第36回天文天体物理若手夏の学校 事務局企画 講演パワーポイント

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Transcript 第36回天文天体物理若手夏の学校 事務局企画 講演パワーポイント

第36回 天文・天体物理若手夏の学校
2006年8月3日@パノラマランド木島平
事務局企画
<栄光へ向かって走る学生達へ>
福江 純@大阪教育大学
1 研究者をめざして
2 研究者になって
3 研究者への資質
~福江 純 半生(反省)を語る~
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小学校時代
影響を受けたもの


光文社版『鉄腕アトム』
TVアニメ『鉄腕アトム』
– 宇宙と未来のすべて
– 宇宙への限りない憧れ

アポロ11号月着陸
– ちょっと印象薄い

叔父
– 水金地火木土天海冥
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小学校時代
将来像&どんな人間だったか

“大きくなったら天文学
者になりたい”(小2)
内向的で想像力が豊
かな(∴妄想癖のある)
本や内遊びが好きなイ
ンドアライフの子ども
・・・so called 天文少年で
はなかった

– 小学館の図鑑『宇宙』
– but 土星の環
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中学校時代
影響を受けたもの




SF(小説)
コミック
アニメ
(ゲームはまだない)

アシモフ『暗黒星雲の
かなたに』
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中学校時代
将来像&どんな人間だったか

天文からちょっと浮気
– 恐竜や考古学に興味が
あった
– よく言えば、科学全体に
興味が拡がった時期


体を鍛えようと一大決
心して、弓道部に入る。
→体力の限界を感じ、
一学期であえなく退部
内向的な性格を直そう
と一大決心をして(!)、
放送部に入り直す。→
いちおう続いたが、内
向的な性格は治らな
かったw
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高校時代
影響を受けたもの

(相変わらず)SF
(相変わらず)コミック
(相変わらず)アニメ

ノンフィクション







クラーク『宇宙のオデッ
セイ2001』
ヴォークト『目的地αケ
ンタウリ』
海部宣男『銀河から宇
宙へ』
佐藤文隆・松田卓也
『相対論的宇宙論』
石原藤夫『SF相対論入
門』
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高校時代
将来像&どんな人間だったか

やっぱり天文が好き♪;
天文学へ進もうと決める
– 田舎(山口県宇部市)の
進学校で理数系
– 地学部に在籍

天文学が学べる大学:
東京、京都、東北だけ
– 全国(一部)行脚(高2)



音楽性を鍛えようとギ
ターをはじめる(脚色)
スターを見に友達と小
倉までいく(当時はまだ
コンサートなどというも
のはない)
でも、いわゆる灰色の
青春(夢のためには犠
牲にするものもある~
もてなかった言い訳?)
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大学時代
影響を受けたもの

(相変わらず)SF
(相変わらず)コミック
(相変わらず)アニメ

ノンフィクション

京都という街




小松左京『果てしなき
流れの果てに』
光瀬龍『百億の昼と千
億の夜』
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大学時代
将来像&どんな人間だったか

大学院進学は決めてい
た
– OD問題
– 4、5年は覚悟していた


計算力と駆け引き力を
鍛えようと麻雀をはじめ
る(脚色)
本はすごく読んだ
– 100冊/年
– でも
– 人生は一度きり!


勉強三昧
灰色の青春は続く(夢
のためには犠牲にする
ものもある~もてなかっ
た言い訳?)
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大学院時代
影響を受けたもの

(相変わらず)SF
(相変わらず)コミック
(相変わらず)アニメ

ノンフィクション

京都という街

ゲーム(ゲーム喫茶)



アシモフ『銀河帝国の
興亡』
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大学院時代
影響を受けたひと

指導教授(加藤正二先生)
– 雲の上の神様なので比べ
ること自体に意味がない

若手スタッフ(稲垣省吾さん)
– はるかな高みにいるので
ロックオンもできない

すぐ上の先輩(柴田一成さん)
切磋琢磨
よい師匠
よいライバル
– ずっと先を歩いているが何
とか背中を追える目標

全国の同輩
– 非常に刺激される気になる
存在
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大学院時代
影響を受けたこと

