イノベーションと異文化マネジメント

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イノベーションと異文化マネジメント
第3章 競争優位の構築
コンセプト創出と文化的多様性
(p47~65)
コメント・質問・問題提起担当
文学部 文学科 英米文学専修
2年 山田麻実
コメント
この章では、前章で述べられていたコンセプトづく
りの課題を克服し、イノベーションを創出するため
には「文化的多様性の活用」が重要であると述べら
れている。文化的多様性をうまく活用できれば、異
文化シナジーのメリットを生みそれは画期的コンセ
プト創出・イノベーション創出を導く。
→サントリーの「DAKARA]やシャープの「ヘルシ
オ」を例に開発過程の一部を見ていくことで上記の
結論に至る。(異なる意見の相互作用は認知科学に
より解明)
質問1
p.48 下から3行目~2行目に「事業部は基本的に
営業や生産、研究所などから選りすぐった20代
半ばから30代の若手を中心とする少数精鋭型の
組織構造となっており、」とある。
経験豊富な40代、50代の人ではなく若者が中
心となる要因は何なのだろうか。それは経験が
邪魔をして新しい発想ができないということな
のであろうか。あるいはベテランに気兼ねして、
自由な発言ができないというのだろうか。それ
ともターゲットが若者だからであろうか。
質問2
「サントリーは、1991年から、事業部をはじめ、
研究所や工場、宣伝、デザインなどのあらゆる
セクションが、ほぼすべて社長直属となってお
り、現場の自由な発想が商品やマーケティング
戦略に結びつく」という記述がある。
現在、サントリー(食品第2位)は、食品最大手の
キリンホールディングスとの経営統合交渉を進
めているが、統合が実現しても、極めてフラッ
トな現行組織を維持することが可能なのか。
問題提起
文化的多様性を背景とした異なる考え方をいか
にしたら、効率的にコンセプトやイノベーショ
ンの創出につなげられるか