MS-powerpointファイル - aBUSINESS-lab

Download Report

Transcript MS-powerpointファイル - aBUSINESS-lab

建設業を生き抜く
ための条件
加茂経営労務管理
事務所
西原 隆
建設業を生き抜くための条件:目次
1:00~3:00(2時間)
aBUSINESS-Lab’s
名前 西原 隆
勤務先 加茂経営労務管理事務所
有資格 行政書士 ・1級建設業経理事務士(財
務分析)・初級システムアドミニストレー
ター・ISO9000審査員(補)
職歴 平成7年12月1日~現在 加茂経営労務
管理事務所勤務(中小企業診断士・行
政書士・社会保険労務士事務所・賃金
総研グループ所属)
担当業務 中小建設業(売上高30億以下規模)
の特色 100社程度の建設業総務・営業事務ア
ウトソーシング業務、財務分析、社労
士業務を行う。担当会社の財務状況、
販売状況、給与状況など分析。経営者
の愚痴を聞くのがもっとも重要な仕事。
WEBsite aBUSINESS-Lab's代表
http://www.a-lab.jp
E-mail [email protected]
建設業の厳しい環境
建設投資の推移
バブル期以降
民間投資の
減少を公共
工事で下支
えたが減少
が止まらな
い
公共工事削減・・

4年間で平成14年度公
共工事発注額にくらべ4
割カットする!!
長期財政推計(試算)
H13年度単独投資的
経費1568億円から
H20年度750億円つま
り半減する
建設市場7年間で3分の2に
ところで給料は誰から
社長の家の泉か
ら?
利益・金利等
7%
設備費
33%
 売上高ー材料費ー外注
費=付加価値
 支払可能賃金総額
=付加価値×労働分配率
人件費
64%
需要が3割減れば
 このペースで
需要が減り
 何もしなけれ
ば
利益・金利等
7%
 「りすとら」
せざるを得な
い
設備費
33%
人件費
64%
建設業を生き抜く
ための条件とは何か
建設業を生き抜く
ための条件とは
 企業はお金を儲けら
れなくなれば生きら
れない
 当然のことだ
が・・・・
お金を儲けるために行動して
いるか?
 企業はお金を儲ける
ゲームをしている
 しかし
 社員は給料を儲ける
ゲームをしている
 なぜなら
 社員はお金が儲かって
いるのかどうかわから
ないから
オープンブック
マネジメント
 企業が儲けるために
全員が行動する
 何故か決算書を隠す社
長
 実行予算上の粗利益合
計が儲けに一致する?
 ノルマ必達が儲けに一
致する?
 成果主義給与の人事考
課項目は?
企業が儲けるためのプロセス
 材料に投資を行い(借入金等総資
産)
 人・物を使って(給料など固定費)
 儲けを得る(売上-材料費・外注費)
会計上のプロセス
貸借対照表
借入金
減らす
負債
損益計算書
売上高
材料費・外注費
付加価値
資産
付加価値
増やす
固定費
資本
利益
儲けるためには
何をすべきか
儲かっているか皆が知る。
そして皆で考える。
しかし現実は・・
儲ける方法を考える
 何故儲からないのか?
答えられるのは現
 どうすれば儲かるか?
場の人だけ!!
外部の人間が
コンサルでは答えられ
ない
すべてを把握
できない
答えは各
社様々
答えは教科
書にない
Learning
Organization
 現場が考える組織
へ
 「改善は現場が行
わなければならな
い」松下幸之助
 QCサークル
 ISO9000
 グループウェアー
 ナレッジマネジメン
ト
何故儲からないのか現場が考
える
入札に
負けた
人手が
足りな
い
利益
が少
ない
品質が
悪い
景気が
悪い
運転資
金が足り
ない
何故儲からないか言い訳してください。。
ある会社の良くない事
売上が少な
い
景気がわる
い
皆考えても無 施工出来な
駄だと思って い工事が
いる
あった
工事難易度 価格が高い
が高く受注で
ない
品質がわる
い
優秀な技術
者がいない
運転資金が
足りない
利益が少な
い
入札に負け
た
材料外注費
が高い
施工のス
人員の割り
ピードが遅い 当てが悪い
施工の段取
りが悪い
人手が足りな
い
これからやらなければ
沢山ありすぎ!!
中小企業の抱える矛盾
沢山の問題を
それぞれ解決しな
ければならない
沢山の人金
で解決しなけ
ればならない
矛盾
中小企業が
生き残る
これでは何をやっても無駄
適切な人員・
少ない人・金で
と思うのも無理ない!!
資金で運営しな
ければならない
運営しなければ
ならない
TOC制約条件の理
論
TOC(制約条件の理論)
 理論を説明するため
の小説
 企業の目的は何か?
 原価計算は生産性の
敵
 みんなが頑張れば全
体が良くなるのは嘘
4つの具体的手法
思考プロセス
スループット会計
クリティカル
チェーン
DBR
スケジューリング
全体の能力は1箇所で決まる
出展:@IT「 TOC──全体最適による業務改革戦略ガイド」
ボトルネックの概念
(ラインの生産量)
100個/月
80個/月
30個/月
10個/月
80個/月
?個/月
社員3人の工務店
会社の儲けはいくら?
営業マン
設計技術者
現場監督
能力
能力
能力
月3件分受注
月2件分設計
月1件施工
改善後の工務店
会社の儲けはいくら?
営業マン
設計技術者
現場監督
能力
能力
能力
月3件分受注
月2件分設計
月3件施工
工程管理PERT/CPM
 全員早く工事すれば工期は短縮できま
すか?
沈むタイタニック号
穴をふさぐ
 抱える問題
以外やっても
 水が入ってくる
無駄!!





