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ネットワーク技術II
第11.2課
TCP/IPアプリケーション層
http://www.info.kindai.ac.jp/NetEngII
38号館4階N-411 内線5459
[email protected]
アプリケーション層
アプリケーション層
ユーザと接する層
機能
対象となる通信相手の可用性を識別し、確立
する
 連携するアプリケーションの同期を取る
 エラー回復手順の合意を確立する
 データの統合性を制御する

ネットワークアプリケーション
DNS(名前管理)
ファイル転送
電子メール
Webブラウザ
表計算, ワードプロセッサ, プレゼンテーション等の
PC上で実行されるアプリケーションとは異なるので注意
クライアント・サーバ
ネットワークアプリケーション

クライアント


サーバ側へ要求を行う
サーバ

クライアントの要求に応じたサービスを提供・応答
例
 ネットワーク上のファイルサーバへデータを保存
 メールクライアントソフトを使用してメールサーバへメール送信
 WebブラウザでWebサーバからWebページの閲覧
直接的なアプリケーション
クライアント側とサーバ側で
直接データのやり取りを行う
ファイルを
ください
ファイル
クライアント
存在するので
送ります
ファイル
ファイルサーバ
間接的なアプリケーション
サーバを経由して処理
このファイルを
印刷してください
プリンタへデータを
送付します
ファイル
クライアント
プリンタサーバ
IPアドレスとドメイン名
通信するためには相手のIPアドレスが必要
どこのWebサイト?
IPアドレス
163.51.48.11
198.133.219.25
124.83.139.192
203.190.58.70
サーバのホスト名
www.info.kindai.ac.jp
www.cisco.com
www.yahoo.co.jp
www.infoseek.co.jp
ドメイン名
IPアドレスよりもドメイン名の方が覚えやすい
名前管理
DNS(Domain Name System)
ドメイン名をIPアドレスに変換
 TCP,UDPの両方を使用

info.kindai.ac.jpのIP
163.51.48.11です
アドレスは?
DNSサーバ
DNSの使用方法
DNSの使用方法
DNSの使用方法
DNSの使用方法
DNSの使用方法
DNSの使用方法
DNSの使用方法
DNSサーバの確認
1. コマンドプロンプト起動
2. コマンド ”nslookup”

DNSサーバのサーバ名とIPアドレス
3. 対象のホスト名

対象のホスト名とその別名, IPアドレス
コマンド : nslookup
DNSサーバのサーバ名と
IPアドレス
対象のホスト名
対象のホスト名とその別名,
IPアドレス
トップレベルドメイン
種別
トップ 意味
説明
com commercial
商用
edu educational
教育機関
国際
net network service ネットワークサービス
汎用
ドメイン org organization
非営利法人
int international
国際協定により設立された組織
国別
ドメイン
jp
Japan
日本
us
USA
アメリカ
uk
United Kingdom イギリス
France
フランス
fr
米国内 gov governmental 政府機関
ドメイン mil military
米軍
日本の属性ドメイン
属性 トップ 意味
ac
co
go
or
ad
ne
gr
ed
lg
academy
commercial
governmental
organization
.jp administrator
network service
group
educational
local government
説明
教育機関(大学など)
企業
政府機関
非営利法人
JPNIC会員ネットワーク
ネットワークサービス
任意団体
教育機関(小中高など)
地方公共団体
インタネットアプリケーション
Webブラウザ
メール
ftp
telnet
ファイル転送
クライアント側でファイル転送プロトコルを使用、
ファイルサーバ上のファイル読み書きする
ファイルを
ください
ファイル
クライアント
存在するので
送ります
ファイル
ファイルサーバ
ファイル転送プロトコル
FTP(File Transfer Protocol)
コネクション型(TCP使用)
 信頼性が高い
 バイナリファイルとASCIIファイルの双方向の
転送をサポート

TFTP(Trivial File Transfer Protocol)
コネクションレス型(UDP使用)
 処理が高速
 ルータのコンフィグレーションファイルやCisco
IOSイメージの転送などに使用

