Transcript 日本中東学会挨拶
2006日本中東学会 第22回年次大会 会長挨拶 第11期 会長 三浦 徹 お茶の水女子大学 日本における中東教育研究機関調査 アンケート調査（05/12月-06/2月） 回答数 • 大学学部 97機関 • 大学院博士前期課程 65機関 • 大学院博士後期課程 42機関 • 研究機関 26機関 教育組織の形態 ＜４区分＞ グラ フ１ 教育組織 Ａ中東専門コース Ｂ中東専攻者あり Ｃ中東講義演習あり Ｄ中東関係なし 100 90 9 80 70 9 50 16 5 5 40 30 Ｂ 中東を専 攻する学生 あり 39 60 39 20 Ａ コース全 体が中東専 門 34 29 10 9 6 2 学部 大学院前期 大学院後期 0 Ｃ 中東に関 わる講義・演 習あり Ｄ 中東関係 講義・演習な し 教育分野 学部 歴史（41機関、48％）→地域研究（31機関、36％）→国際 関係（20機関、24％）→宗教（18機関、21％）→言語（15 機関、18％）科学技術・芸術・心理寡少 複数回答 教育分野（学部） A 中東専門 B 中東専攻可 C 中東講義あり D 中東講義なし 45 40 35 30 25 20 15 10 5 法 政 治 経 済 経 営 開 発 国 関 学 ･国 政 社 会 学 コミ ュニ 教 育 ケ ー シ ョン 心 理 女 性 地 ・ジ 理 ェン ダ 地 ー 域 研 究 宗 哲 教 学 ・思 想 言 語 美 文 術 学 ・美 術 舞 踏 史 ・音 演 楽 劇 ・映 画 建 築 医 ・薬 農 学 科 学 （史 ） 工 学 無 回 答 文 化 人 類 考 古 歴 史 0 教育分野 大学院 歴史（前期46%、後期42%）→地域研究（前期41%、後期32%） →国際関係（前期28%、後期29%） 教員の専攻と同傾向 再生産 教育分野（博士前期） 30 25 20 15 中東講義なし C 中東講義あり B 中東専攻可 10 A 中東専門 5 農 学 科 学 （史 ） 工 学 建 築 医 ･薬 美 文 術 学 ･美 術 史 舞 踏 ･音 楽 演 劇 ･映 画 言 語 宗 哲 教 学 ･思 想 心 理 女 性 ･ジ 地理 ェ ン ダ 地 ー 域 研 究 教 育 シ ョン ー ニ ケ コミ ュ 経 営 開 発 国 学 関 ･国 政 社 会 学 経 済 法 政 治 歴 史 考 古 文 化 人 類 学 0 学部学生がたくさんいます 学部学生数 A 中東専門 Ｂ中東専攻可 C中東講義あり 3000 中東専攻者 ７００人（2005) 2500 2000 中東関係講義 履修者 1500 1000 500 0 2003 2004 2005 ２６００人(2005) 女子学生比率 増加傾向 過半 中東専攻学生数（学部・大学院） 博士前期 41機関70-80名 博士後期 30機関50名/年 前期150名＋後期150名＝300名 間口は狭くない 中東 専攻学生 数 800 700 600 500 400 300 200 100 0 2003 2004 2005 A+B（博士後期） 51 49 A+B（博士前期） 55 67 82 713 737 717 A+B（学部） 51 教員数 教員一人学生８名／院生１名 A+B 専任教員 A;B 学生数 学生／教員比 学部 87 720 8.28 大学院前期 93 82 0.88 大学院後期 58 52 0.90 中東への留学 横ばい 留学生数推移 100 80 60 40 20 0 2003 2004 2005 学部長期 34 33 30 学部短期 91 81 80 院前期長期 6 8 10 院前期短期 16 17 19 院後期長期 12 12 12 院後期短期 11 9 8 これからの課題 • 中東教育の裾野の広がり（機関数、分野、学 • 生数、非常勤出講50大学) 市民セミナー ２２０（2002-05) • 教育の組織的対応の遅れ １機関１教員、組織的な教育＝カリキュラム の欠如、教材の不足、留学制度 ・社会教育・市民講座のネットワークづくり 中東研究機関調査 Ａ中東専門４，Ｂ中東部門有７、Ｃ中東研究者有15 Ａ 中東専門 Ｂ中東関係部門あり Ｃ 中東研究者あり Ｄ中東研究なし 12 10 8 6 4 2 0 ･ ･ 演 建医 農 科 工 劇 築薬 学 学 学 （ 映 史 画 ） ･ ･ ･ ･ ･ 文 考 歴 法 政 経 経 開 国 社 教 コ 心 地 女 地 宗 哲 言 文 美 舞 化 古 史 治 済 営 発 際 会 育 ミ 理 理 性 域 教 学 語 学 術 踏 ュ 人 学 関 学 研 ニ ジ 思 美 音 ケ 類 係 究 ェ 想 術 楽 ー 学 ン 国 史 シ ダ 際 ョ ー 政 ン 治 研究分野とスタッフ • 地域研究（10機関、38%）、国際関係（8機関 、31%）、経済（8機関、31%）、歴史（8機関 、31%）、政治（7機関、27%） • 研究員 専任23機関、招聘客員13機関 ５名以上５機関（最大11名） • 研究言語 アラビア語（常勤39、非常勤35） でペルシア語（常勤20、非常勤４）、トルコ 語（常勤18、非常勤5） 研究活動 中東への派遣 調査 長期 2003 2004 2005 延べ数 2 3 3 短期 2003 2004 2005 延べ数 62 72 64 研究プロジェクトと予算規模（万円） 03-05年度 科学研究費補助金 98-01 75件2.78億円（＋ＩＡＳ４億） →02-05 124件 5.44億円 ＜中東・イスラム・アラブ関係＞ 分野別 東洋史28-17%→宗教思想10-12% →地域研究9%国際関係6%社会学9% 増加 科学研究費助成金（分野別） 外側 02-05年度 内側 98-01年度 6% 21% 11% 17% 28% 9% 4% 1% 3% 1% 3% 0% 2% 3% 4% 3% 3% 7% 6% 9% 28% 4% 8% 7% 4% 4% 4% 文化人類学 東洋史 経済 宗教 政治 文学 思想 地域研究 国際関係 美術 考古 教育 社会 その他 中東における日本研究 近現代の日本経済・社会 日本 中東 文明としての中 東・イスラム 地域研究推進プログラム • 「イスラーム地域研究」推進事業（人間文化 研究機構地域研究推進委員会・センター、早 稲田大学・東京大学人文社会系研究科・上智大学ア ジア文化研究所・東洋文庫など、研究拠点形成と ネットワークの構築） • ニーズ対応型地域研究（文部科学省公募研 究）「中東」「東南アジア」との共生にむけ た日本の社会的政策的ニーズに対応しうる地 域研究 • 京都大学地域研究統合情報センター 情報資 源の共有化・相関型地域研究 ３角形の中東地域研究 欧米 欧米 WOCMES 中東 日本 AFMA アジア 日 常 の な か の 中 東 の 発 掘 東 京 ・ 山 口