新 東南アジアの優等生

Download Report

Transcript 新 東南アジアの優等生

マレーシア
~東南アジアの優等生~
経営学部国際経営学科3年 201203392
201203398
201203585
201203316
相原智樹
伊藤翼
松田愛一郎
宮部龍太朗
http://malaysiajp.com/image/malaysia-map.gif
概要
• 面積・・・約33万k㎡(日本の約90%)
• 人口・・・2995万人(日本の23.5%) 2013年
• 人口分布・・・マレー系(50.4%)中華系(23.7%)
インド系(7.1%)その他(20.0%)
• 言語・・・マレー語、英語、中国語、タミル語
• 宗教・・・イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教
概要(歴史)
• 1957年8月31日
▫ イギリスからマラヤ連邦独立
• 1963年9月16日
▫ シンガポール、サバ、サラワクを加えたマレーシア連
邦成立
• 1965年8月9日
▫ シンガポール分離独立
• 1971年代
▫ 新経済政策
概要(歴史)
• 1981年
▫ マハティール首相就任(4代目)
▫ ルック・イースト政策発表
• 2003年10月31日
▫ アブドゥラ首相就任
• 2009年4月
▫ ナジブ首相就任
• 2010年3月
▫ 新経済モデル策定
マレーシア首脳会議にて
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201405/__ics
Files/afieldfile/2014/05/21/malaysia01.jpg?w=496&s=100
000
実質GDP成長率の推移(1980~2014年)
参考:IMF - World Economic Outlook Databases (2014年10月版)
東南アジアの優等生
発展要因
工業化
輸出志向
海外直接投
資の受け入
れ
テクノクラート?
マハティール・ビン・モハマド
• マレーシアの元首相
(1981~2003)
• マレーシア経済発展の原動
力
• ルックイースト政策
発展要因
輸出志向
海外直接投資の
受け入れ
マハティール×ルックイースト政策
ルックイースト政策(1982年より)
• 日本と韓国の成功と発展の秘訣が国民の労働倫
理、学習・禁欲意欲、道徳、経営能力等にある
として、両国からそうした要素を学び、マレー
シアの経済社会の発展と産業基盤の確立に寄与
させようとする政策。
マレーシアを
農業国から工業国へ
発展要因
まとめ
• 日本、韓国といった東アジアを参考に、輸出志
向と海外直接投資の受け入れによる経済成長
• 発展の背景にはマハティール元首相を中心とし
た政府
東南アジアの優等生
マレーシア経済の課題
• 1番の大きな問題は国民間での経済格差
マレーシア経済の課題
その原因は
ブミプトラ政策
マレーシア経済の課題
ブミプトラ政策とは
マレー系の生活水準や社会的地位を引き上げ,経
済の実権を握る中国系やインド系住民との格差を
なくすことをめざした政策
マレーシア経済の課題
エスニックグループ別世帯当り平均月間所得の格差(ブミプトラ=100)
マレーシア経済の課題
専門職のエスニックグループ別比率(2005 年)
マレーシア経済の課題
エスニックグループ別のジニ係数
マレーシア経済の課題
海外に居住する25 歳以上・大卒以上のマレーシア人の数
マレーシア経済の課題
海外に居住する25 歳以上・大卒以上のマレーシア人居住国別人数
今後の展望
• 課題
輸出志向、外貨導入による過度な輸出依存
ブミプトラ政策
産業の高付加価値化や
マレーシアの優位性を活かせる独自分野の開発
キーワードはイスラム
• イスラム関連ビジネス
イスラム金融
ハラル食品
イスラム金融
• イスラム法(=シャリア)に基づいた金融取引
の総称。取引構造の面では、金利という概念を
用いない点が大きな特徴
• 世界でも急成長している金融分野
• 発達したマレーシアの銀行システムは未発達の
中東諸国のそれより先行
ハラル食品
• イスラム教の教義に則った食べ物
• マレーシアには政府直轄のハラル認証機関があ
り、信頼度は世界でも高い
http://www.halal.or.jp/halal/
マレーシアをゲートウェイにして18億
人(世界のイスラム教徒数)の市場へ
イスラム金融
ハラル食品
結論
• マレーシアは輸出立国型、有効的な政府の政策に
より経済成長をとげた東南アジアの優等生
• しかし、経済輸出依存度が高いため、産業の高度
化が課題
• そのための構造改革として、イスラム関連ビジネ
ス開発やブミプトラ政策の再構築がキーワード
参考文献
• マレーシア経済の現状と今後の展望 ~ 「中進国のわな」から脱
却できるのか? ~
http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/er_110
928