PowerPoint プレゼンテーション

Download Report

Transcript PowerPoint プレゼンテーション

政策作成マニュアル
みんなでつくる/はじめてでもできる
政策作成マニュアル:構成
www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/manual.html
政策?戦略?企画?
勝つための
総合的・長期的な計略。
戦略
政策
戦いに勝つための
個々の具体的な方法。
政府・政党などの施
政上の方針や方策。
戦術
施策
企画
ある事を行うために
計画をたてること。
また、その計画。
政策・対策を立てて、そ
れを実地に行うこと。
政治などを行うに際し
て実地にとる策。
様々なレベルの問題解決
競争相手が存在する
マクロな問題解決
競争相手が存在する
ミクロな問題解決
戦略
政策
みんな(パブリック)
の問題解決
施策
政策の実現のために
具体的にやること
戦術
企画
クライアントのための
ミクロからマクロまで
の問題解決
なぜ作成?立案?提言?

かつて政策は無料(タダ)だった。
中央官庁が、税金を使って、優秀な官僚をこ
き使って立案し、日本中の自治体に無料配付
していた(政令、通達、補助金マニュアル)。
 知識にお金を払わない風習を支えてきた。
 専門家が食えない社会構造を支えてきた。


地方役人の仕事は、コストフル
利害関係者に妥協・見返りをもって交渉
 利害関係者との間の長期的な癒着を育てる

なぜ作成?立案?提言?

でも政策は無料(タダ)ではなかった。


中央官庁が無料配付する政策が、地元の事
情に不適合で金食い虫であることがばれた。
地方財政火の車
利害関係者(地元団体、労働組合)との蜜月
も、いいかげんお終いに。
 地域のニーズって何?自治体の役割って何
?と改めて問い直すはめに。
参与観察で

マニュアル化

ふつうの人たちが政策を作りはじめた。
みんなで?はじめてでも?
政策作成マニュアル

みんなでつくる
GroupThink(衆愚)→衆知を集める
利害(Interest)の対立→関心(Interest)の共鳴

はじめてでもできる
「問題解決」は誰でも毎日やっている
問題解決のやり方を改めて整理し直したもの
何ゆえに、マニュアル?
コモンズとしてのマニュアル
社会的共通資源
政策作りのオープンソース化
もとは、ソフトウェアの中身
(ソースウェア)が公開された
もののこと。世界中のプログラマ
が読み書き直しを繰り返し、
企業内のクローズドな環境からは、
想像付かないほどの速度で、
オープンソースのソフトウェアは
進化した。(しかもタダで)。
政策形成のノウハウと
プロセスを公開
市民の間に政策立案の
スキルを蓄積
コモンズとしてのマニュアル
みんなの問題解決
仲間うちの問題解決
(外行語 Kaizen)
政策リテラシー
(政策目利きになる)
マネジメント(管理)のサイクル
生産ラインや組織が継続するからこそ「サイクル」として扱える
PDCAは
デミングの師
である
W.A.シュハート
がオリジナル
Plan
Do
生産管理の神様
デミング博士が
「布教」
Action
Check
Study
トライ&エラーを繰り返し、なんども微調整することが可能
問題解決のSTEP
多くの問題解決では、何度もトライできない(政策もそう)
Select
Select選択
Test試行
Test
Evaluate評価
Persistしつこく続ける
Persist
Evaluate
問題解決訓練(PST)の5段階
(1)問題志向Problem Orientation
複数の問題があるときは、ひとつずつ取り組む
問題に圧倒されない
悪感情を問題解決を開始するシグナルとして捉える
(2)問題定義Problem Definition
(3)選択肢の創造Generation of Alternatives
(4)意思決定Decision Making
(5)解決策の実行と検証
Solution Implementation and Verification
政策づくりのBASIC
政策づくりのBASIC
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
Select
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
Test
Evaluate
政策づくりのBASIC/マップ
案をつくる
収束思考
考えを絞り込む
分ける
案をみがく
できるだけ広く
発散思考
考えを広げる
政策づくりのBASIC
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
政策案の供給
政策案の検討・実現
1 ターゲット(目標)の設定
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
1 ターゲット(目標)の設定
バラバラの思いを合わせる工夫


まずは、思いを出し合う
「声の大きな人」「ずっとしゃべる人」
に引きずられないためには
→交流(相互作用)を一部制限する
ノミナル・グループ・プロセス
1.初期の思考:まず各自で考える。
2.発表:各人から発表。メモも提出。
3.整理:同じアイデアはまとめる。
4.協議:全アイデアについて話し合い。
5.投票:各アイデアごとに集計。
(各自1位には5点、2位に4点…という
風に配点する)。
※協議と投票は入れ替えもよい。
→ 「問題」の確定と順位付けに効果あり。
2 問題の分析
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
2 問題の分析

