システム設計

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研修コース
3,4共通
研修名
ITエンジニア・パーソナルスキル(エントリ)研修
システム化の流れ
-システム化の全体をつかむ-
株式会社フォイス 社員研修
研修コース
3.4共通
研修名
ITエンジニア・パーソナルスキル(エントリ)研修
株式会社フォイス 社員研修
システム設計フェーズの考え方
 システム開発におけるSEの中心的な役割は何か?
⇒システム設計
 システム設計とは?
⇒システム要件を定義し、それを実現するシステムの機
能、および構造を具体化すること
 具体的には?
⇒ユーザーのシステム要求を把握することから始まり、
システムを設計して、その成果物であるシステム設計書
をもとに設計内容をプログラマへ伝達するまで
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研修名
ITエンジニア・パーソナルスキル(エントリ)研修
株式会社フォイス 社員研修
ユーザーの検討状況との関係
 ソフトウェアのライフサイクル
企画
開発
運用
保守
 ユーザーからシステム要求を聞き出す
システム要求
ユーザー
システム設計書
SE
PG
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情報システム開発業務プロセス
⑤プログラム開発
④
ソ
フ
ト
ウ
ェ
ア
設
計
システム設計
(外部設計)
⑤
⑤
⑤
ⅲ
③
シ
ス
テ
ム
方
式
設
計
ⅱ
②
シ
ス
テ
ム
化
要
件
定
義
ⅰ
①
シ
ス
テ
ム
開
発
の
準
備
コ
ン
ポ
ー
ネ
ン
ト
設
計
(
内
部
設
計
)
詳
細
設
計
(
プ
ロ
グ
ラ
ム
設
計
)
コ
ー
デ
ィ
ン
グ
⑥
ソ
フ
ト
ウ
ェ
ア
導
入
支
援
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株式会社フォイス 社員研修
開発方法の歴史的経緯
GOTO文
1970
1985
プロセス中心
アプローチ
データ中心アプロー
チ
構造化プログラミング 1968年
エズガー・ダイクストラ
・COBOL、FORTRAN
・品質への要望が高まる
・生産性が悪い
・C言語
1990
構造化
プログラミング
2000
・処理の流れとデータ構造が分離
オブジェクト指向
プログラミング
・Java
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POA (プロセス中心アプローチ)
発注システム
請求システム
プログラム
データ
プログラム
データ
プログラム
データ
プログラム
データ
 業務プロセスや機能に着目した考え方
 処理が第一。データは付属品
(データがプログラムに依存する)
 データに不整合が起こりやすくなる
 70~80年代に主流。現在はほとんど使用しない
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株式会社フォイス 社員研修
DOA (データ中心アプローチ)
システムA
システムB
プログラム
プログラム
データ
プログラム
プログラム
 データとデータ間の関連に着目した考え方
 変化が少なく、安定した「データ」に着目した方法論
(プログラムとデータが独立している)
 処理(業務プロセス)の変更に強い
 データやデータ構造の変更に弱い
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構造化プログラミング(Structured Programming )
(Structured Programming )
A
B
連結、
順次
D
A
D
B
選択、分岐
A
反復、繰り返し
プログラムは「連結」「選択」「反復」の3つで表現できる
GOTO文が無くてもプログラムは記述できる!
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OOA (オブジェクト指向アプローチ) Object Oriented
システムA
オブジェクト
クラス
データ
名前
メソッドA
メソッドB
別の
オブジェクト
メソッドAで名前を取得
メソッドBで年齢を取得
生年月日
カプセル化:生年月日は取得できない
 プログラムとデータを一体の「オブジェクト」として扱う考え方
 DOAもOOAも本質は同じ
(DOAの場合はデータ、OOAではオブジェクトに着目する)
 継承、カプセル化、多態性などを利用し、データの品質を保証す
ることができる
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SEのシステム開発への参画
<取引構造から見た関係者の位置づけ>
システムの利用
利用者(ユーザー)
システムの構築・運用
顧客(システム部門)
システム開発・構成
要素の提供
ベンダー
従来からの取引関係
近年始まった取引関係
関係会社
(関連会社)
協力会社
(ソフトハウスなど)
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情報化中長期計画からシステム開発までのフロー
全
社
情 発注
報
化
中
長
期
計
画
個
別
案
件
の
開
発
計
画
システム開発
開
発
案
件
の
承
認
発注
要
件
定
義
発注
シ
ス
テ
ム
設
計
発注
プ
ロ
グ
ラ
ム
設
計
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ITエンジニア・パーソナルスキル(エントリ)研修
株式会社フォイス 社員研修
開発プロセスと作業内容
プロセス
作業内容
主担当
要件定義
開発するシステムの満たすべき要件を決める。即ち、シ ユーザーとシステム開発側で打ち合わせて行うが、最終
ステムの目的、機能(業務内容)、費用対効果、開発ス 的には後者がまとめて請け負うことを約束する。(上級
ケジュールなどをまとめる。
SE)
外部設計
ユーザーや周辺システムから見える部分の設計を行う。 ユーザーからの資料に基づき、SEが作業する。(中級
即ち、画面設計、帳票設計、周辺システムとのインター SE)
フェース、論理的なDBなどをまとめる。
内部設計
システムの内部構造・仕組みを設計する。即ち、プログ
ラムの詳細機能、物理的なデータベースの仕様などを
まとめる。
プログラミング
SEが主体となって作業するが、一部、プログラマに委託
することもある。
プログラムを作成する。即ち、プログラム設計を行い、実 プログラマが行う。
際にコーディングし、プログラムの単体テストを行う。
SEは適宜、アドバイスする。
サブシステムのプログラムを結合してテストする。
SEが主体となり、プログラマと強力しながら行う。
主にサブシステム間のインターフェースをテストする。
SEが主体となり、プログラマと強力しながら行う。
本番に近いテストを行う。
ユーザーが主体となり、SE(とプログラマ)が支援する。
結合テスト
システムテスト
運用テスト
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ウォーターフォールモデル
対応している
要件定義
運用テスト
品質をテストする過程
外部設計
システムテスト
内部設計
結合テスト
プログラミング
・上流工程から下流工程へ
・後戻りは発生しないのが前提
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ソフトウエア開発手法
 その他のソフトウエア開発手法
2.プロトタイプモデル
試作品を作成し、顧客との確認を取ってから進める手法
早めに意見の相違を見つけることができます。
3.アジャイルモデル
開発・テスト・設計を極短期間に反復する事で、機能を追
加していく開発モデルの総称である
依頼者の要求に柔軟に適応した開発が可能になる
4.スパイラルモデル
設計・プロトタイプ作成を行い、プロトタイプを元に
顧客からの要求の検討などを経て、さらに設計・実装を
繰り返していく手法のこと。