患者・家族が医師に求めるもの-「家族の会」
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Transcript 患者・家族が医師に求めるもの-「家族の会」
患者・家族が医師に求めるもの
-「家族の会」の活動から-
社団法人呆け老人をかかえる家族の会・副代表理事
京都保健会・盛林診療所・所長
三宅貴夫
1.アルツハイマー病の患者
初期:
仕事上の失敗が多くなる。不安やうつ状態に陥りや
すい
中期:
多くの日常生活面でより依存的になる。混乱などが
生じやすい。
末期:
意思疎通が困難となり、全面的に依存した生活。
最期は「植物的状態様」になる。
2.介護家族
痴呆の人の言動への戸惑い
日々の介護による疲労
周囲に知られたくない心境
周囲の無理解への不満
介護にともなう自責の念
介護サービスの利用の躊躇と後悔
将来の生活への不安
その他
3.患者・家族の支える社会資源①
1.介護保険
ホームヘルパー
デイサービス・デイケア
ショートステイ
療養型病床群
老人保健施設
特別養護老人ホーム
グループホーム
その他
3.患者・家族の支える社会資源②
2.その他
老人精神保健相談
老人性痴呆疾患センター
重度痴呆デイケア
老人性痴呆疾患療養病棟・治療病棟
宅老所・託老所
小規模多機能型施設
徘徊老人早期発見ネットワーク
成年後見制度
家族会
その他
4.呆け老人をかかえる家族の会①
概要
1980年 京都で結成
支部:41都道府県 会員数:約7000人(現
在)
1992年 国際アルツハイマー病協会に加盟
1994年 社団法人化
2001年 朝日社会福祉賞受賞
2004年 国際アルツハイマー病協会第20回
国際会議の開催(10月・京都)
4.呆け老人をかかえる家族の会②
活動
家族の集い
電話相談
会報の発行
啓発活動(世界アルツハイマーデーなど)
ぼけの人と家族への援助をするめる全国研究集会
調査活動(在宅介護、若年期痴呆、身体拘束など)
国や自治体への要望
国際交流
その他
5.患者・家族が医師に求めるもの①
研究
アルツハイマー病の予防
アルツハイマー病の治療
その他
5.患者・家族が医師に求めるもの②
医療
受診しやすい体制
的確な診断
病気にいついてわかりやすい説明
ふさわしい治療
患者・家族への理解
介護等に関する適切な助言
その他
国際アルツハイマー病協会
第20回国際会議・京都・2004
期間
会場
2004年10月15日(金)~17 日(日)
国立京都国際会館(京都市)
テーマ
主催
後援
高齢化社会における痴呆ケア
社団法人呆け老人をかかえる家族の会
(Alzheimer’s Association Japan)
国際アルツハイマー病協会
(Alzheimer’s Disease International)
厚生労働省(MHLW)・世界保健機関(WHO)
www.alzheimer.or.jp