Transcript 池袋LRT
富山ライトレールから学ぶ LRT普及・地方鉄道再生の方策
(
株
)
ライトレール 阿部 等
http://www.lrt.co.jp
平成
18
年
8
月
4
日
1.富山ライトレールの評価
• LRT普及を先導する成功モデル – 市長が車依存からの脱却を明確に標榜 – 良質な交通サービスを実現 – 既存インフラを活用した地方鉄道再生 • 全国への普及に向けての課題 – 低額な車両の開発 – ランニングコストの低減 1
2.ご紹介するビデオ
• 北側国交相がライトレール試乗 – 4/23北日本放送のニュース – LRTを国交省としてしっかり支援 • 利用増が開業後の課題 – 4/28北日本放送のニュース – 目標3400人/日に対し昨年秋2266人/日 • ライトレール開業1ケ月 – 平日の平均5172人/日 2
3.予想外の利用となった要因
• お洒落な超低床車両の導入? • 多くの利用者の声は、 – 待たずに乗れる!! • JR西日本時代 – 昼1本/h、ラッシュ時2本/h • 富山ライトレール – 昼15分おき、朝ラッシュ10分おき 3
時刻表で 表すと、
富山(富山駅北)発 富山港線 47 52 08 23 時 富山ライトレール 5 57 6 35 53 7 14 24 35 45 55 36 01 8 05 15 25 45 57 9 14 30 45 00 10 00 15 30 45 11 11 00 15 30 45 09 12 00 15 30 45 04 13 00 15 30 45 04 14 00 15 30 45 04 15 00 15 30 45 08 16 00 15 30 45 51 26 17 00 15 30 45 32 18 00 15 30 45 13 19 00 15 30 45 20 20 00 15 45 32 21 15 45 22 15 45 23 15 19本 計 64本 4
ダイヤで表すと、
富山港線 ※途中行き違い 駅 1 ※朝夕は 2 編成(運 転 士+車掌 2 組) 転 士+車掌 1 組)が行き 来 富山ライトレール ※途中行き違い 駅 4 ※朝は 6 編成(運 転 士 6 名) 転 士 4 名)が行き 来 5
4.多くの利用を得る方策
• 思い切った仮説 – お洒落な超低床車両の導入でなく、 – 高頻度運転が最も重要 • そうだとすると、 – LRT化は本質的なことでなく、 – 高頻度運転すれば良い – できれば低コストに 6
5.与えられた課題への回答
• LRT普及・地方鉄道再生の方策 – LRTは安い車両の開発を – 地方鉄道は現行車両のまま大幅増発 • そうは言っても、 – 運転士人件費が高額で増発しにくい • 安全確保しつつコストを下げるには、 – エラー防止システムを入れた上で、 – 限定した新たな運転士免許 7