Windows Server 2003 のサポート

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Transcript Windows Server 2003 のサポート

mySAP Business Suite の
OS プラットフォームとしての
Windows Server 2003
マイクロソフト株式会社
SAP/Microsoft コンピテンスセンター
Agenda
1. Windows Server 2003 に投資するメリット
2. 事前検討項目
3. SAP システムの展開
4. SAP システムの運用管理
5. SAP システムの復旧
6. まとめ
1.Windows Server 2003 に投資
するメリット
Microsoft with SAP – 10 years
SAP の Windows Server サポート
過去10年間の SAP による Windows サポート
1994年 7月: Windows NT のサポート
2000年 2月: Windows 2000 のサポート
Windows 2000 Datacenter Server を含む
2001年: 64-bit Windows FCS (First Customer
Shipment) プログラム上で SAP 製品を提供
2003年 4月: Windows Server 2003 のサポート
32-bit および 64-bit, Enterprise Edition および
Datacenter Edition をサポート
1993
1994
1996
2000
2003
Windows Server 2003 のサポート
「Microsoft によるエンタープライズビジネス
への取組み10年間の集大成」 - Bill Gates
Windows 2000 Server のアーキテクチャを
そのまま引継ぎ、「枯らせた」 サーバー OS
競合他社 ERP システムに先駆け、
“Certified for Windows Server 2003” ロゴ
を取得済み
第3者テスト専門
企業である
Veritest 社に
よる徹底的なテスト
Windows Server 2003 堅牢性の向上
Windows 2000 におけるリブート要因の調査と解決策の呈示
計画外のリブート: 24%
OS: OS & ドライバの障害, 7%
• ドライバの検証ツールの改善
• ドライバのロールバック
アプリケーション: その他, 6%
• COM+ アプリケーションリサイクリング
• Windows System Resource Manager
OS: システム障害, 4%
• IIS 6 プロセス リサイクリング
• システム トレーシング
その他, 4%
• シャットダウンイベントトラッカ(SET)
• SET System State Data
ハードウェア/ファームウェア, 2%
• ホットプラグ PCI
• ホット アド メモリ
定期的メンテ
ナンス: その
他, 1%
• None
計画的なリブート: 76%
OS: アップグレード/SP/ホット
フィックス, 37%
• QFE の一括適用
• ホットパッチング
• Windows Security Push
アプリケーション:インストール /
メンテナンス, 13%
• サイドバイサイド インストール
• アイドル時にシェルをアンロー
ド可能に
OS: 構成変更,12%
• DC名変更時のリブート回
数を3回から1回に
• クラスタの構築/削除の
際にリブート不要
OS: アプリケーショ
ハードウェア /
ンのメンテナンス,
ファームウェア, 7%
ヒープの断片化: アプリケー
4%
• ホット プラグ PCI
ション障害, 1%
•
None
BIOS / ドライバの更
• ホット アド メモリ
• IIS 6 プロセス リサイクリング
新 / インストール, 2%
• None
(※) Microsoft 社内 SAP システム
(本番環境における OS 稼働率の比較)
99.956%
99.971%
累積日数
NT4 = 251 日
2000 = 721 日
2003 = 439 日
99.913%
Production % Uptime
All Servers % Uptime
(※1)ベーダ段階
の値を含む。
(※2)計画停止
時間は考慮外。
NT4 Prod
W2K Prod
WS3 Prod
全世界の SAP 全インストール(累積)に
占める Windows Server のシェア
日本の SAP 全インストール(累積)に占める
Windows Server のシェア(2002年 9月時点)
日本の SAP 導入企業 1,013 社のうち、実に
580 社が Windows ベースで SAP を稼動中
TRUE64
3.8%
OS/390
0.5%
OS/400
0.4%
MVS LINUX
0.2% 0.1%
NT/ALPHA
0.1%
RELIANT
0.1%
AIX
9.6%
SOLARIS
10.6%
HP-UX
17.3%
NT/INTEL
57.3%!
