28jaih-eastc国際看護・助産プログラムの開発

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Do your best , and it must be first class
-保健人材育成を通しての国際保健貢献-
看護・助産国際協力人材
育成プログラムの開発
第28回国際保健医療学会
東日本地方会
会長挨拶・講演
田代 順子
2013 03 23
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ST. LUKE’S
COLLEGE OF NURSING
Jaih-28 東日本地方会開催にあたって
テーマの意図:
-保健人材育成を通しての国際保健貢献 所属機関(聖路加看護学園)のコンテクスト: (1920~)
創設者:Dr.トイスラー「日本の医療の質=看護・助産のレベル」
国際協力により看護高等教育機関の創設・発展
 個人的キャリアのコンテクスト:
JICAパキスタンでの看護教育協力(1988-90)
米国留学でのグローバルな視点での学び
 グローバルポリシーのコンテクスト
WHO C.C.看護・助産グローバルネットワーク
「看護・助産強化」 Global Policy 1989~
 看護・助産国際協力人材育成プログラムの開発
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聖路加看護学園の創設と開発のミッション
Mrs.Alice C. St. John
Dr. Rudolf Bolling Teusler
初代学長、Dr. Rudolf Bolling Teuslerは、宣教医師として来日、1902
年に病院を設立し、日本の医療の向上には看護の質の向上が必要で
あると考え、1920年に、米国より、アリス セントジョン女子を招き、聖
路加国際病院付属看護婦学校を設立しました
St.Luke's College of Nursing
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個人的キャリアのコンテクスト
 1975-85 新設大学附属病院での臨床経験の後、医療技術
短期大学での看護教員(小児看護学)のスタート
 1985-1991 国際協力活動、JICA研究員の受け入れ、JICA事
前調査同行、1988-90 JICAパキスタン看護教育プロジェクト(
小児看護教育)
 1991-1996 米国、イリノイ大学シカゴ校大学院博士課程(
看護学)
WHO C.C. 看護・助産グローバルネットワーク
初代事務局
 1999年:看護研究法、看護理論担当として就職
聖路加看護大学WHOPHC看護開発協力センター
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グローバルヘルス:世界の乳児死亡率の変遷
Infant Mortality Rate 1950-2010
1 Singapore 2.31
300
3 Japan 2.79
21 South Korea 4.26
43 United Arab
Emirates
69 Thailand 17.63
250
95 China 20.23
Infant Mortality Rate
200
104 Philippines
115 Iran 35.78
118 Indonesia 29.97
150
140 Nepal 47.46
152 India 30.15
100
177 Uganda 51.78
184 Nigeria 94.35
185 Rwanda 81.61
50
192 Liberia 138.24
196 Sierra Leone
154.43
197 Afghanistan151.95
0
1950
/1955
1955
/1960
1960
/1965
1965
/1970
1970
/1975
1975
/1980
1980
/1985
1985
/1990
5
1990
/1995
1995
/2000
2000
/2005
2005
/2010
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看護・助産人材育成の背景(WHO Global Policy)
policy)
PHC チームにおける看護・助産の役割
(WHA30.48, 1977)勧告
 Health for All の戦略における看護・助産職の役割
( WHA36.11, 1983)勧告
 Health for All 戦略支援のための看護・助産強化
(WHA42.27, 1989)勧告
 Health for All 戦略支援のための看護・助産強化
(WHA45.5, 1992)
 日本:看護師等人材確保の促進に関する法律
(平成4年、1992)
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世界の人口の推移 1950-2010
70
Total Population
United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2011)
WORLD
60
ASIA
億人
50
40
AFRICA
30
EUROPE
20
LATIN AMERICA &
CARIBBEAN
NORTHERN
