北村眞一 2011/02/25 北口まちづくり甲府駅推進委員会

ホタルと街づくり自然づくり

ー藤川にホタルを取り戻す意義ー 1

ホタルの生態

出典：岡山県：ホタルの手引き 2

ホタルの生息環境        成虫・卵・幼虫・蛹およびカワニナの棲める場所 水温：夏季 15 ～ 25 度、冬季表水凍結も可 水深： 10 ～ 40CM ，溶存酸素量が必要 PH ： 7.5

程度の弱アルカリ性が多い 水量： 0.3

～ 4.6

ｍ３／ｓ程度、年間水量安定 流速：３０ CM/s 程度、一時的には洪水で川底のヘドロ を流すことも必要 土質：安定した岸辺と川底、軟質  日照：日当たり良好で日陰が必要 3

ゲンジボタルとヘイケボタル

体長：ゲンジボタルは♀ 1.5

ｃｍ，♂１ｃｍ，ヘイケボタルは 1.2

ｃｍと 1.0

ｃｍ ひかりかた：♂ゲンジボタル 2 秒に 1 回、♂ヘイケボタル 1 秒に 1 回 出典：岡山県：ホタルの手引き 4

ホタルは文化の象徴

都市の住民の観点 観賞の会（ホタルの夕べ：椿山荘） ふるさとの自然の象徴（田園文化の郷愁） 環境（農薬・水質汚濁・工事） エコロジーの観点 自然の生態系，自然の川のあり方 生態の観察（理科教育） 5

ホタルの棲む川ー田園モデル

谷戸の地形と水田・雑木林に 用水路と湧水の空間．横浜市寺家 出典：寺家の自然，横浜市 6

ホタルの棲む川ー都市モデル

 山口市一の坂川 昭和 36 年（ 1961 ） 洪水対策、護岸の工夫、川底の形態、植生、川を覆う樹林 画像出典：山口ふるさと伝承総合センター WEB 頁 http://www.c-able.ne.jp/~denshou/hotaru/ichinosaka.htm

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ホタルの棲む川

 一の坂川横断図 深い都市の河川では、護岸天端に灌木や高木 護岸の石積みの裏込めコンクリートを減らして土の入る空隙を設け 河原に泥の草原と灌木、土砂（生物）流出防止に杭を使う 8

ホタルの棲む川

 山梨市兄川 工事で発生しなくなった 9

ホタルの水辺水路 双葉水辺公園 幼虫とカワニナ を放流 10

ホタル護岸

 石和平等川 一の坂川スタイルで護岸天端に並木がない 発生せず 11

ホタルの夕べ

万力公園 出典：保坂未来（ 2004 ）、まちづくりと自然環境、山梨大学卒業論文 12

ホタルの夕べ

 甲府市相川地区 13

ホタル鑑賞会 ホタルゆめ銀河の会 14

ホタル自由鑑賞 昭和町ゲンジボタル愛護会 15

東京のホタル汚染

ホタル養殖の方法 関東・東北と中部・関西は 約500万年前に遺伝子が分かれる トウガタカワニナ（インドネシア原産） 多くの類似貝が国外から放流 国内もカワニナが移動された ホタルの販売と放流 3億円市場といわれる 東京都におけるゲンジボタルの ハプロタイプ 分布（鈴木浩文2001） 出典：東京にそだつホタル、東京ゲンジボタル研究所代表／古河義仁 http://www.tokyo-hotaru.com/index.html

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横浜のホタルーエコアップー

本牧公園 トンボ池 17

トータルデザインへ 山梨市 駅南水路 18

多自然かわづくり 19

忍野村新名庄川 20

忍野村新名庄川 21