年次基金への寄付 - 国際ロータリー第2580地区

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Transcript 年次基金への寄付 - 国際ロータリー第2580地区

RI2580地区
2013-2014年度
地区ロータリー財団セミナー
ロータリー財団の歴史と概要
2013年7月
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ロータリー財団の創設者
ロータリー財団の創設者アーチ C. クランフ。
彼がどのような経歴の持ち主かご存じですか?
アーチ C. クランフ
クリーブランドRC創立会員
1912年クリーブランドRC会長
1916-17年度国際ロータリー会長
(写真提供:Rotary Images)
2
アーチ C. クランフ 生い立ち
『奉仕の一世紀 国際ロータリー物語』に
貧しい少年がロータリアンになるまでの生い立ちが
次のように書かれています。
3
貧しい幼少期
1869年にペンシルベニア州カヌートビルの貧しい家庭に
生まれ、まだ幼少の頃、両親と2人の兄はオハイオ州ク
リーブランドに移住した。
家計の足しにするために、12歳で学校を辞めて仕事に
就いた。16歳の時、クヤホガ材木会社の使い走りにな
った。自分の考えで夜間学校に入学し、1日の大変な仕
事の後、電車賃を節約するために、片道4マイルの距
離を歩いて学校に通った。
4
独学の少年が経営者に
会社の経営が危なくなった時、クヤホガ材木会社はクラ
ンフをマネージャーに昇格した。彼は会社の経営を好転
させ、米国中西部の材木業界で最も収益性の高い企業
の1つにまで発展させた。
独学の元使い走りの少年はその後、同社を購入し、さら
に銀行や汽船会社など、数々の企業の社長や副社長
に就任した。
5
1911年ロータリアンになる
1911年「材木―卸売ならびに小
売」の職業分類でクリーブランド
・ロータリー・クラブの創立会員
となった。
1912年にはクラブ会長、191617年度には国際ロータリー・ク
ラブ連合会会長を務めました。
1916-17年度国際ロータリー・クラブ
連合会理事会メンバー
『The Rotarian』1966年11月号掲載
6
社会的背景
1914~1918年
第一次世界大戦
1917年
アメリカ・シカゴに住む38歳の実業界のリーダー
メルビン・ジョーンズがライオンズクラブ国際協会を創設
「人々が地域社会をよりよくすることに能力を使えばどう
だろうか」
7
1917年アトランタ国際大会
1917年、アーチ C. クランフ国際ロータリー会長は、アトランタで
開催された国際大会で、「ロータリーが基金をつくり、全世界的な
規模で、慈善、教育、その他、社会奉仕の分野で、何かよいこと
をしようではないか」と提案しましたが、その背景には、彼の生い
立ちが影響していたのかもしれません。彼の提案は、同大会で
採択されました。
1917年のアトランタ国際大会に出席した人々
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始まりは26ドル50セント
最初の寄付は、1917年、ミズーリ州カンザスシティーロータリーク
ラブからの、26ドル50セントでした。
6年経っても基金の残高はやっと700ドルに達したに過ぎなかった
と『奉仕の一世紀 国際ロータリー物語』に著されています。
〔ご参考〕
現在では、財団への支援は飛躍的に増え、2011-12年度の寄付だけで
1億8千万ドルを上回っています。
ロータリー財団の財務報告は『年次報告書』に掲載されております。
国際ロータリーのウェブサイトからご覧下さい。
http://www.rotary.org/ja/aboutus/financials/downloaddocuments/Pa
ges/ridefault.aspx
9
初の補助金
創設から2年後の1919年、財団は初の補助金500
ドルを国際障害児協会へ授与しました。
ロータリアンだったエドガー F. “ダディー” アレンが
創設した同協会は、後に発展してイースターシー
ルズとなりました。
10
1947年 ポール P. ハリス逝去
1947年1月27日に、ポール・ハリスが亡くなりまし
た。70カ国以上30万人以上のロータリアンがロー
タリーの創始者の死を悼みました。
ポールの逝去で、寄付が国際ロータリーに相次い
で寄せられるようになり、財団は、ポール・ハリス記
念基金を設けました。
翌年の7月までに、米貨130万ドル以上が寄付され
ました。
1944年国際大会でド
ミニカ共和国の代
表からクリストバル
・コロン勲章を受け
るハリス。
モーガン・パークの
組合教会で行われ
た葬列。
11
1947年 最初の財団プログラム
1947年には最初の財団プログラムが実現されました
。それは、高等研究奨学金と呼ばれるもので、1年目
は、米国、ベルギー、英国、フランス、メキシコ、中国
の18人の若い人たちが選ばれ、他国でそれぞれの
専門分野を勉学しました。
-------------------------------------------------------------(奨学金の変遷)
高等研究奨学金→国際親善奨学金→地区補助金奨学金とグ
ローバル補助金奨学金
※2013-14年度から国際親善奨学金は全世界的に廃止されました。
12
現在のロータリー財団プログラム
現在のロータリー財団
プログラムは3種です。
ポリオ
プラス
ロータリー
財団
ロータリー
補助金
平和
フェローシップ
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ロータリー財団の使命
• 健康状態を改善する
• 教育への支援を高める
• 貧困を救済する
使命
目標
• 世界理解
• 親善
• 平和
ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態
を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済するこ
とを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるよう
にすることです。
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2013-14年度
国際ロータリー第2580地区
寄付目標に関して
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ロータリー財団への寄付
寄付の種類は3種類です。送金明細書で種別を指定します。
①年次基金寄付・・・・・・ 3年間据置、財団活動資金として使用
運用益は財団運営費
150ドル/人
②恒久基金寄付・・・・・・ 元金は積立、運用益のみを使用
③その他の寄付・・・・・・ 「ポリオ・プラス基金」や「ロータリー
平和センター」へあらかじめ使い道を
決めて寄付するもの

2010年にロータリー日本財団は公益財団法人として認定され
ました。2011年から全ての寄付が税制上の優遇措置の対象
となりました。
5
資金の流れ:年次基金と恒久基金への寄付の場合
◆恒久基金への寄付
50%
◆WF
国際財団活動資金
恒久基金
運用収益
財団
活動資金
◆年次基金への寄付
◆DDF
年次プログラム基金
運用収益
地区に還元
地区財団活動資金
3年後
50%
財団運営費
6
資金の流れ:その他の寄付の場合
◆その他の寄付
(以前は「使途指定寄付」と呼んでいましたが、現在は「その他の寄付」と呼びます。)
ポリオ・プラス基金
ポリオ・プラス事業へ
ポリオ・プラス基金への寄付金は、ポリオ・プラス事業に使用されます。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
ロータリー平和センター
ロータリー平和フェローシップ事業へ
ロータリー平和センターへの寄付金は、ロータリー平和フェローシップ事業に
使用されます。
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最後に
非営利組織であるロータリー財団は、ロータリアンを
はじめ、より良い世界を築こうというビジョンを共有す
る財団支援者の方々からの自発的な寄付のみにさ
さえられています。ご寄付は、ロータリー財団の補助
金となり、助けを必要とする地域社会に持続可能な
変化をもたらす活動に役立てられています。
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