何が問題なのか?
問題=目標—現実

何故政策をつくる必要があるのか?
目標=現実+政策
∴問題=政策?
問題分析(点から関係へ)
どこが悪い?
問題点をブレスト
本当のところは
どうなの?
*ブレインストーミング
問題を複数の目で見る
知識/情報を共有 *情報収集から共有へ
「実感」を確認・修正する
問題の図表化
どんなふうに
なってる?
*相関関係で把握する
問題を図表化する
問題の図表化
マトリックス型
問題相関図
ネットワーク型
問題相関図
マトリックス型問題相関図
地域の
観光事業
地域の
観光事業
雇用
交通
地域の
生活の質
雇用
交通
地域の
生活の質
観光は、季節によ
り雇用を増減させ
る
観光は、季節により
交通量を増減させる
施設や名所が、季節に
より混雑して、地域生活
の質を下げる
?
就業率が上昇すれば、
地域生活の質は向上す
る。
?
交通の利便は、環境客
を増加させる
?
交通量の増加は
新たな雇用を発生
させる
生活の質の向上
はより多くの仕事
を生み出し雇用を
増加させる可能性
がある
交通量の増加は地域生
活の質を低下させる
?
ネットワーク型問題相関図
(+)雇用改善に
よる質向上
観光事業
(±)季節変動
(−)混雑による低下
(±)季節変動
(+)交通利便に
よる観光客増
雇 用
地域生活の質
(+)交通量増
による雇用発生
(+)生活の質向上
による雇用創出
(−)混雑による低下
交 通
樹形図型 問題分析図
セキュリティ技術の樹形図→
介護認定の樹形図
↓
樹形図型 問題分析図
フィッシュボーン(魚の骨)・ダイアグラムの例
重いランドセルが子供の背中を痛めつけていることの要因分析
樹形図型 問題分析図
樹形図型のメリット



手がつけられるサイ
ズにまで、問題をどん
どん分解していける。
分析のモレやダブリ
が生じにくい。
工学的問題解決に適
する(生産管理やQC
の分野で活躍)
樹形図型のデメリット
相互作用を扱えない。
 ループ、フィードバック、
悪循環などが見つけら
れない。
 社会的問題分析には適
さない?
(かならずしも「答え」は
ないかもしれない世界)

樹形図型 問題分析図
樹形図型のメリット
手をつけやすい



手がつけられるサイ
ズにまで、問題をどん
どん分解していける。
失敗しにくい
分析のモレやダブリ
が生じにくい。
工学的問題解決に適
する(生産管理やQC業務改善に最適
の分野で活躍)
樹形図型 問題分析図
樹形図型のデメリット
どっちが原因でどっちか結果?
相互作用を扱えない。
 ループ、フィードバック、
悪循環などが見つけら
れない。
 社会的問題分析には適
さない?
(かならずしも「答え」は
ないかもしれない世界)

事象A
事象B
問題相関図の読み方
逸脱・累積ループ
(+)雇用改善による質向上
雇用
地域生活の質
(+)生活向上による雇用創出
事態が急変する場合
安定・抑制ループ
(−)混雑による交通の悪化
観光事業
交通
(+)交通利便による観光客増
事態がこう着する場合
3 政策案の創案
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
3 政策案の創案
1 問題相関図で問題の構造をおさらい
2 各自で問題の解決アイデアを考える。
3 各自の解決アイデアを出し合う。
他人のアイデアを見て思いついたものは、どんどん追加する。
4 「問題相関図」をつかってどんなアイデア
が出たかを再確認。
ブレイン・ライティング
1.複数人、短時間で大量のアイデアを創出
2.黙ってやる(沈黙のブレインストーミング)。
3.参加者は5分間で3つのアイデアを書き、とな
りの人に渡す。以下、この繰り返し。
4.4回=20分間で、参加者数×12個の
アイデアが生まれる。
ブレイン・ライティング
参加者は5分間で3つのアイデアを書き、となり
の人に渡す。以下、この繰り返し。
沈黙のブレインストーミング





話べたの人もハンディなく参加できます。
偉い人がいて、話しにくい雰囲気でも、なんとか
なります。
お互いよく知ってないメンバー同士でも、なんと
かなります。
ブレイン・ストーミングのように、目立たずサボる
ということはできません。
自己主張が得意でなく、体面を重んじる日本人
に向いているかもしれません
(ドイツで考案されたそうですが)。
3×4のマス目があるシート