AMERICA
10
0
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日本の少子・高齢社会化と看護ニーズの拡大
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
65(22.7%)
15-64
(63.9%)
0-14
(13.3%)
1950
1970
1990
8
2009
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今日の日本の看護・助産の強化・拡大
9
Number of University Level Nursing Programs in Japan
1
9
8
9
W
H
A
看
護
助
産
強
化
決
議
250
200
150
100
50
1
9
9
2
看
護
師
等
の
人
材
確
保
の
推
進
に
関
す
る
法
律
Doctoral
Master's
BS
0
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2011
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2002-2004年:国際医療協力研究委託費:
『開発途上国における看護技術移転教育
プログラムの開発に関する研究』
主任研究者:田代順子 (聖路加看護大学 教授)
分担研究者:木村弘江 (国立国際医療センター 副看護部長)
分担研究者:稲岡光子 (国立看護大学校 教授)
聖路加看護大学 分担研究課題:
「国際看護専門看護師養成プログラムの開発研究」
分担研究者:田代 順子
聖路加看護大学
WHO看護開発協力センター
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研究成果1:開発途上国で看護技術移転・協力に必要な能力
コラボレーション活動内容
必要な能力
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活動
活動全般
看護行政
病院看護管理
病院臨床看護
看護継続教育
看護基礎教育
保健医療職
人材養成
実施
準備から計画
評価
1)プロジェクト内外関係作り 5)マネージメント
8)評価計画
2)状況把握
6)問題解決
(費用効果)
3)ニーズ分析
7)ホスト国方式開発協力
4)活動目標・計画立案
1)調査・分析・計画立案 3)カリキュラムの作成・見直し
管轄行政機関に活動グループ形成
2)学校運営・管理の確立 4)教材・教科書の作成・整備
5)実習施設整備
6)人材育成
1)オリエンテーション
4)トレーナー研修
2)研修委員会の設立
5)研修企画・実施
3)研修目的の明確化とチーム内での共有
6)ガイドライン作成
協力相手国
教育プログラム
6)モニタリング・評価
評価力
ネットワーキング力
マネージメント力
問題解決力
計画・企画力
問題分析力
情報収集力
専門知識と技能
国際保健・看護の
知識と理解
個人資質
文化的理解と適応、
応用力
語学・コミュニケーション力
日本
国の文化・経済・社会背景
日本の文化・経済・社会背景と体制
両組織メンバーの要因
看護の背景と地位
日本の看護の背景と地位
他機関や他プロジェクトとの関係
コラボレーションに影響する要因
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成果2
カリキュラム試案
<専門看護師コース>
専攻分野共通科目
(6単位)
国際看護学概論
(2単位)
国際看護協働論
(2単位)
異文化看護研究
(2単位)
専攻分野専門科目 3科目選択(6単位)
異文化看護行政開発
(2単位)
異文化地域保健・看護開発 (2単位)
異文化看護教育開発
(2単位)
異文化看護管理開発
(2単位)
国際臨床看護開発
(2単位)
異文化看護研究コラボレーション (2単位)
課題研究
(2単位)
実習
(6単位)
専門看護師共通科目
(12単位)
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2005年 大学院に「国際看護学」開講
年次
期
科 目 名
前 国際看護学特論Ⅰ
単
位
概 要
2
国際保健状態を理解し、グローバルヘルス向
上の戦略を学ぶ
2
焦点国の国概要・健康指標・保健システム情
報のアセスメントと健康・看護問題抽出
2
開発途上国の課題・政策・施策の比較分析
2
焦点国でのカウンターパートとのフィールド
ワーク
2
開発途上国のサブ専門領域(母子保健、
HIV/ADIS、人材育成等)の文献レビュー
2
研究計画書作成
8
情報収集、分析、論文作成
*上級実践コースは実習6単位、課題研究
(講義・セミナー)
前 国際看護学演習Ⅰ
(セミナー)
1年次
後 国際看護特論Ⅱ
(講義・セミナー)
後 国際看護演習Ⅱ
(国際協働演習)
後 国際看護学特論Ⅲ
*(チュートリアル)
前 国際看護学演習Ⅲ
*(チュートリアル)
2年次
特別看護研究
後 特別看護研究
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国際医療協力研究委託費20-指定5
(2008-2009)
『国際保健人材育成のための研究制度、カリキュラム、教材に関しての研究』
大学院修士課程の「助産・看護人材開発協力学」