FTP
ローカル
接続の確立
リモート
リモートホスト名
ドメイン名を記載した場合、
DNSサーバへアクセスして
IPアドレスを取得してから、
アクセスする
リモートユーザID
リモートユーザ
パスワード
TFTP
ローカル
TFTPはコネクションレス型なので
リモートホストの情報は表示されない
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)
HTML (HyperText Markup Language)
静止画像だけでなく動画、音声を使って表現可能
HTTPとウェブブラウザ
HTTPサーバは、httpファイルで指定された
全てのテキストファイル, 画像ファイル, 音声ファイルを
クライアントに送信する
このURLを
見たいです
クライアント
データを
送ります
html
ファイル
HTTPサーバ画像ファイル
音声ファイル
ハイパーリンク
ハイパーリンク
ハイパーリンクを使うと
簡単にWorld Wide Webを移動できる
URL(Universal Rosource Location)
URLの構造
例: http://www.kindai.ac.jp/about/index.html の場合
http://
使用するプロトコルをブラウザに通知
www.
ホスト名または特定のマシン名を識別
kindai.ac.jp ウェブサイトのドメインエンティティ
/about/
サーバ上でウェブページがあるフォルダ
指定しない場合はデフォルトのフォルダ
index.html
ファイル
指定しない場合はデフォルトのファイル
メール転送プロトコル
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
コネクション型(TCP使用)
 テキスト形式のデータの転送をサポート

送信側
送信側
クライアント メールサーバ
受信側
受信側
メールサーバ クライアント
メール転送プロトコル
POP3(Post Office Protocol version 3)
IMAP4(Interactive Mail Access Protocol version 4)

受信側メールサーバにあるメールを受信側ク
ライアントに転送する
クライアント宛
メール
受信側メールサーバ
受信側クライアント
メール転送プロトコル
メール送信

SMTP (ポート25)
メール受信
POP3 (ポート110)
 IMAP4 (ポート143)

多くの場合送信と受信のプロトコルは異なるので、
メールの送受信で問題が起きたときは、
送信・受信を別々に対処した方がいい
SMTPとセキュリティ
SMTPは認証を必要としない
= セキュリティが低い
SMTPサーバ
送信側クライアント
SMTPとセキュリティ
SMTPは認証を必要としない
= セキュリティが低い
SMTPサーバ
送信側クライアント
外部からアクセスされて
中継サーバ(踏み台)として
使われてしまう
SMTPとセキュリティ
SMTPサーバを動かす場合は、多くの場合
外部からアクセスされないようにブロックする
サーバでブロック
ルータでブロック
SNMP(Simple Network Management Protocol)
ネットワーク管理プロトコル
ネットワークデバイス間の管理情報を交換
 ネットワークのパフォーマンスを管理
 ネットワークの問題を発見
 UDP / IPプロトコル

SNMPの要素
ネットワーク管理システム, NMS (Network
Management System)
管理対象デバイス (Managed Device)
エージェント (Agent)
SNMPの要素
ネットワーク管理システム
管理対象デバイスを監視
 制御アプリケーションを実行

管理対象デバイス
管理情報を保存
 ルータ,サーバ,スイッチ,ハブ,ホスト,プリンタ等

エージェント

ネットワーク管理ソフトウェアモジュール
SNMP管理対象ネットワーク
管理エンティティ
NMS
管理対象
デバイス
エージェント
エージェント
エージェント
エージェント
データベース
データベース
データベース
データベース
リモートログイン
telnet(端末エミュレーション)

離れた場所にあるホストにログイン可能に
rlogin(端末エミュレーション)

多くのUNIXインプリメンテーションに付属
クライアント
(ローカルホスト)
Telnetサーバ
(リモートホスト)
ログイン
Telnet
ドメイン名を記載した場合、
DNSサーバへアクセスして
IPアドレスを取得してから、
アクセスする
連絡
定期試験
定期日:
 場所 :
1月26日(月)
3限 : 31-302, 401, 402
4限 : 17-401, 402
 出題範囲 : 9.3課~11.2課
 試験時間 : 60分
 持ち込み : 可

出題について
50点満点中内訳は以下の通り
択一式の選択問題10問(10点)
 複数回答式の選択問題2問(10点)
 第9回~第14回のレポート課題より3問(30点)