大学院(学内)
– 同世代勉強会
– 学芸会
– 宇宙会

学会・研究会(学外)
– 最前線の研究
– 全国の研究者
– 雲の上の先生と話す

天文天体物理若手夏の学校
– M1(1978年第8回夏の学校)~
OD1(1983年第13回夏の学校)
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切磋琢磨
よい師匠
よいライバル
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大学院時代
将来像&どんな人間だったか

研究者をめざしていた
– OD問題
– 4、5年は覚悟していた

M2の壁
– M1:言葉がわからない
– M2:内容がわからない
– 北海学園大学のあの教
授も、千葉大学のこの
教授も…



勉強三昧
研究三昧
ただし、就寝生活時間
とバイト時間以外
– 家庭教師(~D2)
– 塾講師(M1)
– 専門学校講師(D3、
OD1)
– 私大非常勤(OD1)
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ハングリー
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大学院時代
研究:M1

前期は:何もしていない
– 加藤先生ケンブリッジ
– 理論ゼミに参加

後期:降着円盤の振動
– 師匠が帰国
– 新しいテーマ
– 上からタナボタ
よいテーマ
タイミング
武器

相対論的降着円盤の
エピサイクリック振動
– Kato and Fukue (1980)
というseminal paperに
なった
– けど・・・・・やったことは
定式化の検算とグラフ
の作成(^^;
流体
相対論
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線形化
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大学院時代
研究:M2

降着円盤の内縁構造

– 加藤先生中心で4人
修士論文
– AGNレビュー(夏の学校)
– カーホールの場合の計算
– 論文にすればよかったか
も~
背景知識
武器を磨く
流体
相対論
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線形化2006/08/03
視覚化
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イメージ化
大学院時代
研究:D1


降着円盤モデルを考える
数値シミュレーションに手を
出す
試行錯誤
スランプ
試練の時
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大学院時代
研究:D2

宇宙ジェットモデル

– ジェット問題を考えてた
– 恒星社『銀河と宇宙』by
坂下志郎氏

降着円盤の衝撃波
太陽風型輻射圧加速
ファンネルジェット
– Fukue (1982) という
paperになる
– アイデア勝負の仕事
– D論へ
アナロジー
組み合わせ
師匠と違うこと
特異点解析
自己相似手法
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大学院時代
研究:D3

降着円盤中の衝撃波

– 変奏曲

– 観測できるかどうかは別
– 観測されればOK
– 観測されなければNG?
宇宙ジェットのモデルII
– 変奏曲
一粒で何度でも美味しく

磁気流体
衝撃波解析
共同研究
with Gaffet
起こる可能性があること
は調べる
誰もやっていないことを
やる
– 人も始めれば先駆者
– 誰も続かなければ・・・
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天文月報
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初解説記事
大学院時代
研究:OD1

降着円盤の内縁流
– 加藤先生らと共同研究
– Matsumoto et al. (1984) とい
う”すごい”論文になる

亜光速プラズマ中の輻
射流体力学
– 加藤先生らとの共同研究
– Fukue et al. (1985) というそこ
そこ(笑)の論文になる
– 個人的には充実度の超~高
い仕事だった
輻射流体
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天文月報
解説記事
大阪市立科学館
初講演
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キャリア
(あまり参考にならないと思うけど)

時代(20年前)
– 博士も少ないけどポストもない時代
– したがってOD問題は厳然とあった

研究職への就活
– ドクター時代から公募はすべて出していた
• 東大×、名大×、福岡教育大×
– 私大などにも手紙をいっぱい出していた

大阪教育大学に決まる
– 博士号はあって当たり前
(運命は仕方ないので)
– 業績リストも長い方がいい
いつでもチャンスを掴めるように、
– 後は運任せ(笑):年齢構成 力をつけて海路の日和を待とう
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キャリア
(あまり参考にならないと思うけど)



