温暖化は

Download Report

Transcript 温暖化は

校内発表プレゼンテーション
環境問題現地研究 10グループ
テーマ:地球温暖化って本当?
発表者 熊谷俊吾・片岡公平
操作者 小田島章太・菊地勝也
質疑応答 山岸理雄・池田友幸・秋葉由葵・三木樹・内田直樹・大内直輝
地球温暖化とは………
大気中に含まれるCO2、CH4、H2Oなどの気体に
は「温室効果」があり、地球の周りを覆っている。
この効果を持つガスがある為、地球全体の平均
気温は約15℃に保たれていた。
化石燃料の燃焼等の要因によってこれらの温室
効果ガスの量は増加する。ガスの量が増える
と温室効果は高まり、地球の気温が上昇する。
これを地球温暖化という。
………簡単に説明すると。
燃える物を燃やすと二酸化炭素が発生。
↓
二酸化炭素には温室効果がある。
↓
二酸化炭素が増えると温室効果が上がる。
↓
気温が上がる。
過去の気温変動
地球の気温は、過去数万年までに何度も、
寒冷な“氷期”と温暖な“間氷期”を繰り返してきた。
Q1:じゃあ、今の地球温暖化はただの間氷期ではないの?
A1:間氷期ではあります。しかし、間氷期だからという
説明では解明できないのです。
1000年間までは……?
西暦900~1300年は温暖期、
西暦1400~1800年は小氷期と呼ばれ
おだやかにも気温変動があった。
しかし、その差はおよそ1℃程度。
ここで問題なのは、氷期→間氷期の温暖化は
100年あたりで0.1℃程度の速度ということ。
今の温暖化ペースは100年間で0.74℃!
A1:これは間氷期による温暖化ではない!
出展:IPCC第三次報告書
A3:そもそも、物を燃やして二酸化炭素を排出しているのは何者ですか?
…人間です。間氷期だからといって二酸化炭素が増えるわけではない。
自然変動だけで今の気温変化はありえない。
“人間活動+自然活動”が初めて重なって今の温暖化がありえ
る。
自然要因だけでは、
観測地とモデルは大
いに異なってしまう。
人為的要因だとモデ
ルの値は観測地に
近づくが、完全では
ない。やはり自然活
動と人為的要因が
合わさって温暖化は
起こっている。
IPCC第四次報告書
Q4:このまま温暖化が進むとどうなる?
A4:これからの二酸化炭素の排出量による。
つまり、世界規模でこの削減を行えば、温暖化は激しくも穏
やかにもなりうる!
これからの未来が、5℃上昇して最悪のシナリオを描くのか、
2℃上昇に抑えられた温暖化と向き合う生活になるのかは
…
今を生きる私たちにかかっている。
温暖化で起こりえること
Q5:温暖化については分かったけど、実際に釧路では何が起こるの?
A5:そもそも、局地的な地域で何が起こるかについては予測できることが少
ない。
日本と釧路における影響
→世界平均気温は100年後に1.4~5.8℃上昇。日本ではおよそ1.07℃、
釧路では1.2℃上昇。北海道では特に冬の気温が2℃上昇するが、
夏にはあまり影響がない。また、台風の規模が拡大し北海道も通過する。
地球温暖化でおきる二次災害
→“異常小雨・異常多雨の増加”、“台風の規模拡大”、“一部植物の死滅”、“一部の
魚介類の絶滅” 、“熱波による人的被害”、“感染症を媒介する生物の分布拡大”など。
淡水の量が多くなったり、いくつかの穀物生産性が向上するという利点もある
が、二次的に起こることの損害の方が大きいと予測されている。
Q6:ところで、もし原因の二酸化炭素が無くなったらどうなる?
A6:二酸化炭素などの温室効果ガスの量が2000年
の濃度に抑えられても、 0.6℃とはいえ温度は上昇する。
温暖化は「止まらない」し、仮に科学技術の進歩で二酸
化炭素が無くなってもこのまま化学燃料に頼った生活
でいいのだろうか?
No!
自分以外の誰かがなんとかする、という考えを捨てて、
温暖化対策に一人一人が責任を持って対応をしなけ
ればいけないのだ!
温暖化対策―一人一人にできる事
二酸化炭素の排出量を減少させる為には一人一人
が意識を持たなければならない。
一人一人が二酸化炭素を減らす為にやれること、
それは
簡単にできる
ちょっとした節約
・洗顔、食器洗浄、シャワーの際など、水を流しっぱ
なしにしない
・食品を買う時は生産地に近いものを選ぶ
Q7:でも、意識を持つ人が少ないと
意味は無いんじゃないの?
・自動車は低燃費のものを選び、普段の移動には公
共の乗り物を選ぶ
・冷暖房の設定を1℃変更する
環境志向の節約を心がけることで、温暖化を抑えることができる!
A7:そう、一人の人が意識をしても効果は薄い。
しかし、大企業や行政がこの意識を
持てばそれは強固なものになる!
バイオガソリン・非化石燃料等の推奨
工場でのエネルギー利用効率の確認、改善
一人一人の活動ではできないことも 行政はできないわけじゃない
施設や会社で使用される電力の節約
歩行者や自転車利用を
推奨する小さな町作り
市民と協力しての植林活動で
二酸化炭素吸収の促進
海沿いであることを利用した
波力・風力発電を行う
釧路市では何ができる?
重要な自然環境である
釧路湿原の環境維持
ゴミ焼却時のエネルギーを回収し利
用、市民はゴミの削減に努める
一人だけでも行政だけでも変わらない。
お互いが協力し合い、温暖化の進行
を食い止めよう。
謝辞
・お世話になった方々
釧路地方気象台 次長 山内様
総務課 山根様
・参考文献
Newton 2007年8月号
IPCC第三次調査報告書
〃 第四次調査報告書
環境省ホームページ