ポストイットを貼ってつく
る→貼りかえて整理する
のに便利
隣の人の意見が書いて
あるものを受け取って、
意見を追加する。
シートが回れば回るほど
多くの他人の意見を参考
にできる(アイデアが枯渇
したら、他人のアイデアを
変形してつくる)。
「アイデア変形」のパターン
転用
応用
変更
拡大
そのままで新しい用途は? 改造して他に使い道は?
縮小
代用
再配列
逆転
結合
減らす、小さく、濃縮、低く、軽く、省略、分割、内輪で
オズボーンの
チェックリスト
何か似たものはないか(過去にも)? 何かの真似は?
意味、色、動き、音、におい、様式、型を変えると?
追加する、時間を、頻度を、強度を、高さを、長さを、価値を、材料を、複
製する、誇張する
人を、モノを、材料を、製法を、動力を、場所を、
要素を、型を、レイアウトを、順序を、因果を、ペースを
反転、前後転、左右転、役割転換、上下を変える
ブレンド、合金、ユニットを、目的を、アイデアを
問題相関図上にアイデアを整理
整理はアイデアの共有
わいわいやりましょう
アイデアは組み合せる

思い付いたアイデアの9割は平凡・既出
→本当の勝負はこれから。

たった100個のアイデアでも組合せは、膨大。
大きな紙の上で、アイデアを並べてまとめる。
問題相関図上にアイデアを配置してみる。
→近くに配置されたアイデアは、束ねる/
合成する/連続で実施することを考える。


4 政策案の選択
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
4 政策案の選択
各人に持ち点(シール)を割り当て、大きな表に各自が投票する。
参加者が大人数の場合は、旗揚げゲームを使う。
政策1
問題の 政策の
重要性 効き目
★★★ ★
実現の
可能性
★
政策2
★
★★
★★
政策3
………
★★
★★★ ★★
きちんとAHP等を
使っても良いが‥‥
ユニークさ
★★
★★★
★
政策案
仮評価表
4 政策案の選択
どの政策案を「育てる」か?



政策案をいくつ残すか
は、グループの規模や実
力、政策づくりにさける時
間などによる。
高得点の政策案よりも
何か光るところのある政
策案の方がよい。
「魅力ある政策案」こそ
が「生きのびる」政策案。
「政策」の選択と戦略



政策は目的ではなく、
手段。
どの政策案を残すかは
目的を実現するためには
限られた資源をどこに投
入すべきかという「戦略」
の問題。
一段高いところから、政
策を比べる必要。
5 政策案の明確化
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
明確化とリンクマップ
政策案の明確化とリンクマップ、そ
の検証と評価は、何度も往復しな
がら、政策案を磨き上げていく。
5 政策案の明確化
Why
What
When
Who
Whom
Where
How
How much
How Long
政策案
整理シート
政策の目的は?
具体的には何をするのか?
実施期間、実施時期は?
誰が行うのか?
誰に行うのか?政策対象は?
どこで行うのか?政策対象は?
どのような方法で?
費用はどれくらい使うのか?
時間はどれくらい使うのか?
政策文の構成要素
「政策」以前
「政策」
の内容
「政策」以後
政策の必要性
政策(目的)の
実現方法
政策が与える
影響
Why
Who
How
Long
How
How
Much
What
Whom Where
政策文の構成
0
1
2
3
4
5
方針と理念
政策の目的
情勢分析
政策の必要性
政策内容
政策の対象範囲
6 実現方策
7 政策のメリット
8 政策のデメリット
9 実施しないデメリット
10 実現への課題
11 課題への対策
6 政策相関図(リンクマップ)
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
6 政策相関図(リンクマップ)





「政策」を中心に置く。
政策より上の部分に、政
策が必要となった「背景」
(過去・現状)を書く。
政策より下の部分に、政
策が何をもたらすか(政
策の未来)を書く。
左側にメリットを、右側に
はデメリットを配置する。
それぞれの項目は、ポス
トイットを使うと並べ替え
しやすい。
6 政策相関図(リンクマップ)

政策相関図(リンクマップ)
は、「くびれ」が要

幅広いニーズを拾い上げ、
十分な背景分析ができて
いるか(上部の逆三角形)
政策がもたらす効果・影響
をもれなく分析・予測でき
ているか(下部の三角形)
政策をコンパクトに表現で
きるか(「くびれ」の部分)


政策を必要とする
ニーズや背景
政策
政策がもたらす
効果・影響
7 リンクマップの検証と評価
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
7 リンクマップの検証と評価
リンクマップの検証
 要素間の因果関係
(リンク)は確かか?


