新たなサッカー映像の自動生成
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Transcript 新たなサッカー映像の自動生成
サッカー映像におけるボール自
動追跡法の研究
平成19年1月27日
白井克彦研究室 4年
柳瀬 淳悟
はじめに
研究背景
通信回線の高速化
放送の多チャンネル化
結果、蓄積される情報の増加
→手動での映像生成の限界
自動映像生成の必要性
先行研究と研究目的
サッカーの動画像を対象とした研究
先行研究
カメラワークの自動化、映像の自動要約等
映像の自動生成に必要とされる技術
ボール認識
→サッカーの放送映像はボール中心の構成
従来の方式では認識精度が不十分
ボール認識
画像上のボールの状態
ボールが独立した状態
(独立フレーム)
認識が容易
他の物体と重なった状態
(非独立フレーム)
認識が困難
→映像はこの二種類で構成される
本研究の特徴
用いる映像データ
フィールド半分(遠景)
固定カメラ
完全無人化の映像生成を目指す
本研究の特徴
ボールらしさを追求
1.動き(連続性、移動距離)
2.形(面積・丸さ)
さらに...
固定カメラを活かした画像処理(背景差分)
まとまった連続するフレームで検証
→非独立フレームにおいても認識を可能にする
結果
認識出来なかった非独立フレームにおいても認
識が可能になった
→ ボール位置の連続性に着目したボール認識
が有効であることが示せた
問題点
リアルタイムの処理では多少の遅延が生まれて
しまう
日照の変化やカメラが動くなどの圧力に弱い