
すがどうすればいいのでしょうか?
絶対落とすな!
•ある程度基準を満たしていれば、統計値の
低下を受容する(あきらめる)
•内容的妥当性の問題!
•内容的に意味がなければ分析の意味もない。
•需要項目を基準にした変数増加法による項
目選択の可能性を探る
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それでは続きを・・・
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