「いじめ」の理解と対応〔改訂版〕に関する校内研修資料(PPT

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いじめ問題対策推進研修会
栃木県教育委員会事務局学校教育課児童生徒指導推進室
本資料は、平成19年に作成した「いじめ
の理解と対応」の内容の見直しを図ったも
のである。
改訂のポイント
1.いじめの問題への組織的対応
2.いじめの予防の具体例
3.現在起こりうるいじめの問題への対応
などについて新たな視点で改訂した資料である。
資料の活用
先生方個人としては、
・自己研鑽のための資料
・道徳・特別活動等で実践するための資料
学校全体としては
・学校全体で指導方針を作成する際の資料
・児童指導主任・生徒指導主事が中心と
なって行う校内研修資料
・保護者や地域の方に対する情報提供及び連
携のための資料
本県公立学校 年度別いじめの認知件数(問題行動等調査)
1000
10
小学校
900
中学校
高校・
特別支援
比
率
9
800
8
700
7
600
6
500
5
400
4
300
3
200
2
100
1
0
0
H18
H19
H20
H21
H22
H23
本県公立学校 学年別いじめの認知件数(問題行動等調査)
350
H22
300
H23
250
200
150
100
50
0
小1
小2
小3
小4
小5
小6
中1
中2
中3
高1
高2
高3
H23問題行動等調査とH24緊急調査
認知件数増加の理由(各学校から聞き取りによる)
①各学校が、いじめの問題を重く受け止め、いじめに発展する可能性の
あるような人間関係のトラブルなどもきめ細かく拾い上げた。
②児童生徒や保護者の意識が高まり、いじめの訴えが増加した。
一方、
●学校では、いじめの捉えが曖昧で、いじめの
問題の本質的な理解が適切に行われていないの
ではないか。
などの指摘があった。
また、文科省も、
●いじめの定義の捉え方やいじめの調査方法
よって、いじめの認知件数は大きく変動する。
との見解を示している。
いじめとは(1ページ)
(1)文部科学省の定義
~H17
「自分より弱いものに対して一方的に、身体的・心
理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感
じているもの。」である。
H18~
「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、
心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的
な苦痛を感じているもの。」である。
ただし
国の問題行動等調査の実施要項には、「けんか等を除
く」とある。
つまり、意見の対立や友人同士の悪ふざけなどからつ
いけんかになってしまったなどの人間関係のトラブル
は、いじめとはとらえない。
従って
本当にいじめなのかそれとも単なる悪ふざけであった
り人間関係のトラブルであったりするのかを見極める
必要がある。
いじめの認知(1ページ)
(2)本県としてのいじめ認知の考え方
いじめではないと判断した場合
は、いじめとしての指導は必要な
いが、その事案(けんか等)に対
する指導は必要である。
本来、いじめか、いじめでないかは、人
により感じ方、とらえ方が様々であり、判
断が非常に難しいものもある。大切なこ
とは、それらを明確にすることよりも、いじ
めにつながる可能性のあるすべての事
例に対して適切に対応することであると
考えている。本県では、調査上、いじめ
の実態を把握するために一定の基準が
必要であり、いじめ認知までの流れを次
のようにとらえている
いじめに対する基本的な考え方(2ページ)
○いじめは絶対に許されない行為
「いじめは絶対に許されない」「いじめはい
じめる側が悪い」との認識を持つ
○いじめ発生の可能性
「いじめはどの子どもにも、どの学校におい
ても起こり得る」との認識を持つ
○いじめの未然防止は重要課題
「いじめの未然防止は、全ての学校・教職員
の重要課題」と捉える
いじめの4層構造(3ページ)
未然防止・早期発見を目指す日常の取組(6ページ)
緊急時の組織的対応(7ページ)
H23 栃木県公立学校いじめ発見のきっかけ(8ページ)
いじめのサイン
1.いじめを受けている子のサイン
(9ページ)
表情
無口になり、表情がさえない。
視線を合わせず、うつむいているこ
とが多い。
悪口を言われても、愛想笑いをして
いる。
行動
一人で遅れてぎりぎりに教室に
入ったり、急いで帰ったりする。
授業中にぼんやりすることが増
え、作業等が続かなくなる。
いらだつことが多くなる。
保健室、職員室によく来る。
持ち物
服や持ち物が汚されていたり、ノー
ト、教科書に落書きがあったりする。
護身用の品物を持つようになる。
交友
一人でいたり、交友関係が変化
したりする。
常に友人に気をつかったり、言
いなりになったりしている。
罰ゲームやプロレスごっこなど
で、いつも受け身になっている。
からだ
傷や打撲のあとがある。
体調不良を訴えるようになる。
表現
日記や絵画などに気にかかる
表現、描写がある。
仕事
委員や係、当番の仕事をや
らされている。
登校
理由のはっきりしない欠
席、早退、欠席がある。
