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原子力 問題を考える
ーー 広義(Cosmologyを含む)と狭義(原発問題など)を取り混ぜて ーー
河原崎 雄紀
0。 原子力関係の統計資料
1。 Late Dr.Alvin Weinbergの講演から
2。 各種主要エネルギー占有分率の変遷
3。 人口推移(世界と日本)
4。 世界における地震地帯と原発分布
5。 ドイ
ツの脱原発(外相の投稿)
6。 所謂原子力に関する呟き的議論
7。 三月十一日の大事件に関して
8。 我々はどうすべきか?など
エネルギー・原子力関連資料
インターネット・サイトより
特別寄稿
社会制度と原子力(その2)
A1vin WEINBERG**(動燃事業団・河田東海夫訳)
我々原子力屋は、社会と「ファウストの取引き」を行った。我々は、触媒的原子
炉、すなわち増殖炉で無限のエネルギー源をもたらした。短期的に見ても、我々
は通常の非増殖型原子炉で化石燃料よりも安いエネルギーを提供している。 し
かもこのエネルギーは扱い方を間違えなければほとんど環境を汚すことがない。
化石燃料の燃焼は炭酸ガスや窒化物、硫化物などを放出するが、原子力は廃熱
とわずかな放射能を除いては原理的に環境汚染物を放出することがない。
その一方で、この魔法のエネルギー源と引替に我々が社会に求める対価は、「
不寝番」のように一時も気を許すことのない警戒と永遠の存続を課せられた、これ
までにない社会制度である。
我々「原子力屋」は本当に無限で、安く、環境汚染を生じないエネルギー源を提供し
たのだろうか? そして社会は広範囲での原子力利用が要求する「不寝番」的警戒や
安定性を示しえたのだろうか? もしこれらの質問への答えが「ノー」であるとすれば、
1953年の米国化学会における会長スピーチでジェイムズ・コナントが予言したように、
原子力は結局のところ失敗に終わろうとしているのであろうか? それとも我々はまだ、
核分裂がエネルギー源として永続的、かつ発展的に寄与できる第2の原子力時代の
到来を期待しうるのであろうか?
各種主要エネルギー占有分率の変遷
古川和男「原発革命」
人口の推移(世界と日本)
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世 界 に お け る 地 震 地 帯と原 発 分 布
ドイツ外相(ギド・ベスターベレ)の投稿
ドイツの脱原発
熟慮経た民意が支える決断
ドイツは2022年までに原子力発電から撤退し、エネルギー政策の大転換への投資を一層強化していく。
これにより、持続可能なエネルギー経済と再生可能エネルギーの全面的普及に向けた動きを加速させる。
今回の決定は、野心的な課題を自らに課すものである。私たちは今、クリーンで、負担可能な価格で、なお
かつ安全なエネルギー供給に向け、長期的な方向づけを後戻りのできない形で行おうとしている。目標達成
には、将来中心的な役割を果たすであろう産業部門に投資を行うことが重要となる。
ドイツの決断は、社会の幅広い層の多数意見に支えられている。国内では長年にわたって、原子力の非軍
事利用をめぐる議論が徹底的に行われてきた。そして、技術面、また計画性や経済性の観点からも、エネル
ギー政策の転換は実現可能であるという幅広い民主的な合意ができたのだ。
フクシマの悲劇により、原子力リスクの再評価が必要となり、エネルギーシフトの加速につながった。だが、
再生可能エネルギー利用を推し進め、原子力利用を終了しようという基本的な決定はフクシマ以前になされ
ていた。この方針は、温暖化防止に向けた取り組みとも軌を一にするものである。政府が昨年10月に決めた
再生可能エネルギー普及目標も、さらに前倒しして達成していくこととなった。
ドイツはエネルギーシフトを加速し、技術、構想の両面で進み姶めた道を今後も継続して歩んでいくことと
なる。エネルギーシフトは、私たちの経済力、環境、近隣諸国に悪影響をもたらすことなく、効率性、持続可
能性、経済性、安全性を兼ね備えた21世紀のエネルギー経済への扉を開くものだ。そこから生まれるチャン
スをともに活用するための建設的かつ緊密な協力を、私たちのパートナーの国々に呼びかけたい。
所謂原子力に関する呟き的議論
1。 核分裂原子炉が実用化されて半世紀以上
2。 どうして核融合炉は成功しないのか?
3。U-235 + n ---> fission + nu + Energy が、その基礎
4。太陽では核融合反応が進んでいる
5。然らば、Solar Energyは遠く離れた融合炉からのもの
6。地球上の U-235はどうして出来たのか
7。高速増殖炉(核燃料サイクル)・国際核融合炉計画からは撤退
すべきか
8。どうして技術的に不可能な事柄はあるのか
9。放射性廃棄物処理の問題
三月十一日の大事件に関して
1。地震予知・津波予想は、
2。スマトラ島沖地震・津波の教訓は何故生かされなかったのか
3。東海第二原発も冠水間近であった
4。自民党政権だったらどんな対策をとっていたであろうか
5。第二次世界大戦敗戦と今回の災害との類似点は
6。復旧・復興の政策と政治状況
7。国家とは何か・・・国民とは何か
8。完全ではないが、理想に近い社会のあり方とは
我々はどうすべきか?など
1。脱原発(の寂しさ)に耐えられるか?
2。ワクワクするような21世紀的テーマは何か?
3。 “The Second Nuclear Era” based on Separated Isotopes_