出典:SAP Japan アライアンス本部 <2003 年>
Customers & Partners Installation News
日本の SAP 新規導入(2003 年)に占める
Windows Server のシェア
Windows Server は 73.0 パーセントという
圧倒的なシェア
SOLARIS
4.3%
LINUX
2.3%
HP-UX
9.1%
TRUE64
1.0%
OS/390
0.6%
OS/400
0.5%
AIX
9.2%
出典:SAP Japan アライアンス本部 <2003 年>
Customers & Partners Installation News
NT/INTEL
73.0%
日本の SAP 新規導入(2004 年)に占める
Windows Server のシェア
依然として高いシェアを維持(73.25%)
HP-UX
6.71%
LINUX
2.03%
SOLARIS
6.71%
OS/400
0.41%
OS/390
0.20%
TRUE64
0.10%
AIX
10.58%
*All application of SAP are included in Installation.
*Deactivated installations are not included.
出典:SAP Japan アライアンス本部 <2004 年>
Customers & Partners Installation News
NT/INTEL
73.25%
(※)IA サーバーの攻勢は今後も続く
インテル® Itanium® 2 プロセッサ
Itanium® 2
プロセッサ
Itanium®
プロセッサ
最もデータ処理が必要で、可用性が求
められる分野
.18u
.18u
インテル® Xeon™ プロセッサ MP
Xeon™
プロセッサ MP
Intel®
汎用的なハイエンド・エンター
プライズ分野
.18u, .13u
インテル® Xeon™ プロセッサ
Pentium® II Xeon™
プロセッサ
Pentium® III Xeon™
プロセッサ
Pentium Pro®
.35u
プロセッサ
Intel® Xeon™
プロセッサ
.6u, .35u
ハイエンド、ミッドレンジクラスの
ワークステーション。インターネット・
インフラ、中小企業のエンター
プライズ分野
.13u
インテル® Pentium® 4 プロセッサ
Pentium®
486
1989
プロセッサ
Pentium II &
Pentium III
プロセッサ
1993 1995
1998 1999
エントリーのワークステーション。
小規模なサーバ分野。
Pentium 4
プロセッサ
.18u, .13u
2000
2002
(※)Intel プロセッサの今後の推移
~30 GHz
~2B Transistors
100,000
10,000
10,000
Transistors
(MT)
1,000
Itanium®
100
10
1
0.1
0.01
0.001
30GHz
1.8B
1,000
Pentium® Pro
100
Pentium
proc
486
386
10
286
Frequency
8085 8086
(MHz)
1
8080
8008
4004
’70
0.1
’80
’90
’00
’10
14GHz
6.5GHz
3 GHz
Itanium® proc
Pentium® Pro
Pentium® proc
486
8085
286386
8086
8080
8008
4004
’70
’80
’90
’00
「2010年….30GHz 素子, 10 ナノメータ以下の製造技術、
1テラ命令/s 性能 を2010には実現へ」 (1)
1) Pat Gelsinger, Intel CTO, Spring 2002 IDF
’10
2.事前検討項目
RAID 構成の検討
決して許されないデータのロスト
RAID 無
RAID 0
RAID 1
RAID 5
RAID 1+0
ストライプ
ミラー
パリティ付
ストライプ
ストライプ
ミラー
読込
低
高
中
中
書込
低
高
低
低
耐障害性
なし
なし
有
有
コスト
低
低
高
中
高
中
有
高
(※)RAID 方式の推奨(Windows / SQL Server の場合)
OS ページファイル: RAID 0
master, msdb: RAID 1, 5, RAID 0+1(best)
tempdb: RAID 0, 5, RAID 0+1(best)
<SID> データファイル: RAID5, RAID 0+1(best)
<SID> ログファイル: RAID1, RAID 0+1(best)
品質保証機導入の検討
システムの健全性を追求するのであれば、
どんなプラットフォーム、どんなシステムで
あっても、品質保証機におけるテストは必須
理想としては、品質保証機が本番機と全く
同一構成である事が望ましい
ストレステストも含めた事前テストが可能に
スタンバイ構成の検討
サーバー障害発生時、以下2つを両立可能
サービスの迅速な復旧(スタンバイ機)
(今後の問題防止の為の)原因究明(元本番機)
H/W 交換、S/W インストールなどの時、サービス
停止を最小限に抑える事が可能
様々な手法が存在