相関関係、あるいは
ただの偶然ということ
は無いか?
因果関係のつながり
の強さはどれくらいか
?
リンクマップでの評価
 政策のメリットは?



数量化できるか?
どんな価値基準に基
づいてメリットといえる
のか?
政策のデメリットは?


数量化できるか?
どんな価値基準に基
づいてメリットといえる
のか?
リンクマップの検証
リンクの検証
 要素間の因果関係(
リンク)は確かか?


相関関係、あるいは
ただの偶然ということ
は無いか?
因果関係のつながり
の強さはどれくらいか
?
(例)風が吹けば桶屋は
儲かるか?
風が吹く
土の路面
路面の乾燥
砂埃がたつ
ある因果関係が成り立つのは
他の付帯条件があってこそ
リンク(因果関係)の検証
かつて「風が吹く」→「砂埃
がたつ」のは当たり前だ
った。



(例)風が吹けば桶屋は
儲かるか?
道は、鋪装されていない(
土の路面)のが当たり前。
かつての「当たり前」はい
まも通用するのか?→要
確認
かつて成立した因果関係
もいまや偶然の恐れあり
風が吹く
土の路面
路面の乾燥
砂埃がたつ
ある因果関係が成り立つのは
他の付帯条件があってこそ
8 政策案の完成と発表
0 何故、政策か?
1 ターゲットの設定
2 問題の分析
3 政策案の創案
4 政策案の選択
5 政策案の明確化
6 政策相関図(リンクマップ)
7 リンクマップの検証と評価
8 政策案の完成と発表
8 政策案の完成と発表

政策は「作る」だけ
では、政策案。

政策を実現する=
政策を売り込む

政策のマーケティ
ング=売れる政策
をつくる
8 政策案の完成と発表
政策の影響分析
 関係者のリストアップ(整理と分析)
 関係者のニーズ・利害・関心のリストアッ
プ(整理と分析)
 説得対象者ごとの戦略作成


(パブリック対象)政策のパッケージング
政策を売り込む
圧力型交渉戦略




第3者の影響力を用いて
説得する
即効性が高い
ただし、これは既存の勢
力向きにデザインされて
いる
使い古されている。これ
まで通り適当に妥協させ
られたりすることも多い。
参加型採用戦略



既存のネットワークをつ
かうのでなく、新たにネッ
トワークを作っていく
時間がかかる
新しい政策の実現には、
既存のネットワークは使
えない(もしくは邪魔にな
る)ことが多い。
○○を売り込むステップ
お客さまの状態
取ってほしい行動
認知 存在をしらない
興味 知ってるが興味なし
知ってもらう
興味をもってもらう
行動 興味あるが行動なし
行動してもらう
比較 行動あるが比較なし
比較し選んでもらう
購買 比較したが購買なし
買ってもらう
利用 買ったが使ってない
使ってもらう
愛情 使ったが愛着なし
愛着を持ってもらう
リピーター化
人に薦める
参加型採用戦略
1
2
3
4
5
情報共有(垂れ流すのでなく共有する)
リクルートメント(勧誘)
コンサルティング(困り事について援助)
(みんなで)意志決定
集団行動(社会運動のレパートリー)
(1〜5を繰り返し、賛同者・協力者の
ネットワークを広げていく)
(組織内で)売り込む=根回し
1 直属の上司の全面的協力をとりつける
2 上司の口添えを経て、最終決定権の会議体の
メンバーの最有力者の協力をとりつける。
3 できるだけ具体的な企画書・見積もりをみやす
く作成しておく
4 最有力者の注目を得ることができるだけの信用
と実力を日頃からつけておく
5 案件に決定的な関連を持つ部門の理解と協力
をとりつける
(つづきます)
(組織内で)売り込む=根回し
(つづき)
6 予想される反対意見を想定し、反対意見や疑
念の持っている標的人物への辛抱強い説得をこ
ころみる(できるだけ相手に驚異を感じさせない
こと)
7 直接関連をもたない部門にも広く理解をもとめ
懸念や疑問に対して適切でわかりやすい説得を
こころみる
(山田雄一『稟議と根回し』 講談社, 1985)
政策づくりの理想と現実
理想(イデアル)

手順を踏んで




政策作成マニュアル
時間をかけて
衆知を合わせて
問題意識から始まる

みんなが抱える理想
が原動力/評価基準
アマチュア(好事家)
現実(リアル)

