WSF5の報告

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みなさんは、認知症が予防できたら良
いと思いませんか。
それも、ひとりでがんばるのではなく、
みんなで楽しく元気になれたらいいと
思いませんか。
みんなで楽しく元気になる班会。
それが脳いきいき班会です。
認知症は、年をとるほどかかりやすくなる脳の
病気です。
65歳以上の10人に1人が認知症だといわれて
いるほど、ありふれた病気です。
主な認知症は、アルツハイマー病と脳血管性認
知症です。
どちらの認知症も、生活習慣の工夫次第で、か
かりにくくすることができます。
認知症の症状はさまざまですが、主なものは3つです。
1番目に、もの忘れが増えます。もの忘れが進むと、つ
いさっきのことが覚えられなくなります。
2番目に、見当がつかなくなります。今がいつかわから
なくなったり、ここがどこかわからなくなったりします。
そのうち、相手が誰だかわからなくなります。
3番目に、判断する力がなくなります。認知症が進むと、
ひとりで生活できなくなります。
認知症は、生活に大きな支障が出る病気なのです。
つまり、認知症は
「年とともに誰でもなりやすい病気」で、
「なってしまうととてもつらい思いをす
る病気」なのです。
認知症を予防するために、大切なことがありま
す。
それは、みんなで集まってワイワイすることと、
認知症予防に良い生活習慣を身につけることで
す。
どちらも、楽しく簡単にできるのが「脳いきい
き班会」です。
脳いきいき班会は、月に1度の班会と、毎日自
分で行う脳いきいき5か条からなります。
脳いきいき5か条は、どれも脳をいきいきさせる生活習慣です。
5つの領域から、毎日一つずつ選んで実践するだけでよいのです。
1つ目は、「食べる」です。 「野菜・果物と魚中心の食事をとる」こ
とと、「腹八分目におさえ、よくかんで食べる」ことがあります。
2つ目は、「動く」です。「軽く汗ばむ程度、散歩などの運動をす
る」ことと、「歩いて外出するとき、いつもと違う道を通る」ことが
あります。
3つ目は、「楽しむ」です。「誰かと1日1回以上、自分から話をす
る」ことと、「指先や頭をつかった趣味を楽しむ」ことがあります。
4つ目は、「知的活動」です。「買い物で暗算する」ことと、「新聞
から面白い記事を見つけて音読する」ことがあります。
5つ目は、「休む」です。 「30分程度昼寝をする」ことと、「リラッ
クス体操をする」ことがあります。
脳いきいき5か条は、さっそく今日から始めましょう!
5つの領域から1つずつ選び、自分だけの脳いきいきメ
ニューを実践しましょう。
そして、5か条を楽しみながら続けるために、5か条カレン
ダーに毎日チェックしましょう。
5か条カレンダーの使い方は簡単です。
まず、カレンダーのご褒美欄に、自分へのご褒美を書いてみ
ましょう。
毎日、5つの領域から取り組んだものに○をつけてください。
5か条を半月続けられたら、自分へご褒美をあげましょう!
この5か条カレンダーは、班会のときに忘れないように持っ
てきてください。
脳いきいき班会は、認知症予防と体の健康を目指して、自分た
ちでつくる班会です。
脳いきいき班会は、今日をいれて全部で7回あります。
班会では、最初に「5か条のふりかえり」をします。1か月間、
5か条でがんばったことを、みんなで発表しましょう。
次に、「リラックス体操」をします。肩コリを一緒にとって、
脳と体を元気にしましょう。
次に、みんなで一緒に読みものを音読します。なんでもよいの
で、読みたいものを1度は持ってきてください。
次に、「脳いきいきゲーム」をします。みんなで楽しめるゲー
ムをしましょう。
最後に、次回のゲームをみんなで決めましょう。みんなで楽し
くワイワイできるようなゲームなら、何でもOKです。
脳いきいき班会は、全国で行われています。
毎日の5か条と月1回の集まりで、心も体も元
気になります。
たくさんの人がこの班会に参加して、良い効果
を得ています。
ひとりだと続かない予防活動も、みんなと一緒
だと続けられますね。
みんなで一緒に元気になる「脳いきいき班会」
を始めましょう!
(おわり)