穴があいている
燃料が足りない
方位がわからない
食事がまずい
トイレが壊れた
さてどう
する船長
苦しい患者
熱がある
鼻水が出る
頭痛い
のどが痛い
関節痛い
風邪です!!
根本問題に
注射!!
ある会社の良くない事
(何故儲からないのか)
売上が少な
い
景気がわる
い
入札で負け
た
品質がわる
い
優秀な技術
者がいない
工事難易度
が高く受注で
ない
運転資金が
足りない
利益が少な
い
経費労務費
が高い
材料外注費
が高い
施工のス
人員の割り
ピードが遅い 当てが悪い
施工の段取
りが悪い
人手が足りな
い
儲けを決める問題
はひとつ。
施工出来な
い工事が
あった
価格が高い
中小企業の抱える矛盾は
沢山の問題を
それぞれ解決しな
ければならない
中小企業が
生き残る
沢山の人金
で解決しなけ
ればならない
矛盾解決
適切な人員・
資金で運営しな
ければならない
少ない人・金で
運営しなければ
ならない
TOC対立解消図
TOCの実践
4つの具体的手法
思考プロセス
スループット会計
一つの問題に
全体の能 全社一丸となって取り組む
力は1箇所
具体的方法
で決まる
クリティカル
チェーン
DBR
スケジューリング
マネージャとしての仕事
どのように
何を
何に
変えるか!?
スループット会計の実践
(今を知る)
貸借対照表
借入金
運転資金
負債
損益計算書
売上高
材料費・外注費
付加価値
資産
スループット
未成工事支出金
資本
材料貯蔵品
受取手形
工事未入金
固定費
利益
スループット会計:業績レポート
Ⅰ顧客満足度
約束納期遵守度
出荷すべき注文数
出荷した注文数
約束納期遵守度
返品
件数
金額(売上比)
リードタイム
約束期間(日)
生産サイクルタイム
1月
2月
3月
4月
Ⅱ業務の成果
スループット
出荷すべき金額
出荷した金額
1月
2月
3月
4月
1月
2月
3月
4月
T/I(回/年)
T/OE
Ⅲ制約条件評価値
最終仕上げ加工
計画に対する実加工割合%
炉の歩留まり%
#1炉
#2炉
78
83
86
出展:シンクロナス・マネジメント
M.L. スリカンス (著), M.M. アンブル (著),
根本問題をみつける
(何を変えるか)
計算をして決める
(定量的方法)
会議をして決める
(定性的方法)
定量的方法
100個/月
80個/月
30個/月
10個/月
80個/月
?個/月
MS-PROJECT
会議をして見つける
(定性的方法)
入札に
負けた
人手が
足りな
い
利益
が少
ない
品質が
悪い
景気が
悪い
運転資
金が足り
ない
定性的方法:ある会社の良くない事
(何故儲からないのか)
売上が少な
い
景気がわる
い
皆考えても無 施工出来な
駄だと思って い工事が
いる
あった
工事難易度 価格が高い
が高く受注で
ない
品質がわる
い
優秀な技術
者がいない
運転資金が
足りない
利益が少な
い
入札に負け
た
材料外注費
が高い
施工のス
人員の割り
ピードが遅い 当てが悪い
施工の段取
りが悪い
人手が足りな
い
定性的方法:根本問題を見つける
売上が
少ない
入札で
負けた
施工できない
工事がある
人手が
足りない
施工のスピード
が遅い
工事難易度
が高い
価格が高い
TOC現状問題構造ツリー
定性的方法:ある会社の原因ツリー
(何故儲からないの
売上が少
ない
か)
需要が少
ない
施工でき
ない
競争に負
ける
工事の難
易度が高
い
人手が足
りない
運転資金
が足りな
い
品質が悪
い
価格が高
い
優秀な技
術者がい
ない
利益が少
ない
材料・外
注費が高
い
経費労務
費が高い
施工のス
ピードが
遅い
人員の割
り当てが
悪い
施工の段
取りが悪
い
皆考えて
も無駄だ
と思って
いる
TOC現状問題構造ツリー
何に変えるか
根本問題の改善
(何に変えるか)
 トヨタの5つ
のなぜ
 ECRS
 Eliminate
その工程をやめることは
できないか
 Combine
 他の工程とくっつけら
れないか
 Rearrange
 他の工程と順番を変え
られないか
 Simplify
:その工程を簡単にできな
いか
根本問題の対立解消
(何に変えるか)
沢山の問題を
それぞれ解決しな
ければならない
中小企業が
生き残る
沢山の人金
で解決しなけ
ればならない
矛盾解決