3.教室でのサイン(10ページ)
雰囲気
嫌なあだ名が聞こえる。
発言に対して、やじや冷やかしがある。
席替えなどで、隣の子を嫌がる。
何か起きると特定の子どもの名前が出る。
ルールを守らない子どもが多い。
配布したプリントが渡っていない。
特定の子どもの机が運ばれない。
環境
掲示物のいたずら、落書きがある。
いやがらせの手紙や紙切れがある。
机にいたずらがあったり、持ち物が無くなったりす
る。
いじめを認知したときの対応
1.子どもへの対応
(1)いじめられている子への対応(12ページ)
いじめられている子の立場で対応する
①
②
③
④
心のケアを図る。
今後の対策について、共に考え ていく。
活躍の場や機会を多く設定し、認め、 励ます。
温かい人間関係をつくる。
(2)いじめている子への対応(12ページ)
いじめは決して許されない
① いじめの事実を確認する。
② いじめの背景や要因の理解に努める。
③ いじめられている子の苦しみや心の痛みに 気付かせ
る。
④ 今後の生き方を考えさせる。
(3)周りの子への対応(13ページ)
いじめはみんなの問題
① 自分の問題としてとらえさせる。
② 望ましい人間関係づくりに努める。
③ 自己存在感が味わえる学級づくりに努める。
2.保護者への対応
(1) いじめられている子の保護者に対して(14ページ)
保護者に相談された場合
学校でいじめに気付いた場合
打ち明けるまでの苦悩を十分に理
解し、少しでも安心感を与えるよ
うにする。
できるだけ早く保護者に連絡をと
り、何が起きたかということ、ど
のように対処したかを説明する。
複数の教師で対応する。
「全力でお子さんを守ります。」という決意を伝える。
(2) いじめている子の保護者に対して(14ページ)
●事実を把握したら、速やかに保護者と面談し、丁寧に説明す
る。
●いじめというものが、誰にでも起こる可能性があること、誰も
が 加害者、被害者にもなる可能性があることを伝える。
●一方的に責めるのではなく、その子や保護者の心情にも配慮す
る。
●いじめている子の行動が変わるように、教師として努力してい
くこと、そのためには保護者の協力が必要であることを伝える。
●いじめの問題が完全に解決するまで、保護者と連絡を密に取り
合い、何か気付いたことがあれば報告してもらう。
●いじめ解決後も、見守っていくということを伝える。
(3) いじめられている子、いじめている子双方の保護者に対して(15ページ)
●実態に応じ、子ども同士の関係修復のために保護者
同士の面談が必要な場合には、保護者間のコーディネ
-トを行う。
●話合いが責任論などにならないように留意し、互い
の子どものより良い成長に向けて、それぞれの保護者
が何をしなければならないのか理解と協力を得られる
ようにする。
関係機関との連携(16ページ)
警察との連携
○児童生徒の生命身体の安全が脅かされる事案
○犯罪等の違法行為がある事案
福祉関係との連携
○家庭の養育に関する指導・助言
○児童等の生活・環境の状況把握
医療機関との連携
○精神保健に関する相談
○精神症状についての治療、指導・助言
教育委員会との連携
○ケース会議の開催、サポートチームの編成
○関係機関との連絡・調整、相談員・支援員の配置
ネットいじめとは(19ページ)
ネットいじめは犯罪行為(19ページ)
掲示板等への不当な書き込みの対処法(20ページ)
いじめの予防(21ページ~)
いじめと自殺( 40ページ~)
1
自殺が危惧される場合(40ページ)
2
自殺のサイン(40ページ)
いじめ対応の失敗事例(43ページ~)
1 初期対応に失敗事例(小学校)
2 担任が抱え込んでしまった事例(小学校)
3 加害者が複数でその対応に失敗した事例
(中学校)
4 保護者との連携に失敗した事例(中学校)
5 いじめのサインへの対応に失敗した事例
(高等学校)
いじめの点検表(48ページ~)
●定期的(学期に一度、3ヶ月に一度等)に実施
し、いじめの問題への学校としての取組を点検し
てください。
●定期的(学期に一度、3ヶ月に一度等)に実施
し、いじめの問題への先生方個人としての取組を点
検してください。
アンケート・チェックシート(54ページ~)
1 いじめの状況を把握するための「無記名アンケート」
(54ページ)
●いじめがどの程度起きているのかを定期的に把握し、い
じめが起きにくくなるような取組を意図的・計画的に
行って、その取組の成果を評価し、改善するために、
無記名式アンケート
を行います。こうしたアンケートを定期的に実施するこ
とは、いじめの抑止にも一定の効果があるものと考えま
す。
いじめの存在が疑われる場合「緊急アンケート」を実施
2 いじめの実態を把握するための「緊急アンケート」
(55ページ)
●誰が誰にいじめられているのかなど、無記名式アンケー
トだけでは把握できない詳しい実態を捉え、学校全体
で組織的に対応するなど、緊急に対応するための資料
として、
緊急アンケート
を行います。こうしたアンケートを実施することは、
いじめの問題の早期対応、早期解決に効果がありま
す。
ただし、書いたことが周囲に漏れないようにする配慮
が必要
先生方へお願い
1.個々の適切な判断、対応
2.校内研修の実施
3.明るい学校づくり
ご清聴ありがとうございました