Transcript 資料1

インターネットや携帯電話での事件
から自分の身を守るために・・・
便利なインターネットや携帯電話
使い方を間違えるととんでもないことに・・・
特に「プロフ」にまつわる事件を紹介します!
<事件化のパターン>
プロフをめぐり事件に発展した経緯を分類する
【その1】
相手のプロフに匿名で誹謗中傷の書き込みをする
【その2】
自身のプロフで公開した情報がトラブルの発端となる
【その3】
プロフ上の平和なやり取りから口論に発展する
【その4】
プロフを悪用する
【その1】プロフに悪口…人違いの
少年に暴行・・・中3ら逮捕
•
インターネットの自己紹介サイト「プロフ」に悪口を
書かれたと勘違いして、見ず知らずの中学生に暴行しけ
がを負わせたとして、警視庁少年事件課と野方署は傷害
の疑いで、東京都新宿区の中学3年の少年(14)ら3
人を逮捕した。
• 少年は7月、自分のプロフに「うざい、死ね」「こっ
ちもナイフ持ってるから」などと書き込まれているのを
見て立腹。書き込みに男子生徒の名前や学校名が書かれ
ていたため、友人ら約20人で男子生徒を探し出し、謝
罪を要求した。
• しかし、実際に書き込みをしたのは男子生徒の同級生
(14)で、男子生徒が謝らなかったため、暴行を加え
たという。同級生は少年と面識はなく、たまたま見つけ
たプロフにいたずら半分で書き込んでいた。(【その
4】に該当)
この事件のポイントは……
• 多くの内容は、友人にむけて書いていると思わ
れる日記やコメントを、内容を問わず平然と公
インターネットは匿名性が高いとい
開しています。世間話がほとんどですが、とき
おり誰かに対して不満を言ったり、ポロッと本
われていますが書き込んだ相手を特
音がでることもあります。
定することは可能です!!
• また、相手になりすまし悪口や、挑発するよう
な文を書いているものが原因です。
【その2】自身のプロフで公開した
情報がトラブルの発端となる
<事件の概要>千葉県柏市で起きた事件
中3の男子生徒が自身のプロフに暴走族の格好を
した写真を掲載したところ、それを見た面識のない
17歳の少年がメンバーでもないのに暴走族の格好を
していることに腹を立てた。そして、少年は日頃か
ら仲良くしていた元暴走族の先輩の指示により男子
生徒の身元を割り出して市内の公園へ呼び出し、男
子生徒に対して金属バットで暴行を加えた。
この事件のポイントは・・・
• おそらく仲の良い友達に見せることを目的とし
て、このような写真を公開していたのでしょう。
しかし、ネットの世界というのは不特定多数の
人が見ている、いわゆる公共の場です。たとえ
情報を発信する側が悪意をもっていなかったと
しても、・・・
• 相手によっては不快に思ったり、想定外のとら
え方をされてしまう場合があるのです。
インターネットの特性を理解しよう
• 本来、インターネットというのは、相手を限定
せずに世界中に情報を発信、自由に共有できる
というところに大きなメリットがあります。
• しかし、この特性を理解せずに誤った使い方を
すればトラブルを招くことになります。
• インターネットに公開した写真や個人情報をす
べて回収することは不可能です。
バーチャル空間と現実との区別をつけよう!
• バーチャルゲームと現実との区別がつかなくな
る若者が増えている。
• 人とのコミュニケーションが取りづらくなる?
例を見てみましょう
ブログに事実ではないことで誹謗中傷
お笑い男性タレントのブログは中傷を消しても消
しても、後から書き込まれる状態が続き、昨年4月、
男性はブログを書き込み禁止にするとともに、「タ
レントとしての名誉が著しく傷つき、芸能活動に重
大な支障が生じた」として、警察に被害届を提出し
た。
警視庁で通信記録を調べたところ、数十人が書き込
みをしており、その中から執拗(しつよう)に悪質な
書き込みを繰り返していた17歳~45歳の18人
を特定し、名誉棄損で逮捕された。
プロフってこんな内容だよね・・・
氏
名
○
○
○
○
生年月日
○○月○○日
資
部
趣
個人が特定できる最大の
情報・・・顔写真
格
○○検定○級
活
○○○部
味
○○○
すべて個人情報
プロフィールがこんなところに・・・
あなたは、世界中に
自分や友達の個人情
報のチラシをまく勇
されることもあります。
気はありますか?
• 登校途中、顔写真や名前、学校名、クラス、
出席番号が書かれた紙が、電柱、フェンス、
インターネットに掲載したということは
個人情報(自分の名前、顔写真、学校
壁などいたるところに貼ってあったら??
世界中に情報発信することです。
名、クラスなど)やほかの人の個人情
• 登校途中、大勢の見ず知らずの人に知り合
その情報はいろいろな人の前にさらされ
報をプロフに書き込むことは、世界中
いのように声をかけられたり、じろじろ見
いろいろな場所で議論(書き込み)
られたら?
に自分のチラシをまくようなものです
もし、被害にあってしまったら・・・
• 自分で抱え込まずに、親、先生、関係
機関など大人に相談しましょう。
(自分の力ではどうにもならないのです)
プロフに書き込む前に・・・
• 「友達同士だけしか見ていない」ことは絶対にあり
インターネットの特性を理解しプロフなどの情報発信
ません。
その油断が
をするときには、細心の注意をしましょう!
そんなことわかってるよ!
• 誰が見ているか分からない・・・いろいろな人がい
おれは、私は、大丈夫!!
被害者・加害者になって
ろいろな感情を持っていることを考えよう
そんなことにはならないようにしているよ!
(中には、悪意を持って近づいてくる人も・・・)
しまうかも・・・
• なんでもないひとことが、たくさんの人を傷つけて
しまう(反感をかう)こともあります。
自分が身体的・精神的苦痛や
ダメージを受けないために!