Transcript 玉川学園大学 経済学が見えるリーダーシップ - Washington and Lee

玉川大学
経済学が見えるリーダーシップ
スミツカ・マイク
Michael Smitka
Professor of Economics
Washington and Lee University
Lexington, VA 24450 USA
フルブライト研究員・千葉大学法経済学部
© Michael Smitka 2007
問題意識
• 大学を見てのリーダーシップ
• 玉川学園
• ワシントン・アンド・リー
• なぜリーダーシップが必要
• 一般論
• 大学の場合
• 大学の経営の課題
• 大学生の役割
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US Map
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Virginia
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Rockbridge
County,
Virginia
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House Mountain
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Natural
Bridge
surveyed by George
Washington
bought by Thomas
Jefferson in 1774
from King George III
it’s big enough that
a major road goes
over the top, about
60 meters above the
river
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Virginia Military Institute
from Main Street
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Nelson Street
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Samuel
Houston
Generals
President of Texas
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Cyrus McCormick
Inventor of wheat
reaper that
revolutionized the
modern world
Gen.
Thomas
“Stonewall”
Jackson
Matthew Fontaine Maury
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Founder of modern oceanography
Most Famous
Civil War
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General
Washington and Lee 1820s Colonnade
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Wms School Montage
建築もコントロルする
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George Washington
of Washington and Lee
George Washington
Gave $50,000 in 1796
George
Washington
surveyed
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the area as a young man
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President of Washington College
1865-1870
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大学でのリーダーシップ
• 玉川学園
– 小原国芳創立者
• 全人教育
• ワシントン・アンド・リー
– George Washington, Robert E. Lee
• Honor Code
– Will not Lie, Cheat or Steal (退学処分)
• Liberal Arts (教育中心のカーレジ)
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経済学から経営を見る
• 資源の配分
• 人事・投資
• プロジェクトの選択
• 組織の構築
• インセンティブ
• 数量的に把握出来れば
• スムーズに行う
• 数量的に把握出来なければ
• リーダーシップが必要
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大学の場合
• 目的は何？
• 教育
– ただ就職まで待つ？
• 研究
• 組織の存続
• 誰の為？
•
•
•
•
•
官庁
教官
ＯＢ
親達
学生
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リーダーシップの問題
• ゴールを指摘する
– シンプルでないと困る
• 成果を評価する
– 把握出来ないと．．．．有意義？
• 勝手の経営になりがち
• 大学の場合仕方ない？
– 評価によって報いる
• 金銭的とは限らない！
• ゲームにならないように注意して
– アメリカの場合、良い成績 少量の宿題 Entertainment
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W＆L大学
予算から見る
• 授業料で経営は立たない
– 世界中同様！
• 私立大学
– 政府から一銭もない
• 財源は
– 授業料 （せいぜい給料程度）
– 寄付金 （その他）
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予算から見る経営（続・授業料）
• 経済学の観点
– 価値を享受する人からお金を得る
• それで授業料を引き上げる
– 学生（親！）に価値を高める
– 限界がある
• どれほど価値があるか大学時代に分からない
• 就職・環境がいい等
– 現時点年間： ＵＳ＄３２，０００
• ［年間４００万円ですよ！］
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予算から見る経営（続・寄付金）
• 寄付金を探す
– 社会への貢献を高める
– ＯＢの為に価値を高める
• 黙示的契約
– 大学時代には十分お金と取っていない
– それで、成功すれば寄付！
• お金がなくても活動に貢献する
• 今年は何とか
– 一人： ＵＳ＄３３ million [４０億円]
– もう一人： ＵＳ＄１００ million [１２０億円！]
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同達成する：授業料
• 授業料の場合
– 授業は少人数
• 基本的に２５名以下、先生とよう会える
• 学生１７５０名でお互いの面識
– レベルアップ
• Top 20 National Liberal Arts Colleges
– 共学に
– キャンパスを
– 等々
– ブランドを付けた
• Study hard, play hard
• “Greek” (Fraternity, Sorority … #1 Drinking School)
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同達成する：寄付金
• 寄付金の場合：一般アピール
– 研究大学は社会貢献を
• Ｗ＆Ｌ大学は研究大学ではない
– ＯＢに価値が付く
• Top 25 に入って知名度が高くなった
• 就職に役立つ
• 社交界に認める
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同達成： 寄付金
• 黙示的契約を結ぶ
– ＯＢ会を組織化
• 入学する前に実質入会！（地元のパーティー等）
• 懇親会は各地方に定例に開く
• 毎年春に大学に５００人以上を招集
– その裏にスタッフも多い
• 雑誌・メールリスト・ネットのページ等
• 募金スタッフも時期によって２０人のプロを
• 元新聞記者の渉外広報部も
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日本の場合
• 文科省からの寄付金に依存
– 経営は官庁向け
• それは永遠に継続しない
– 授業料の水準を高めるべき
• 玉川学園は十分に価値ある
– ブランド強化が必要
– 寄付金を募集
• 同窓会と黙示的契約の発想
– 戦前の日本の寄付伝統を復活
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学生へのチャレンジ
• 政府頼りの時代ではない
• 社会に貢献しなければだめ
– 会社はそんな役割は果たせない
• 会社を神様にすることに抵抗！
• 大学の場合
– 皆一人一人リーダーになりなさい！
• 学長頼りの時代ではない
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