小規模小売店の生き残り

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Transcript 小規模小売店の生き残り

小規模小売店の生き残り
國崎 稔ゼミナール
堀部
中村
岩間
毛利
将秀
啓志
貴広
友香
WHY?
あなたが日常で買い物する場所といえば?
家から近いスーパーやコンビニエンスストアでは?
疑
問
昔は商店街を利用していた人が多かった
みなさんはどうでしょうか?
日常的に商店街を利用していますか?
現状としてシャッター商店街が増えている
シャッター商店街を活性化させる方法は?
WHAT
空洞化・郊外化
流動性の低下
①地価・住宅立地、人口問題(高齢化など)
•中心市街地の地価が高い
•再開発の進められる郊外へ人は移動
•高齢化により中心市街地が空洞化
②新規業種参入、再投資
•衰退する商店街には再投資がされてない場所が多い
•売れる見込みのないところには新規業種が参入しにくい
•商店街の資金不足により活性化に向けての政策が困難
HOW?(①郊外化・空洞化)
中心市街地の空洞化
HOW?(②流動性の低さ)
個人経営店の集まりの問題
大規模なスクラップアンドビルドが
できない。
しかし!!!
これが商店街そのものでは
ないだろうか?
再投資問題
これは
後ほど……
商店街の問題点
空き店舗問題
街の郊外化
+
中心市街地の空洞化
人口問題・高齢化
流動性の低さ
個人経営店の集ま
り
再投資
Connect(問題点の関連)
地価の高騰
 居住人口の減少
 売上低下
 活気の低下
 空き店舗増加
 商店街の資金不
足

総人口比較
老齢人口比較
商店街の老齢比率(17年度)
名古屋市平均老齢比率
商店街の老齢比率平均
12年度
15.6%
12年度
17.2%
17年度
18.4%
17年度
19.4%
商店街の主な人口問題
高齢化により需要が減少している。
 店主の高齢化
 次世代の後継者不足
 個人経営店は同族経営

商店街の類型分け(商圏より)
老齢比率 少
人口少
△
•
•
人口多
栄町商店街(緑区)
高針商店街(名東区)
◎
• 原駅前商店街(天白区)
• 植田商店街(天白区)
老齢比率 高
×
• 広小路商店街(中区)
• 御園通商店街(中区)
△
• 今池商店街(千種区)
• 新大門商店街(中村区)
類型分け(質的要因)
再開発無し
再開発有り
地域型
商店街
円頓寺商店街
御園通商店街
栄町商店街
高針商店街
今池商店街
原駅前商店街
複合集積型
商店街
新大門商店街
大須商店街
広小路商店街
商店街活性化の定義
地域型商店街
複合集積型商店街
目標
空き店舗をなくす
しかし!!
特徴が異なるため、消費者にとっての
商店街の利用目的が異なる
• 商店の業種:趣味品、買回り品
• 商圏:広い
• 商店の業種:日用品
• 商圏:狭い
目指すべき商店街
バラエティー性があり
アミューズメント施設のような場所
地域住民のための
地域の雰囲気を感じられる場所
名古屋駅
◎利用者 1日55万人
◎利用者数 一日あたり12万人
栄駅
スパイラル
タワーズ
笹島交差点
広小路通り(広小路商店街)
栄商店街
栄地区
ささしま
ライブ24
大須観音駅
◎笹島周辺
・学生1万4千人
・ビジネスマン1万7千~2万7千
大須地区
上前津駅
提案(複合集積型)