のカリキュラム、教材開発研究
Development of Core Master’s Curriculum for International Collaboratorsin Nursing and Midwifery in
Japan)
分担研究者:田代 順子
聖路加看護大学
WHO看護開発協力センター
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国際看護学のサブ領域とコア専門・基礎科目試案
国際看護実践家
ニ
年
大学院博士後期課
実習・ 課題研究
研 究
/
目
国際リプロダク 国際医療看護学
ティブ・助産学
一
年
目
国際協働過程論・演習
国際地域看護学
国際看護教育学
国際災害看護学
フィールドスタディー演習
/
専門基礎科目:
国際保健概論、異文化概論、国際協力概論 / フィールド研究法
基盤科目:
研究法(情報収集・分析・評価)、疫学/統計、語学/コミュニケーション、倫理学
リプロダクティブ・
助産学
母子看護学 看護管理学 地域看護学
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看護教育学
災害看護学
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国際医療研究開発事業 国際医療協力研究分野課題番号(22指6)
(2010-2011)
『国際保健協力看護・助産人材の継続的確保に関する研究』:
国際看護・助産専門職キャリアパスモデル開発
分担研究者代表:田代 順子
長松康子、小黒道子、眞鍋有紀子
聖路加看護大学
WHO PHC看護開発協力センター
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国際看護専門職としてのキャリアパスモデル開発
国際協働
施 地 教
年代 設 域 育
内
国内 教育機関
行政
&
管理
能力
大学・大学院
国際機関
エキスパート
(Expert)
中 堅
(Proficient)
博士課程
複数の海外
実務経験
若 手
(Competent)
修士課程
1年以上の
海外実務経
験者
教 授
30代
後半
~40
代
准教授
国際協働研究
助 教
ネットワーキング・交渉力
(コミュニケーション力)
研究能力
学際的に討論する能力
異文化適応能力・フレキ
シビリティ
情報統合能力
長期的な視野でのプラン
ニング力
臨床のアセスメント力
30代
前半
~半
ば
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グローバルヘルス向上への貢献のために
 奨励講演 「平和と健康」
日野原重明(聖路加国際病院理事長)
 特別講演 「国際保健の技術とこころ」
石川信克(結核予防会結核研究所所長)
 シンポジウム
「70億人時代の国際保健医療チームの人材とその育成」
 一般演題
 パネルディスカッション
①「国際保健における保健医療人材と育成」 (402教室)
座長 仲佐 保(国立国際医療研究センター)
②「国際保健における看護・助産人材と育成」 (403教室)
座長 田代順子(聖路加看護大学)
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参考資料
WHO (1977) WHA30.48, www.who.int/entity/hrh/resources/WHA30-48.pdf
WHO(1883) WHA36.11, www.who.int/entity/hrh/resources/WHA36-11.pdf
WHO (1989)WHA42.27, www.who.int/entity/hrh/resources/WHA42-27.pdf
WHO(1992)WHA45.5, www.who.int/entity/hrh/resources/WHA45-5.pdf
Wikipedia (2012 ) Five years estimate Infant mortality rate by countries,
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_infant_mortality_rate#Five_years_a
verages_estimates_by_the_United_Nations
United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2011)
:http://esa.un.org/unpd/wpp/Excel-Data/population.htm
田代順子他(2005)国際看護専門看護師養成プログラムの開発研究、『開発途上国
における看護技術移転教育プログラムの開発に関する研究』、2002-2004研究
報告書
田代順子他(2010)大学院修士課程の「助産・看護人材開発協力学」のカリキュラム
、教材開発研究、『国際保健人材育成のための研究制度、カリキュラム、教材に
関しての研究』、2008-2009研究報告書
田代順子他(2012)国際保健協力看護・助産職人材の継続的確保に関する研究ー
国際看護・助産専門職キャリアパスモデル開発ー、2010-2011研究報告書
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