Transcript 閉院の手引き - D

☆
閉院のマニュアル
応急措置
届出作業
片付け作業
神谷作成
不測の事情による閉院
一時休診か閉院の何れか方針の決定
通院患者への通知
通院患者一覧表の作成
何れの場合でも、未装着物がある場合は
臨時代診の手配をし、区切りを付ける。
会でスタッフを募れば必ず協力者はいる。
但し無報酬にしないこと。
⇒「只」はシステムをダメにする。
☆
予定の閉院
☆
■通院中患者への予告
通院中の患者の治療終了予定日と閉院日
■新規患者、再来患者については
①閉院予定日までに終了見込みのある場合
⇒受け付ける。
②他の医療機関を紹介
閉院事務処理
先ず保健所に廃業届けを提出
医籍登録番号、医療機関番号
保険医療機関指定番号
X線装置の機種・番号
次に社会保険事務所に届出
保健所で発行した廃業届出のコピー
が必要。
☆
考え過ぎではない
医師賠償責任保険
医師賠償責任保険は開設者が死亡・廃業
した時点で、保険期間に関係なく失効。
条件として⇒廃業前に1年以上
開設者が廃業後に、死亡後は相続人が
同一保険会社の医師賠償責任
締結⇒廃業・死亡後に発見される事故の
保険に加入していること⇒保険
みを対象とする。
期間は5年廃業後に保険会社
保存期間を過ぎても、訴訟に必要 ⇒
に通知（保険料は5年間で7%）
レセコンに蓄積されている診療記録でも
有効とされる。⇒DataFileを主にCDに記
録しておいても良い。
レセプトの処理について
税務申告について
■返戻処理も含めて代行を行う。
■申告人死亡の場合は⇒ 適当でよい。
形を採るレベルで良い。
単なる閉院の場合は、申告する。
申告内容にもよるが、廃業であるなら
適当でよい。形を採るレベルで良い。
☆
☆
■診療機器、器材
中古器材を引き取る業者に依頼。
■廃棄処分（歯科材料店に紹介を依頼）
ネットにて情報収集
■治療材料・薬品
廃棄する場合は、容器と内容物を分ける
薬物については、医療廃棄物処理業者で
も資格を持たない場合は拒否される。
容器のみ事業用不燃ゴミとして処理する。
■蓄積された金属については業者に買ってもらう。
■未使用の機材、薬剤の処分については別に検討
する。
カルテの廃棄処分
☆
◆自治体の清掃事務所にて、
[廃棄物臨時持込] として受付られる。
カルテの保存は法的には最終診療日から
但し、処理の現場に立ち会うことが義務
5年間と規定されている。カルテそのものを
付けられている為、自分で搬入、焼却ス
保存するシステムを歯科医師会で構築す
ペースに入れることになる。通常車にて
るべきである。委託する者は最終診療日を
持込。車検証及び運転免許証を提示する。
見て月別に明示して保管願いをする。
廃棄する事業者の印鑑も必要。
カルテだけで無く、診療、事業に関わる
資料も一緒に処分することを勧める
清掃事務所にて
☆
◆一般廃棄物マニフェスト（A票）（臨時持込用）
事業所名、事業者住所、事業者名（要印鑑）、
運搬者（運転手名）、廃棄物種類は「紙くず」
とし、重量（kg）も記載。
◆廃棄物臨時持込承認書兼領収書
上記事項に加えて車両番号、運転者名、
住所を記載する。
⇒受付担当者は車に積んである廃棄物を確認する。
⇒受付完了⇒焼却場へ行く。
（その日のうちに作業する規則である。）
清掃工場(焼却場)にて
☆
◆指定された清掃工場の受付にて清掃事務所にて
発行された二部の書類を提出する。
◆指示に従い車を指定の場所に移動、停止。
廃棄物が搭載されている車両の重量を計測する
⇒「ごみ運搬自動車伝票」が発行される。
⇒指示に従い廃棄処理を行なう場所に移動。
⇒転落事故防止の為「命綱」も用意されている。
⇒廃棄後、再度車で受付に行き、車両の重量を
計測する。「往路受付記録・復路受付」
レシートが発行され、料金を支払い完了。
因みに料金は1kgあたり13円程度。