やっつけ仕事




「先進事例」をパクる
足りない時間
担当者が原案
まず結論ありき

数合わせの成果予想
プロ(専門家)
政策づくりの現実を変える
現実(リアル)
個人の政策能力
政策ストックを高める
 コミュニケーションの
方法を変える
 会議のやり方/性格
を変える


やっつけ仕事




「先進事例」をパクる
足りない時間
担当者が原案
まず結論ありき

数合わせの成果予想
プロ(専門家)
政策づくりの現実を変える
コミュニケーションの
方法を変える


マインド・マップ®
ポストイット・トーク



KJ法モドキ
ファシリテーション
金魚鉢(サーカス)の
ゲーム
会議のやり方/
性格を変える

ワークショップ



原案なし
創案から決定まで
オフサイトmeeting



部署=責任フリー
問題=制約フリー
タブー・フリー
政策づくりを変える
www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/manual.html
政策づくりを変える
政策の青写真モデル





問題状況の定義
目的の設定
代替案の作成
評価・最適解の選択
実行
=政策作成マニュアル?
政策の当事者モデル



問題が客観的に定義
できない=多主観的
に複数の定義が並立
目標からの欠如を出
発点にしない
外科手術(患部摘出)
的アプローチをとらな
い
原因究明が功を奏する場合
因果関係が確定できて
 すべての原因を突き止められて
 すべての原因を取り除くことが可能
……である場合のみ

原因1
原因2
因果関係
原因3
結果
公害と
環境問題
の違い




使えなくなる「外科手術」
社会問題が「手術」で
は治らないものになっ
ている
痛みに耐えられない
問題全体を見通せな
い
解決しようとすると、
問題が変わってしまう





政策対象が
意思をもつ場合
どうつきあうか、つきあえ
るかを考える
問題を変えて解決する
それでも経験はいくらか
役に立つ
「一義的でない」ことがわ
かっただけでもしめたも
の
コンフリクト(葛藤)があ
るのがあたりまえ
解決志向アプローチ
問題=欠如からはじめ
ない
→欠如を埋めるための外
部資源が必要
(例:補助金行政)
 解決=どうなったらいい
か、からはじめる
→ビジョンづくり、期待づく
りが、人々の認知を変え
行動を変えていく

逸脱・累積ループ
(+)ポジティブな変化
きっかけ
周囲の反応
(+)ポジティブなフィードバック
スノウボール・エフェクト
雪だるま効果
逸脱・累積ループ

(+)ポジティブな変化

きっかけ
周囲の反応
(+)ポジティブなフィードバック
ミラクル・クエスチョン
「あなたの周りで続いて
欲しいことは何ですか?
しばらく観察してみて」
「奇跡が起こって問題が
解決したとしたら、どこで
それが分かりますか?」
↓
あるべき変化を示す
柳原銀行記念資料館の事例
1.古い建物の価値を再発見する
2.修理すれば、まちの魅力になる
3.修理のための資金をあつめる
柳原銀行記念資料館の事例
3.修理のための資金をあつめる
4.建物の歴史をネタに資金集め
のためのシンポジウムをひらく
柳原銀行記念資料館の事例
4.建物の歴史をネタに資金集め
のためのシンポジウムをひらく
5.シンポジウムのスタッフを集め
た(知り合いと歴史好きが集まった
)
柳原銀行記念資料館の事例
6.修理された建物を、
資料館として活用
5.シンポジウムのスタッフを集め
た(知り合いと歴史好きが集まった
)
柳原銀行記念資料館の事例
7.大勢の人がやってきたので
次の企画を……
6.修理された建物を、
資料館として活用
政策資源からの政策づくり

計画と実行の分離なし



政策資源を見つけ、互いに結びつけ、そだてるプロセ
スには、計画と実行の両方が混在一体。
政策資源からの政策づくりにはアクション・リサーチ、
アクション・プランニングが必須。
最初に「完成した計画」を要求されない

専門家に対する素人(当事者)のアドバンテージ。
「計画」として説得性をあげるために、無理矢理よそ
の成功事例に、自分たちの政策資源をあえてはめて
使ってしまうのは失敗の元。

熱意ある素人のための政策術!!

政策作成マニュアル:おしまいに
www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/manual.html
大学行政管理学会西日本支部
第2回「職員・教学研究会」
2005年12月3日
関西大学千里山キャンパス
プレゼンテーション:蓮田攻
政策作成マニュアル
みんなでつくる/はじめてでもできる