ホットスタンバイ
MSCS, H/W ベースのクラスタ (CI, DB)
ログオングループ機能 (DI)
コールドスタンバイ
同スペックの H/W 準備、「品質保証機」で代用
(※)サーバークラスタによる障害復旧
障害発生時の迅速な処理引継ぎ(自動または手動)
H/W, OS,(クラスタ設定した)アプリの障害などに伴う
計画外停止時間を最小化
30秒から数分程度でサービスを再開可能
ノードが切り替わった事をユーザーに意識させること無く
引き続きサービスを提供できる
CI
共有
ディスク
(CI)
(CI)
共有
ディスク
CI
DB
DB
ハートビート
元々の CI の
障害を検知後、
待機系の CI が
自動的に起動
ハートビート
クライアントが
接続するホスト
名(IP アドレス)
は従来と同じ
(※)サーバークラスタによるメンテナンス
サーバメンテナンスにあたって手動での処理引継ぎ
H/W 交換、S/W (パッチ、サービスパック含む)のインス
トールに伴う計画停止時間を最小化
手動でフェールオーバーさせながら順番に作業
共有
ディスク
②
DB
DB
CI
CI
①
①手動でのフェールオーバー
②サービス停止中にアップグレード
共有
ディスク
③
④
③手動でのフェールオーバー
④サービス停止中にアップグレード
SAN ストレージ導入の検討(1)
OS, RDBMS と SAN の連携により、業務システムに影響を与えない
高速バックアップが可能になります。
システム、データの高速バックアップ
• ハードウェアによるディスクレプリケーション機能を利用した OS, RDBMS 無停止での
ディスク切り離しによる高速バックアップ
• 瞬間的(数秒程度)なディスク切離しとバックアップ専用サーバーでのテープバックアップ
• バックアップによる業務システムのパフォーマンス影響なし
• バックアップ作業を業務システムと切り離せるので 24時間365日の運用が可能
• 複製ボリュームとトランザクションログの併用により 障害時点までのロールフォワード
2.物理的に更新データを瞬
時に反映
主ボリューム
1. OS,RDBMS
が更新データを
書き込み
SAN Storage
複製ボリューム
切り離し
※各ディスクは
RAIDで冗長化
3.ボリュームを切り離し、
バックアップ作成
4. 別サーバーにアタッチし
テープへバックアップ。
テープ
バックアップ
SAN ストレージ導入の検討(2)
バックアップしたボリュームは各種テストやテープバックアップなど、
さまざまな用途で二次利用が可能です。
複製ボリュームの2次利用
•複数の複製ボリュームによるデータの世代管理
•切り離した複製ボリュームの二次利用
•ストレステスト
•パッチ適用テスト、SAP サポートパッケージ適用テスト、設定変更テスト
•テープバックアップ
主ボリューム
複製
ボリューム
複製
ボリューム
複製
ボリューム
SAN Storage
ストレス
テスト
パッチ適用
テスト etc
テープ
バックアップ
ハードニングの検討
ネットワークハードニング
SAP システムに必要な通信だけを許可する「パケット
フィルタリング」を実施する
各ホスト毎に(Windows 標準機能の)IPSec ポリシースクリプト
を適用
(※)ネットワークのサブネット分割を行い、専用 H/W
(F/W、ルータ、レイヤ3スイッチなど)を配備
サービスハードニング
SAP システムに不要なサービスを無効化する
その他
セキュリティテンプレート(Windows 標準機能)の適用
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=8A2643C1-06854D89-B655-521EA6C7B4DB&displaylang=en#filelist
SAP サーバーへの攻撃をブロックする
だけでなく、(システム停止や事前テスト
を要する)セキュリティ修正プログラム
の適用を最小限に抑える運用が可能に。
電話回線など
Web
DMZ セグメント
RAS
Router
RAS セグメント
WWW
(社外用)
WWW
(社外用)
Fire
wall等
DNS
Mail
VPN
社内サーバーセグメント
Proxy
社内セグメント
File
WWW
WWW
(ITS
用)
(EP
WWW
WWW 用)
(ITS 用)
(EP 用)
Dire
ctory
(※)企業ネットワークにおける
ネットワークハードニング例
SAP
サーバー
セグメント
SAP
DB
DNS
Mail
ITS
EP
・・・
計画停止運用の検討
どんなプラットフォームのどんなシステムで
あっても、「健全に」運用するには、定期的な
計画停止とシステムのアップデートが重要
H/W
ドライバ、ファームウエアなど
OS, RDBMS, Web
サービスパック、ホットフィックス、セキュリティパッチ
SAP
カーネル、サポートパッケージなど
計画停止できるシステムは、運用上理想的
3.Windows Server 2003 による
SAP システムの展開
Windows Server 2003 展開機能の特徴
効率のよい、正確な展開が可能
サーバー台数が増えても、管理負荷を
抑える事ができる
セキュリティ設定の一律適用ができる
迅速なシステム復旧にもつながる