1984年(S59)助手
1989年(H01)助教授
2004年(H16)教授
– 就職後の上の結果だけ
見ると、順風満帆みたい
だけど、実は、昇進時、
いろいろありました~
– 人間ができたかもしれな
いけど、一歩間違ったら、
ひねこびたり、大学辞め
たかもしれないな~
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社会に出たら
(社会に出なくても)
心を広く持とう
人間が成長するかも
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(しないかも)
研究者として
研究

幅を広げ、深さを窮めていく
–
–
–
–
10代-20代・・・武器・道具を身に付ける
立身(30歳)・・・武器・道具を磨く
流体
相対論
不惑(40歳)・・・慣性力
磁気流体
輻射流体
天命(50歳)・・・再起動?
• 選択肢1:セミリタイア
• 選択肢2:チャレンジ(Kato、Hayashi)

表現力(はなし、え)
ツカミ
本ネタ
オチ
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数値計算
視覚化
イメージ化
デザイン化
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研究者として
人間研究

幅を広げ、深さを窮めていく
–
–
–
–
10代-20代・・・自分自身を知らない
立身(30歳)・・・自分の評価ができるようになる
不惑(40歳)・・・他人の評価ができるようになる
天命(50歳)・・・結局、何もわかっていない
未熟者であることがわかる
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研究者として
教育

教育系大学
– 講義・ゼミ・実験
• 助手のときから教授と同じ時間数・学生数
• 講義をすると自分が一番勉強になる
• (例:星の構造、Radiative Transfer)
– 教育実習関連
• 実習校訪問、研究授業参観
– 卒論
• 個別のテーマ
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研究者として
普及

講演

教科書など
ツカミ
本ネタ
オチ
– 大学向け教科書『宇宙を解く』など
– 一般向け啓蒙書
– 卒業生との共著
国語力
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研究者として
卒論・修論

最初の卒論学生の言葉
– “卒論で何がしたいですか?”
– “研究がしたいです!”

就職前 010=06+04
就職後 123=38+85(内35は学生が1st)

学生はもっとも身近な共同研究者

– 大阪教育大学、京大、阪大、神大、和歌山、筑波
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研究者として
卒論・修論

大阪的学生気質
– 遊ぶのも一所懸命、and、
学ぶのも一所懸命
– 人生を充実させる方法

学生に教えられるのは、
昔も今でも変わらない
人間力
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研究者像の夢想と現実

夢想

– 子どもの頃の科学者像
• お茶の水博士
– 大学の頃
• 研究室で研究してい
て、ときどき講義
– 大学院の頃
• 卒論指導もする
• 学会や講演もする
現実
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 人前で話すことが多い
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
• 研究室、大学
• 学会、研究会
• さまざまな会合
– 愛想を振りまく
• たまに喧嘩する
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研究者像の夢想と現実
会議・雑務

大学関連
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–

日本天文学会
–
–
–
–
–

地学専修会議
(教務問題検討委員会)
入試委員会
人事委員会
(専修主任会議)
理科講座会議
教育実習関連会議
小学校課程理数・生活系1回生担任
中学校理科課程2回生担任
教員養成課程将来計画委員会
(教員養成課程運営委員会)
教員養成課程教授会
(理事会)
(評議員会)
(天文教材委員会)
(早川基金選考委員会)
百年史編纂委員会
天文教育普及研究会など

現実
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 人前で話すことが多い
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
• 研究室、大学
• 学会、研究会
• さまざまな会合
– 愛想を振りまく
• たまに喧嘩する
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研究者像の夢想と現実
講義・講演

