Transcript 1)貿易の利益
貿易はなぜ利益を生むか 貿易によって市場はどう変わるか 貿易は私たちに何をもたらすか 貿易はなぜ利益を生むか • 商業の利益の源泉 – 利ざや=販売価格ー仕入れ価格 • 商業の利益に対するうさんくささの感情 – 何も生み出していないという批判 – 商業道徳と等価交換 – 安く買って高く売るのは非道徳的か 商業の利益の源泉 商業の利益の源泉(続) 貿易の利益の源泉 • 貿易の利益の源泉 – 安く買って高く売ることの意味を考える – 2国の通貨が異なる事の意味 • 為替・両替がない時代を考える – 相対価格と比較優位 裁定取引の発生 (数値例) 両国の織物、小麦それぞれの価格 A B 織物 20プレイン 25ヒル 小麦 1プレイン 2ヒル A 織物1枚=小麦20袋 B 織物1枚=小麦12.5袋(25/2) 貿易の利益 A 国 B 国 10,000プレイン 小麦10000袋 20,000ヒル 16,000プレイン 織物800枚 商業の有用性 • 商業はなぜ利益を生むか – 裁定取引(さや取り、Arbitrage) • 裁定取引の利益の源泉 – 市場のゆがみ • 余っているところから足りないところへ • 貿易の源泉としての相対価格差 – 絶対優位と比較優位 • 比較優位のある財を輸出 • 絶対優位と絶対劣位の国の間でも貿易は生じる 比較優位はなぜ生じるか • 技術の差 – リカードゥの比較生産費説 • 絶対優位と比較優位 • 一般的生産要素賦与率の差 – 労働、土地、資本 – ヘクシャー・オリーンの定理 比較生産費説 (数値例) 1単位生産に必要な労働量 イギリス ポルトガル 布 100人 90人 ワイン 120人 80人 イギリス 布1.2枚=ワイン1樽 ポルトガル 布1枚=ワイン1.125樽 貿易の発生 イギリス 布1000枚 ポルトガル 布1000枚 ワイン1125樽 ワイン1125樽 布1350枚 裁定取引と価格の変化 価格の変化 20↓ 20↓= 25↑ > 1↑ =12.5↑ 2↓ 相対価格の収斂 18 15= 27 = 1.2 =15 1.8 貿易の発生と生産構造の変化 • 裁定取引と価格の変化 – 裁定取引の利益の消滅 – 情報の重要性 • 貿易の利益はなくなったのか – 商人から国民全体へ • 貿易から生産構造の変化へ – 自国が比較優位を持つ財の生産に特化 • 対外依存度の上昇 要素報酬率均等化 • 要素報酬率の変化 – 相対的に豊かにある資源の値段の上昇 – なぜ人口の多い日本で高い賃金が可能か • 貿易はなぜ大切か – 世界全体としての資源の最適配分 – 無駄に使われていた資源の有効利用 • 貿易(商業)は情報が命