セットアップマネージャを用いた
サーバーセットアップの自動化
セットアップにあたっての入力の自動化
Windows 2003 の自動導入を行うための「応答ファイル」を作成
Windows CD-ROM の中の\Support\Tools\Deploy.cab の中の
setupmgr.exe を実行
http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/ja
pan/technet/prodtechnol/windows2000serv/reskit/deploy/part6/chap
t-25.asp?frame=true
①生成
セットアップ
マネージャ
応答ファイル
②
挿
入
④自動
セットアップ
③起動
Win 2003 CD-ROM
ADS (Automated Deployment Service)
を用いたサーバーイメージの適用
(ドライバ、アプリ導入済の)OSイメージのキャプチャ、
他サーバーへの一括展開
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver200
3/technologies/management/ads/default.mspx
ネットワーク起動可能な NIC が必要
宛先はマスターと同一 H/W 構成である必要
Active Directory は不要
① OS + 各種
セットアップ
②マスター
イメージの
キャプチャ
③ N/W 起動
④自動
セットアップ
マスター
イメージ
マスターサーバー
Windows 2003
ADS サーバー
宛先サーバー
グループポリシーを用いた
サーバー各種設定の自動化
サーバー(or クライアント)
に対する、各種設定の
自動的な適用
グループポリシー
コンピュータの構成
ユーザーの構成
設定作業の効率化
http://www.microsoft.com/
japan/windowsserver2003/
gpmc/gpmcwp.mspx
強制的な適用
必要な権限が無い
限り設定は変更不可
②電源 ON
→ AD へ接続
→各種設定の
自動適用
グループ
ポリシー、
割当アプリ
Active Directory
①各サーバー
毎に設定
内容を指定
SAP サーバーファーム
4.Windows Server 2003 による
SAP システムの運用管理
Windows Server 2003 運用管理機能の
特徴
運用担当者の様々なニーズに応えるべく、
運用機能のバラエティは豊富
使いやすく洗練されたグラフィカルベース
(GUI)
シンプルで自動化が容易なキャラクタ
ベース(CUI)
など
サードパーティのツールと組み合わせて
機能はより充実
MMC (Microsoft Management Console)
による運用管理
Windows Server における運用管理の基本
2000 からの最も重要な
運用管理ツール
UNIX にはない、ユーザ
フレンドリーなGUI
全てのサーバーを
このコンソールから
集中的に運用管理
Windows Server に
限らず、SQL Server、
SAP までも集中管理
MMC (Microsoft Management Console)
による運用管理
警告・エラー分析
デフォルトで記録されるエラーメッセージに加えて、事前に
閾値を設定
傾向分析
長期にわたって特定カウンタを計測
警告・エラー分析
傾向分析
リモートデスクトップ接続による運用管理
リモートからサーバー画面を直接操作
ライセンス無しで最大3セッション利用可能
クライアントのローカルデバイス(ディスク、プリンタなど)を
サーバーに接続可能
複数サーバー
のエントリ追加
と容易な切替
リモート管理用 Web による運用管理
Web ブラウザからサーバーを管理
プログラムの追加と削除→ Windowsコンポーネントの追
加と削除→ アプリケーションサーバー→ IIS→ WWW
サービス→リモート管理(HTML)から導入
プログラム→管理ツール→リモート管理用 Web
インターフェースより起動(https://<hostname>:8098)
初期画面
 サーバー名、DNS、
ドメイン参加の変更
 Administrator
パスワード変更
状態
 共有への接続
 サーバーシステム情報
サイト
 Web仮想サイトの制御
Webサーバー
 Webサイト定義
(権限、ログ)の管理
 FTPサイト定義の管理
ネットワーク
 DNS設定、IP設定
 TELNETサーバー管理
ディスク
 MMCスナップインの起動
 ディスククオータの設定
ユーザー
 ローカルユーザー、
グループの追加
メンテナンス
 イベントログの表示
 シャットダウン
 日付
コマンドラインによる運用管理
GUI 上のタスクの殆どが、コマンドラインからも実行可能に
タスクスケジューラと組み合わせて、運用の自動化が可能に
Bootcfg.exe
ローカルマシンのBoot.iniの表示、編集
Setx.exe
ローカル/システム環境変数を設定、変更
Clip.exe
コマンド出力結果をクリップボードにリダイレクト
Shutdown.exe
ローカルまたはリモートのシャットダウンや再起動
cacls.exe
ファイルのアクセス制御リストの表示、変更
