Transcript u-Texutre:ユビキタスサービスを提供可能なボード型スマートマテリアル

u-Texture:ユビキタスサービスを提供可能
なボード型スマートマテリアル
慶應義塾大学徳田研究室 大澤亮
SPA2005
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
アウトライン
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背景・問題意識
目的
アプローチ
u-Texture
u-Textureの利用例
関連研究
今後の展望
まとめ
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
背景・問題意識
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
近年，情報科学の進歩により，ユビキタスコンピューティ
ングの技術が発展しつつある
しかし，ユビキタスコンピューティング環境を実現するため
には，生活空間に計算機器やセンサを埋め込まなければ
ならない
– 一般ユーザには困難
– テンポラリ的な配置ができない
Aware Home
SSLab
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
目的

一般ユーザでも即興的かつ容易にユビキタスコンピュー
ティング環境を実現できるようにすること
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
アプローチ

家具に計算機器やセンサを埋め込む手法がある
– ユーザは配置するだけでユビキタスコンピューティング環境を実
現できる
– 用途に特化したものが多く，形状のカスタマイズ性が低い
Smart Furniture
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
アプローチ

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家具の部材単位にセンサや計算機器を埋め込みユーザ
に提供する
ユーザはこれらの部材を組み合わせることで家具を作成
できる
無印用品
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
u-Texture
スタンド型
棚型
u-Texture
テーブル型
壁型
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
u-Textureプロトタイプ
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外寸法
– 320W × 320H × 48D
（mm）
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質量
– 4300(g)
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
u-Textureプロトタイプ

接続部
– RS232シリアルインター
フェース
– 100BASE-TX/10BASET Ethernet LAN
– 赤外線通信デバイス
– 電源
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
u-Textureプロトタイプ
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表面部
– タッチディスプレイ
– 無線ICタグリーダ・ライタ
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
基本機能
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無線ICタグの認識
– タグをつけたものの認識
– 人の認識
無線ICタグを付けたCDをu-Textureに
近づける
タグにバインドされた音楽が鳴り出す
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
基本機能
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赤外線による近接検知
– 近接するu-Texture同士で協調動作するため
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
基本機能
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地表からの傾きを検知
– 傾きを利用するアプリケーション用
– 構造を把握するため
傾きによって見える画像の傾きが変化する
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
内蔵デバイス一覧
近接検知
赤外線通信デバイス
接続検知
RS-232C シリアルインタフェース
データ通信
100BASE-TX/10BASE-T Ethernet LAN，
IEEE 802.11b Wireless LAN
傾き検知
加速度センサ
入力
タッチディスプレイ，
ISO15693 対応RFリーダ
出力
SXGA+14.1 型TFT カラー液晶ディスプレイ，
サウンドスピーカ，ISO15693 対応RF ライタ
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
u-Textureの利用例
Collaborative Table
Aware Shelf
Multi Display
Others...
Collaborative Table
Aware Shelf
Multi Display
Others...
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
u-Textureの利用例
Collaborative Table
起動可能
アプリケーション
Aware Shelf
Multi Display
Others...
Collaborative Table
Aware Shelf
Multi Display
Others...
起動不可能
アプリケーション
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
Aware Shelf
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無線ICタグを利用した物品管理システム
–
–
–
–
物品に無線ICタグを付けておく
物を置くとその物品情報を表示
携帯電話から遠隔検索
過去に物品が置かれていた履歴を使い物品のグルーピング
→忘れ物防止
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
Collaborative Table
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グループ作業用テーブル
– 作業領域の共有化

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拡大表示
タッチディスプレイを利用したデータ送受信
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
Multi Display
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複数u-Textureで協調して画像・映像を表示する．
個々のu-Textureは全体における自己位置に応じて，適
切な表示をする
– ex. 右下のu-Textureなら画像の右下を表示する
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
アプリケーション起動データフロー
ユーザ
7. Available
Application
List
10. Initiation
Command
8. Start Command
アプリケーション
Application
5. Application
Description
9. Start
6. Available
Command Application List
アプリケーション起動部
4. Structure Data
構造認識部
3. Connection Data of All u-Textures
2. Connection Data
イベント共有部
1. Sensor Data
u-Texture
センサ
Sensor
Other u-Textures
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
関連研究
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ConnecTables
– German National Research Center
Keio Univ. Hide Tokuda Lab
今後の展望
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別の機器との協調動作
– 携帯端末
– センサノード
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廉価版の考慮
– 液晶なし
– RFリーダなし
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まとめ
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即興的にユビキタスコンピューティング環境を実現可能な
ボード型スマートマテリアルu-Textureのプロトタイプを作
成し，現在さらに研究を進めている