石原 耕平

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Transcript 石原 耕平

携帯電話の積極的な 利用手法について

はじめに・・・

いまや国民の約1.5人に1台所有されるようになった携帯電話は 年々、進化を重ね、薄型・高機能化され、携帯電話を取り巻く 各種サービスや産業が目白押しに出現している。 特に最近は、 アプリ機能 が目覚しい発展を遂げている。 そんな携帯電話の アプリ機能 に着目し、 その携帯電話のアプリケーションソフトについて調査し、作成する といったことを研究テーマとして扱っていく。 ( どういったソフトを作成するかはあまり考えていない )

その上でまず・・・

携帯電話について調査  携帯電話の機能 主な機能 付加機能   アプリについて アプリの作成にあたって・・・ 通信事業者別アプリ環境について iアプリ S!

アプリ EZ アプリ EZ アプリ (Java) (BREW)

携帯電話の機能

主な機能     通話機能(発信・着信) Web機能(iモード・EZweb・ Yahoo!ケータイ) 電子メール機能(送信・受信) カメラ機能

付加機能( DoCoMo のアプリ機能)        iアプリ機能(ゲーム) 赤外線通信機能 スケジュール管理(時計、カレンダー等) バーコード認識機能(QRコード等) GPS機能(GPSナビシステム等) 外部メモリ(microSDカード等) Felica機能 など他にもいろいろ挙げられる。

このように携帯電話は、電話本来の「通話」としての機能 に加え、数多くの機能を有して進化してきているため、 いまや携帯電話は、名実ともに情報端末として広く 一般に浸透しつつある。

前述したように携帯電話は数々の有効な機能を有する 機器へと進化してきた。 しかし、従来から Web などを代表されるように 「情報 表示 端末」としての利用が主だった。 確かに「情報 表示 端末」としての携帯電話利用においても、 そのモバイリビリティから十分有効な機器ではあるが、 研究テーマである「積極的な利用手法」というには まだ改善するところがある。 アプリ機能の改善・向上や新たなアプリを開発することが 携帯電話の機能向上に繋がると考える。

「アプリ」とは・・・

アプリケーションソフトウェア、応用ソフトウェア(Application Software) のことで、コンピュータの基本ソフトウェア(OS)の上で動作し、 特定の目的を果たすための機能を提供するソフトウェアのこと。 一般的な略称として、「アプリケーション」と呼ばれる。 基本的に、 OS やミドルウェアと呼ばれるソフト以外は、アプリケーション に属する。 上記から転じて、携帯電話上で動くゲームや各種ツールなどの アプリケーションのことを「アプリ」と称する事が多い。

アプリの作成にあたって・・・

通信事業者別アプリ環境 NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの各携帯電話では パソコンと同様にアプリケーションソフトの開発が可能になっています。 (NTTでは「勝手アプリ」と命名し、ユーザーが自分の ニーズに合わせ勝手にアプリ開発ができるようにしています) ソフトウエアを開発できることで各利用者ニーズに合致したアプリを開発し、 必要に応じて携帯電話の機能を入れ替えられるようになりました。 各通信事業所別のアプリ開発環境についてまとめました。

i

アプリ

iアプリ(i-αppli)とは、株式会社NTTドコモの携帯電話 (mova503i以降及びFOMAの各シリーズに限られる)で実行出来る Java言語を使用するJavaアプリケーション及びサービスである。 2001年に発売された503iシリーズから搭載された。iアプリの実体は DoJaプロファイルに従って作成されたJavaアプリケーションである。 mova505iシリーズ、FOMA900iシリーズ以降は、iアプリに加えiアプリDXに も対応するようになった。iアプリDXは従来のiアプリに比べ、電話帳の 登録・変更・削除、iモードメールの制御、リダイアル履歴、着信メロディなど の携帯電話本体のデータの利用がアプリ上で行う事が出来るようになり、 またダウンロード元サーバ以外のサーバと通信することができるように なった。ただし、その仕様上、コンピュータウイルス的なプログラムが 作れてしまう危険があるため、セキュリティ上、iモード公式サイトの契約を 結んでいるコンテンツプロバイダのみに仕様が公開されており、一般には 公開されていない。 よって一般ユーザーはDoJa3.0以降の機能を使用する事を出来るが、 iアプリDXを作る事は出来ない。

S!アプリ

S!アプリ(エス!アプリ)はソフトバンクモバイルが提供する、yahoo!ケータイ 対応携帯電話の一部で実行できるJavaアプリケーションおよびサービス である。 主にゲームなどに利用されている。 S!アプリの実体はEZアプリ (Java)と同様にMIDP(Mobile Information Device Profile)にしたがって作成されたJavaアプリケーションである。 EZアプリ (Java)と比較すると、ゲーム関連の機能を早くから充実していた ことなどの理由から、ゲームアプリが充実している。 セキュリティの関係上、一般の開発者がS!アプリを公開するためには、 アプリゲットS!などのコンテンツアグリケータの審査を受けて、コンテンツ アグリケータのサイトでアプリを公開する方式をとる。 審査は特別な事情がない限り無料である。

EZアプリ (BREW)

BREW(ブリューまたはブルー、Binary Runtime Environment for Wireless) はCDMA携帯電話向けアプリケーションのプラットフォームである。 日本では、2006年現在au(KDDI)の携帯電話のほとんどが EZアプリ(BREW)を使用している。 以下の特徴を持つ。 C/C++でコンパイルされたバイナリ(アプリケーション)を実行する。 アプリケーションをダウンロードし、実行させる事が出来る。 APIの実装形式にCOMを利用しており、拡張が容易である。 Extensionという機構を利用し、外部ライブラリを利用できる。 メモリ保護機能が無い。 携帯電話による実機での動作テストはBREW Apploaderとよばれるツール でBREWアプリと認証(sigファイル)を転送ケーブルにより携帯電話に 転送する。また転送先の携帯電話を転送モードに設定する必要がある。 クアルコムにデベロッパー登録を行う事によってこれらのツールを入手 する事が出来る。

KDDI(EZアプリ)での運用 BREWは携帯電話会社や携帯電話製造会社にて様々なカスタマイズ を施され運用がなされている。KDDIでもカスタマイズされており、 運用上の特徴は以下の通りである。 BREW Apploaderの利用、認証 (sig)ファイルの生成、転送モード設定は 現在KDDI公式コンテンツプロバイダのみ行うことができ、いわゆる 「勝手アプリ」と呼ばれる一般ユーザーが作ったアプリの配布及び携帯電話 での実行はできない。ただし、PC上のエミュレータまでなら可能。 また、公式コンテンツプロバイダであっても検証合格前のBREWアプリを ネットワーク経由で携帯端末にダウンロードすることはできない。 もともとのBREWの仕様としては当然そのような制限はなく、EZアプリ (一般的なBREWアプリケーションの意味ではなく、KDDIの仕様に基づいた BREWアプリケーションの仕様)が通常利用するネットワーク(BREW.NET)の 仕様制限である。従って別の通信を利用するBREWアプリケーション、 例えばEZブラウザやEメールはこのような制限を受けない。

利用・開発出来るか・・・

i アプリ・・・ i アプリで JAVA アプリの開発が可能。 ただし、 i アプリ DX は前述より不可。 S!アプリ・・・前述より JAVA アプリの開発が可能。 EZアプリ (BREW)・・・前述よりエミュレータでの開発可能。 また、 BREWからJAVA仮想マシンを起動させ、 JAVAアプリの開発が可能。

今後の予定・・・

 JAVA

BREW

について調査

どのようなアプリを作成するか