Systeminfo.exe
システム構成情報の取得、ファイルへの出力
Choice.exe
バッチファイル実行中でのメニュー選択肢の表
示 (y,n,c)
Takeown.exe
ローカルもしくはリモートおけるファイルのアクセスを
管理者が回復
Driverquery.exe
現在インストールされているデバイスドライバの
一覧表示
Taskkill.exe
現在実行中のプロセスの表示、タスクの終了など
Timeout.exe
バッチファイルの実行を一定時間停止
expand.exe
Cab形式のファイルを展開
Where.exe
検索パターンに一致したファイルの場所を表示
Freedisk.exe
ディスク空き領域の調査、アプリケーションの
セットアップ時に利用
Whoami.exe
登録ユーザー・グループ情報、ログオンユーザーや
利用されているグループ情報の表示
Getmac.exe
ローカルもしくはリモートのMACアドレスをマシン
名を利用して表示
Eventriggers.exe
イベントログに記録されたイベントの発生により
プロセスを起動する設定の作成、削除、表示
Gettype.exe
OS種別と役割(DCかどうかなど)を表示
Eventquery.vbs
Inuse.exe
再起動時にOSが利用しているファイルを
置き換える
イベントログから抽出するイベントのタイプを設定し、
画面への表示やファイルへの出力
Eventcreate.exe
アプリケーションもしくはシステムのイベントログへ
任意のユーザー定義イベントを作成
Logman.exe
ローカルもしくはリモートコンピュータのパフォー
マンスログ、トレースログ収集開始、停止、照会、
スケジューリング、加えて定義の作成が可能
Relog.exe
パフォーマンスカウンタログから条件に沿ったデータ
の抽出、バイナリファイル形式からほかの形式
(CSV,TSV,バイナリ、SQL)への変換を実施
Tracerpt.exe
トレースログなどからリアルタイムデータを処理し、
レポート(txt形式)やCSVファイルを生成
Openfiles.exe
システム上での開かれているファイルとフォルダ
の表示、切断
Pagefileconfig.vbs
仮想メモリの情報表示、変更
Powercfg.exe
システムの電源設定を制御
Reg.exe
レジストリに対するクエリ、追加、削除、比較など
の管理
Sc.exe
ローカルもしくはリモートにおけるサービスの開
始、停止などの管理
WMI (Windows Management
Instrumentation) による運用管理
システムを統一的に運用管理するためのアプリケー
ション・プログラミング・インターフェース(API)
コンピュータシステムを統一的に管理可能
マシンやネットワークデバイスの情報を参照、操作
WMI インタフェースを経由して、
各WMI プロバイダのリソース情報にアクセス
ドメインネームシステムサーバー
ターミナルサーバー
ディスククォータ
DFS(Distribution File System) 共有
ジョブオブジェクト
ネットワーク共有の接続とセッション 他
つまり、システム管理ツールは自作可能
MBSA (Microsoft Baseline Security
Analyzer) によるセキュリティ管理
セキュリティ強度チェックツール
チェック対象:Windows(NT 4 SP4以降),
IE (5.01以降), IIS (4.0以降), SQL Server(7.0以降),
MSDE(1.0以降), Office(2000以降)
http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp
?url=/japan/technet/security/tools/Tools/mbsahome.asp
セキュリティ修正プログラム適用状況のチェック
その他様々な観点からのチェック
パスワード強度、自動ログオン、Guest の権限など
5.Windows Server 2003 による
SAP システムの復旧
Windows Server 2003 復旧機能の特徴
Windows の信頼性は向上し続けている
万一障害が生じた場合であっても、
ダウンタイムを最低限にし、可用性を
向上する復旧策は様々存在
障害復旧の基本
「前回正常起動時の構成」による起動 + 変更ロールバック
「セーフモード」による起動 + 変更ロールバック
「回復コンソール」による起動 + システムの修復
システムファイルチェッカー(sfc.exe)による破損したシステムファイルの
修復
「ファイルの署名の確認ユーティリティ」(sigverif.exe)によるドライバの
チェックと無効化
デフラグ(defrag.exe)によるディスクの断片化の解消
チェックディスク(chkdsk.exe)によるディスクエラーの修復
グループポリシーのチェックと無効化
サービスのチェックと無効化
サービスパック、Hotfix 適用による不具合解消
などなど・・・・
デバイスドライバのロールバック
デバイスドライバを更新前の状態に戻す
想定・対象となる問題・現象
更新したデバイスドライバが正しく動作しない
デバイスドライバの更新後、システムが不安定になっ
た ...