大須近辺の最寄り駅の利用者は栄駅や名古屋駅に比べて
少ない
他の地区からの回遊者を誘引すべき

笹島周辺から来訪者を誘引するには広小路通りの魅力向
上が必要
・広小路は金融機関が多く文化・娯楽施設が少ない
・ビルが多く景観が悪い
・途中休憩する場所が少ない
中心市街地としての魅力を
高めるために
栄地区
都市機能の集積
•栄駅の利用も多いため、都市
機能を集積・充実させ、拠点地
としての発展
•大須との共同事業
広小路地区
歩く人が主役のまちづくり
(歩行者環境・景観などの整備)
•大規模なイベントなど交流を促
進する環境づくり
•歩いて都市文化が感じられる飽
きない街づくり
•名古屋と大須・栄地区を結ぶ中
間地としての発展
機能連携
回遊性の
向上
大須地区
古さと新しさの共存
•様々な文化、業種、個性が混
ざり合う『ごった煮』の雰囲気
を強める
•栄との回遊性を高める
大須商店街①
商店街の取り組み
ソフト事業
• 大須大道町人祭り
•
大須夜市(平成20年~)
• 骨董市(毎月開催)
• 世界コスプレサミット
• 大須案内人
(商店街案内機能強化事業)
• 利用者の利便向上
• 大須地区の賑わい創出
ハード事業(平成21年)
• 地下鉄駅と商店街アーケードを結節
する「大須ふれあい広場」上空に
アーケードを新設
• 全天候型の回遊拠点として整備
→雨天時の買い物・イベントの不便を解消
• 栄地区との機能連携による中心市街地活性化を
図る
大須商店街②
門前町として発展
住民の一大娯楽の場として栄える
再投資によって活性化!
戦後
市民生活の変化により、
娯楽施設の退店→衰退
転機
大学との連携による
「アクション大須」
「大須大道町人祭り」
若者向けの古着・雑貨を扱う店舗の大幅増加
→若者に焦点をあてた商店街
再び賑わう
広小路商店街
広小路エクスプレスイルミネーション(平成7年度~)
•
•
•
•
広小路通沿線の7つの商店街が連携
市民からのフラッグデザインの作品を募集
クリスマスシーズンを中心に毎年実施
冬の風物詩として市民に親しまれる
• 歩きながらまちを楽しむことができる仕掛けとして効果大
• 中心市街地の賑わいづくりにつながる
広小路ルネサンス構想の推進(平成17年~)
• 「人と環境にやさしい都心づくり」
• 「都心のさらなる魅力向上」
• 歩行者が主役のまちづくりを目指す
• 快適でゆとりある歩行者空間の確保
• フラワープロムナード事業
• オープンカフェ
複合集積型商店街
ソフト事業と
ハード事業
商店の業種
買回り品や趣味品
利用者の年齢層が
幅広い
商店街の連携が
行いやすい
複合集積型の商店街とは商圏・消費者の利用目的が異なる
→そのため全く同様の政策が有効とは限らない
地域型商店街
ソフト事業の
イベント
商店の業種
日用品
利用者の年齢が
偏っている
個々の商店街での
政策が多い
提案(地域型商店街)
“地域型商店街”としての商店街
地域=地域住民のための商店街として存在
•地域住民の交流の場
•地域の特徴を活かしたイベント
•日常生活で必要とされるサービスの提供
等
•高齢者生活支援・障害者生活支援・子育て支援
•地域環境整備・地域資源活用・地域情報発信 等
このサービスを空き店舗を利用して提供!
今池商店街
(地域型商店街)
概要
• 千種区の今池交差点を中心に位置する
• 西南商店街・東南商店街・北商店街の3つの商店街をもつ
• 加盟店は300店舗超(飲食・娯楽・美容・医療・金融・宿泊等)
特徴
• 商店のバラエティー性があり、24時間楽しめる
• 「今池まつり」「今池プロレス商店街」「今池フレーバー」
• 店舗兼共同住宅が建ち並ぶ
今池商店街(西南商店街)
•独自のイルミネーション装飾・点灯事業の展開
•安全・安心な街づくりのための街路灯管理
•広告協賛にも積極的
安定した街路灯の維持が
認められて…
愛知県内商店街の
モデルケース
円頓寺商店街
(地域型商店街)
概要
• 西区の堀川に架かる五条橋から西に伸びた場所に位置する
• 円頓寺商店街・円頓寺本町商店街・西円頓寺商店街の3つの商店街をもつ
• 名古屋で最も歴史のある商店街
特徴
• 飲食・生活用品・雑貨を中心とする
• 地域住民との交流が深められるイベント(七夕祭・古本市)
• 毎月第一日曜日に「ごえん市」を開催(地産池消のイベント)
「わや食堂」
•共同生活介護の運営・サービスを手掛
ける企業によって設置
•高齢・認知症患者が主体の食堂
•1階は食堂で、2~4階にグループ
ホーム
円頓寺は高齢者も
入りやすい街として
発展
中心市街地活性化法
•アーケードの高質化(大須商店街)
•フラワープロムナード事業(広小路商店街)
•店舗兼共同住宅(今池商店街・円頓寺商店街)
公共施設整備事業
中心市街地
共同住宅供給事業
それぞれの商店街で
目指すべき姿を
明確にする
↓
様々な事業を各地域で
計画し行っている
商業の活性化
商店街イベント交流事業
•歴史あるイベント(大須商店街・今池商店街・円頓寺商店街)
•イルミネーション(広小路商店街・今池商店街)
• 大須地区と栄地区の機能連携
→人の流れをよくする
• 歩いて楽しめるまちづくり
→歩行者の増加
商店街の連携
商店街に立ち寄る人の増加
• タテの空間の利用
→住宅を建てる空間に店舗の導入
• 高齢者主体で食堂を経営
→農業事業・メニュー考案・接客
土地の有効活用
福祉サービスの充実
• 長い歴史を持つイベント
• 地産地消のイベント
• 冬の風物詩として市民に親しまれる
古さと新しさの共存
地域内産業の向上化
商店街の賑わい
ご清聴ありがとうございました