Transcript 吐物処理の仕方
吐物処理のしかた 平成20年11月21日 処:杷木楽邑館 福岡県朝倉保健福祉環境事務所 健康対策課 ノロの消毒液は次亜塩素酸ナトリウムで 逆性石けん・クレゾールは効果なし エタノールは効果が低い 効果があるのは 次亜塩素酸ナトリウム ペットボトルを利用して次亜塩素酸ナトリウムの 消毒薬を作ってみましょう 市販の塩素系漂白剤 (原液) ペットボトルのキャップ(1杯 約5ml)で量り取る 空のペットボトル(2リットル、500ml など)に量り取った塩素剤を入れ、 水を加える ※消毒薬は約1日で使い切りましょう。 使用上の注意を守りましょう。 保存は冷暗所にて保存しましょう。 塩素濃度200ppmと1000ppmの消毒薬の作り方 塩素濃度200ppm(0.02%)の消毒薬を作る場合 塩素剤の濃度 (商品名の例) 消毒薬の量 1% (ミルトンなど) 5~6% (ハイター、ブリーチ、 ピューラックスなど) 全量2リットル の場合 40mL (キャップ8杯) 8mL (キャップ約1 .5杯) 全量500ml の場合 1 0mL (キャップ2杯) 2mL (キャップ約半分) 塩素濃度1000ppm(0.1%)の消毒薬を作る場合 塩素剤の濃度 (商品名の例) 消毒薬の量 全量2リットル の場合 全量500ml の場合 1% (ミルトンなど) 200mL 5 0mL (キャップ10杯) 5~6% (ハイター、ブリーチ、 ピューラックスなど) 40mL (キャップ8杯) 10mL (キャップ2杯) 消毒いろいろ 0.02 ※拭き取った場所が金属等腐食性のある場合は、30分程時間をおいてから水拭きする。 吐物の処理方法その1 作業を始める前に、腕まくりをし、 腕時計、指輪等は外します マスクを着用します。 吐物や消毒液が直接手に触れない よう、手袋を使用します。手袋はでき るだけ使い捨てのものを使用します。 吐物の処理方法その2 ポリバケツにナイロン袋(ビニール袋) を入れて口を広げておきます。 あらかじめ、50倍(0.1%)に希釈した 次亜塩素酸ナトリウム溶液(以下、 「消毒薬」という。)を入れたビニー ル袋を準備しておきます。 吐物の処理方法その3 おう吐物(本物ではありません。) おう吐物をペーパータオルで おおいます。(古新聞でも可) 吐物の処理方法その4 おう吐物を覆ったペーパータオルの 上に50倍(0.1%)に希釈した消 毒薬をかけます。 おう吐物を覆ったペーパータオル を消毒薬で十分に浸します。 吐物の処理方法その5 おう吐物を覆ったペーパータオルごと 使い捨ての布やペーパータオル等で 外側から内側に向けて、拭き取り面を 折り込みながら静かに拭き取ります。 注意! 同一面で拭き取ると汚染を広げ てしまいます。 吐物の処理方法その6 おう吐物や拭き取りに使用した布 片等は、あらかじめ消毒薬を入れ たビニール袋に入れ浸します。 おう吐物のあった周辺は、 50倍(0. 1%)に希釈した消毒液を染み込ませ たタオル等で、できるだけ広い範囲を 拭き取ります。 塩素は金属腐食性があるので、拭き 取った場所が金属の場合は、約30分 後に水拭きします。 吐物の処理方法その7 拭き取りに使用したタオル等は、 ビニール袋に入れます。 拭き取りに使用したタオル等 は再利用しない。 袋の口をしっかり縛ります。 吐物の処理方法その8 ナイロン袋等に口を縛ったビニール袋 を入れます。 手袋を裏返し(外側をうちにする。) ながら脱ぎます。 吐物の処理方法その9 内側を触らないようにして口を縛ります。 所定の場所に捨てます。 最後に、石けんでよく手を洗ってください。 作業後は手洗いは「すみずみまで」十分に! ご清聴ありがとうございました 朝倉保健福祉環境事務所からのお知らせ ・毎週火曜日(開庁日)9:00~10:00 エイズ・クラミジア・B型C型肝炎検査を実施しています 参考 ・石川県能登中部保健福祉センター ノロウイルス感染症の二次感染を防止するために ・長野県衛生部 ノロウイルス感染症の二次感染を防止するために