更新前に使用していたドライバを再インストール
更新前のデバイスドライバのバックアップ
<%systemroot%\ReinstallBackups>
ロールバック後の再起動は不要
ただしプリンタドライバは
ロールバック不可
ASR (Automated System Recovery) を
用いたシステムのバックアップと復元
バックアップ時は自動システム回復ウィザード
からシステム状態のバックアップ、FD へ起動
情報を保存
クラスタ環境にも適用可能
システム状態
のバックアップ
ASR
フロッピー
ディスク
ASR (Automated System Recovery) を
用いたシステムのバックアップと復元
復旧時は CD-ROM で起動し、FD を挿入、
システムファイルのバックアップを利用して
システム状態をリストア
業務データは別途リストアすることとなる
システム状態情報などを含
む
回復フロッピーディスク
OSの再インストール
Windows Server
2003 CD-ROM
システムファイルのコ
ピー
復旧完了
SAN ブートと SAN ディスク複製機能に
よるシステムの高速バックアップと復元
”SANブート”(Windows Server 2003 新機能)
Windows システムファイルを SAN に配置
SAN ストレージ機能と連携し、高速復元が可能
OSシステム
ファイルを配置
FC
内蔵ディスク無し
主DISK
バックアップは
差分更新
バックアップDISK
サーバ障害時、主ディスク物理障害
/論理障害時はバックアップディスク
よりリストア
誤更新時にも数分で前の状態に復元
操作はSANストレージ機能で簡単操作
OSはシステム更新時にコールド
バックアップ
SAN筐体
(※)システム復旧時間比較
OSレベルの障害におけるシステム復旧
高速
機能名称
追加S/W(サポートS/W)
SANブート
ストレージベンダー提供の
ソフトが必要
ASR
低速
復旧時間
NTBackup
概要
OSバックアップを
SAN機能により
HDD上に複製
OS標準機能(3rdベンダ製品 復旧時にOS領域
でサポート済)
を自動作成
OS標準機能
従来通り
(※) MPSReport による
システム情報の一括取得
(例えばサポート部門が解析に必要とする)各
種システム情報・ログの一括取得ツール
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=CEBF3C7C7CA5-408F-88B7-F9C79B7306C0&displaylang=en#filelist
サーバー上で
MPSReport を実行
Cab ファイルをサポート
部門への送信
(※) マイクロソフト・サポートオンライン
http://support.microsoft.com/
6.まとめ
まとめ
長期的視点に立てば、Windows Server と
IA サーバーに投資するメリットは大きい
注意すべき検討項目は限定的
Windows Server 2003 の豊富なプラット
フォーム機能を最大限に活用して下さい
Go to MS/SAP Solution Site !!
http://www.microsoft.com/japan/business/sap/default.mspx
2003 年/日本における SAP
新規導入(Windows)・DB シェア
Windows プラットフォームの SAP システム
において、SQL Server は「標準 DB」
INFORMIX
1.9%
SAPDB
0.6%
DB2/UDB
4.2%
ORACLE
39.8%
出典:SAP Japan アライアンス本部 <2003 年>
Customers & Partners Installation News
MSSQLSRV
53.5%
2004 年/日本における SAP
新規導入(Windows)・DB シェア
依然として高いシェアを維持(52.08%)
DB2/UDB
6.39%
INFORMIX
1.25%
ORACLE
39.03%
出典:SAP Japan アライアンス本部 <2004 年>
Customers & Partners Installation News
MAXDB
1.25%
MSSQLSRV
52.08%