「大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの共同利用・共同

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Transcript 「大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの共同利用・共同

「大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの共同利用
・共同研究拠点化」に向けた要望書・意見書のお願い
「背景」
• 文部科学省は、大学に附置されている研究所・研究センターをわが国
の学術研究の発展に特に資するため、全国の関連研究者が利用する
「共同利用・共同研究拠点」とし、我が国の学術研究のさらなる発展を
図っていくことを決定
• 「科学技術・学術審議会:学術研究の推進体制に関する審議のまとめ」
単なる施設利用のみならず、関係コミュニティの拠点としての共同
研究を通じて世界的な研究拠点を形成することが、共同利用・共同研究
拠点の重要な役割が求められる(平成20年5月:計画書H21年3月)
• レーザー研は、全国の関連分野の研究者ならびに大阪大学の支援のもと、
文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会での審査
を経て、平成18年4月より大阪大学附置の全国共同利用施設に改組され新
たな活動を開始
• 高出力レーザー装置の開発とこれを用いた高エネルギー密度状態の科学
研究や関連応用研究で世界をリードしてきた実績が基盤
• 全国の英知を集め、高出力レーザーでなければ実現出来ない極限状態の
プラズマ等の新しい科学を開拓し、学術融合型の研究コミュニティを形
成することを目指している
極限フォトニクスが拓く高エネルギー密度状態の科学
高出力レーザーが作り出す3つの極限状態
隕石の衝突・恐竜の絶滅
核融合科学研究所等と連携
超高密度
放射流体プラズマ
EUV光源
太陽中心
レーザー核融合
木星の内部状態・
惑星の形成機構
H+He
超高温
固体核
新物質創成
航跡場加速用高強度
レーザー
相対論プラズマ
粒子線癌治療
高圧凝縮相の物性
電通大、東工大、愛媛大、
熊本大等と連携
レーザー粒子加速
原子力機構、京大等との連携
今後の取り組み
• キロジュールを超える高出力レーザーやペタワットレーザーを用いれば
、超高温・超高密度・超高圧力・超高電磁場など、星の内部状態に匹敵
する極限的な物質状態を実験室に生成
• テラヘルツ波からγ線にいたる広いエネルギー領域のパルス電磁波の発
生や指向性の強い高エネルギー粒子加速が可能となるため、従来の線源
や加速器などとが融合された新しい光・量子放射研究とその応用
• 激光GXII号レーザー等の大型レーザー装置ならびに周辺研究装置の共同
利用・共同研究に関し、センターの研究者と国内外の研究者が研究チー
ムを作り共同研究を実施する制度を実践
• 引き続き共同利用・共同研究拠点として活動を続けることにより,プラ
ズマ物理、核融合研究、レーザー宇宙物理、量子ビームの発生とその応
用等をカバーする高エネルギー密度状態の科学、ならびにその基盤とな
るパワーフォトニクス分野の研究コミュニティの発展に貢献
• センターの活動の趣旨への賛同と合わせてセンターの有るべき姿に対す
るご意見