講義
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–


「地学II」
「天文学I」
「天文学II」
「総合演習」
「理科教育内容学」
「地学実験」
「地学野外実習」
「地学構造論II」
「宇宙と地球I」
「卒論ゼミナール」
「天文学I」
「天文学II」
「大学院ゼミナール」
“単位外講義”“単位外輪講”
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 人前で話すことが多い
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
講演
–
–
–
–
–
–
–
現実
学会、研究会
一般向け講演 5~6回/年
大学開放事業
取材、打ち合わせ
問い合わせ、相談
言いがかり、あっちの世界
進学相談、卒論相談
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
• 研究室、大学
• 学会、研究会
• さまざまな会合
– 愛想を振りまく
• たまに喧嘩する
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研究者像の夢想と現実
執筆・書類











論文
解説記事
応募書類
業績審査書類
学内書類
科研費書類
実験マニュアル
講義プリント
啓蒙書
教科書
ホームページ

現実
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 人前で話すことが多い
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
• 研究室、大学
• 学会、研究会
• さまざまな会合
– 愛想を振りまく
• たまに喧嘩する
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研究者像の夢想と現実
夜の部

加藤先生とコンパ

現実
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 人前で話すことが多い
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
• 研究室、大学
• 学会、研究会
• さまざまな会合
– 愛想を振りまく
• たまに喧嘩する
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研究者像の夢想と現実
対人・対組織 関係



論文表現の自由事件
パブリ新体制事件
セレスチア事件

現実
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 人前で話すことが多い
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
• 研究室、大学
• 学会、研究会
• さまざまな会合
– 愛想を振りまく
• たまに喧嘩する
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研究者像の夢想と現実
結論

夢想

– 子どもの頃の科学者像
• お茶の水博士
現実
– 雑務が多い
• 会議、書類仕事
– 大学の頃
– 人前で話すことが多い
• 研究室で研究していて、とき
どき講義
– 大学院の頃
• 卒論指導もする
• 学会や講演も少しする
• 専門講演(学会、研究会)
• 一般向け講演
– 文章を書くことが多い
• 論文・解説記事、本
• さまざまな書類
– 酒を呑むことが多い
研究教育職はサービス業であり、
• 研究室、大学
研究者はロールプレイを期待されている。
• 学会、研究会
• さまざまな会合
その状況が楽しめないとしんどい。
– 愛想を振りまく
楽しむべし! • たまに喧嘩する
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研究者の資質
ライトスタッフ

内的条件(性格ともいう)

– 強い好奇心(知的飢餓)
– 飽くなき探求心(執念)
– ゆるぎない想い(夢)

対人関係(努力ともいう)
– コミュニケーション能力
– サービス精神
– ともだち作り
外的環境(運ともいう)
– よき師匠
– よきテーマ
– よきライバル

居酒屋鼎談★軸をずらす
– 福江 純←加藤正二
– 嶺重 慎←尾崎洋二
– 梅村雅之←池内 了
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研究者の資質
ライトスタッフ
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アーシュラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記I 影との戦い』(清水真砂子訳)
呼び出しの長の言葉より
「そなた、子どもの頃は、魔法使いに不可能なことなど
ないと思っておったろうな。わしも昔はそうだった。
わしらはみんなそう思っておった。だが、事実は違う。
力を持ち、知識が豊かにひろがっていけばいく
その人間のたどるべき道は狭くなり、
やがては何ひとつ選べるものはなくなって、
ただ、しなければならないことだけを
するようになるものなのだ。」
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蛇足
自分自身に照らし合わせたとき




すべてを擲ってでもRPGのように命を懸け  妄想
た冒険の旅に出たくなることもある…
but 自分の役割は既に定まっていて、もは
や自由意志が働く場面はほとんどない…  現実
ただ、それでも、自分がなるべきモノになっ
ているのだろうとは思う…
 人生
何にでもなれる(?)・・・自分がなりたいモ
ノ、なるべきモノになって欲しい…
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 幸福
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アーシュラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記V アースシーの風』(清水真砂子訳)
テハヌーに対するテナーの言葉より
「あせらないの。
待ってごらん、
そのうちわかるから。
時が来ればわかるわよ、
きっと。
自分が何をすればいいか、
自分が何者か……。」
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