適切な人員・
資金で運営しな
ければならない
少ない人・金で
運営しなければ
ならない
TOC対立解消図
TOC対立解消図
前提
行動
矛盾
目的
前提
行動
横町での対立
B:
火事の時消防
車が通れるよ
うする
D:
道幅を4mに拡
幅し建築基準
法を守る
A:
街を良
くする
矛盾
C:
古い町並み
を復興保存
する
E:
道幅を以前の
ままにし建築
基準法を守ら
ない
対立解消
火事は
スプリン
消防車
クラーで
で消す
消す
消防車が通る道幅がいる
B:
火事の時消防
車が通れるよ
うする
D:
道幅を4mに拡
幅し建築基準
法を守る
A:
街を良
くする
矛盾
C:
古い町並み
を復興保存
する
思い出が
つまって
いる
E:
道幅を以前の
ままにし建築
基準法を守ら
ない
男女が1本の傘で並んで歩く道幅が、
法善寺横丁に似合う。(桂春男治)
新製品開発
有用性
新規性
進歩性
特許
どうやって変えるか
TOC実践の計画
(どうやって変えるか)
100個/月
30個/月
80個/月
検査
80個/月
在庫
10個/月
?個/月
TOC実践の計画(工事)
(どうやって変えるか)
検査
予備日
10個/月
2.発注量大幅減少に対応でき
ない
ソリューション導
入
1.メンテナンス中心に移行
することに対応できない
15リバースオ
ークション等
で競争激化す
る
旧態依然の業
4.旧態依然の業務処
務処理に3M
理に3Mが蓄積されて
が蓄積されて
いる
いる
13.合併のメリットが
ないと思われる
5.仕事に人を
つける本来の
姿が壊れてい
る
3.一企業が受注シ
ェアを拡大してい
くことは困難
12.現場ITが個別ツ
ール中心でPMまで至
っていない
14-1.叩き合いになる
9.裾野が広いため
電子調達定着に時
間がかかる
11.3次元C
AD用途が限
定的である
10.中小企業のI
T化が遅れている
16官製談合が
行われている
14-2従来型の
積算を改めな
い
14-3従来の慣
習を改めない
7-2.PMが日
本には管理手
法がマッチし
ない
7-1PMが発
注者の要求
にない
6.ヒューマンマ
ネジメントの要
素が強いためシ
ステム化出来に
くい
8.ASPは試行錯
誤状態である
17公共工事で
雇用対策が行
われる
18標準歩掛で
積算している
20適正価格が計算で
きると思いこんでい
る
24 ???
22???
19積算を疑問
視しない
21???
学校教育に
問題がある
対立解消の
アイデア
根本問題以外の改善
 根本問題以外の人が頑張っても仕事は
早くなりません
 非ボトルネックの人は暇になる
みんなが頑張れば
 管理者の発想の転換が必要
良くなるは嘘
思いこみ!!
ボトルネックは悪ではない
100個/月
80個/月
30個/月
10個/月
80個/月
?個/月
継続的改善
TOC5ステップ
継続的改善
根本問題を見つける
根本問題を活用する
惰性に気をつけながら
1へ戻る
根本問題以外の仕事を
従属させる
根本問題に投資を行う
問題の3種類
物理的制約
100個/月
80個/月
30個/月
10個/月
80個/月
?個/月
方針制約
 制約の70%は方針制約
 企業が儲けることを阻
害するルールがあ
る!!
 それは品質マニュアル
かも
 それは実行予算管理か
も
 それは積算方法かも
 「チェンジザルール」
が必要
市場制約
 企業の外に原因がある
 自社のことだけ考えていて
は解決できない
 顧客・元請・協力会社・資
材メーカーなどサプライ
チェーン全体を考える
 自社のなかでTOCを展開す
る段階から他社と連携して
TOCを展開する段階へ
顧客の顧客
マネジメントとは何か!!

工場長の給料までお客さんは払っ
てくれない。

お客さんはわざわざ実際に作らな
い工場長の給料分まで払いたくな
い

中間管理職の方をリストラする
「中抜き」の横行
しかし





社員皆が一生懸命頑張っても、根
本問題以外だったら儲けは増えな
い
皆の一生懸命は無意味になる
誰がチーププレイさせられるのか
社員の頑張りを無意味にさせない
ために行動するのがマネジメント
を
aBUSINESS-Lab’s
作成:
加茂経営労務管理事
務所 西原隆
aBUSINESS研究所
http://www.a-lab.jp
[email protected]