おおいた発ハラル食品の取組(プレゼン用)

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Transcript おおいた発ハラル食品の取組(プレゼン用)

おおいた発ハラール食品の取組
おおいた食品産業企業会
コーディネーター
西川 学
H26.12.16
ハラール取組(含 試食会)詳細
期 日
H26.6.13
H26.8.20
H26.9.4
行 事
APU 訪問
学食・処理場 訪問
第2回ハラール講座開催
H26.9.27
学食・飼育場 訪問
H26.12.2
H26.12.5
H26.12.6
APU
訪問者
三好先生
ダハラン先生
くにみ農産加工
吉丸社長
下河原顧問
サンダイコー
三浦部長
企業会
小野主幹
APU
三好先生
別府モスク
アルタフ氏
モハメド氏
企業会
小野主幹
西川
西川
第1回ハラール講座開催
H26.9.24
H26.11.7
応対者
学食・処理場 訪問
学食・飼育場 訪問(餌無し)
学食・処理場 訪問(と殺)
第3回ハラール講座開催(試食会)
学食
学食
学食
学食
学食
雨川社長
雨川常務
雨川常務
雨川常務
雨川社長
雨川社長
雨川常務
雨川常務
別府モスク
モハメド氏
企業会
西川
別府モスク
ダハラン先生
企業会
西川
別府モスク
アルシャド氏
企業会
西川
別府モスク
ADIT氏
企業会
西川
■訪問目的
●ハラール認証についての理解と今後の動きについて
APU 訪問
■イスラム系住人
●現在 別府市在住のイスラム教徒は500人程度で、そのうち200人程がAPU関係者である。
■ハラール認証について
●バングラデシュ等のイスラム教徒主体の国では、基本的には食料はハラールで、
ハラールは生活の中に組み込まれていて、特に基準や認証など意識しなくても
実施されている。
これに比べ、多民族国家、例えば マレーシアやシンガポールでは、必ずしもイ
スラム教徒が大半を占めているわけではなく、バングラデシュのようにはいか
ず、ハラール基準や認証が必要になったものと思われる。
●インドネシア、マレーシア等は国が主導しているみたいだ。
●三好教授によると、別府にはモスクもあり、また強いイスラム・コミュニティ
が存在する。彼らの協力は十分に得られると思います。従ってこのつながり
をうまく利用してハラール認証の仕組み作りをしてみてはどうか。
●なにか一つモデル作りあまり時間を置かずに仕掛けたい(工業振興課)
■現状の食事関係
●オンライン_ショッピングを利用している。
●もし、食べ物に疑問を持ったら、その都度メーカーに問い合わせている。
■その他
●別府モスリムの礼拝:毎金曜日の 12:45~13:15
●別府のモスクが九州で最初に始まったとされていて、いまでも存在価値は大きい。
九州最初のモスク、別府モスク(またはセントラル九州モスク)
ココ
ナフコ
富士観H
1階は駐車場と玄関、2階男性礼拝スペース、3階女性礼拝スペースと多目
的スペース、4階はまだ改装してないが、だだっぴろい部屋が存在している。
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第1回ハラール講座
ハラールとは
・ハラール:
・イスラム法で“許されたもの”を意味する。
・ハラーム:非ハラーム
・イスラム法で“禁じられたもの・こと”を意味する。
・ハラールの定義
・ハラールは食品やそれ以外でもイスラム法におけるハラールという概念を保証するものに使用される。
ハラール認証
・ハラール基準(ハラール・スタンダード)に基づくハラールであることの証明。
・構成要素
・「ハラール認証団体(機関)(Halal Certification Body)による審査。
・確認証機関のハラール基準(ハラール・スタンダード)。
・検査人によるものであり世界統一基準はない。
・ハラール認証:
・通常1年間、以後更新
・各製品ごと、工場ごと、店舗ごと
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学食様・処理場 訪問
1.原材料搬入
と殺
9.真空パック
処理工程フロー(学食様:H26.9.4)
3.温水による洗浄
8.洗浄
4.遠心分離機で
羽等落とす
7.部位分け
5.内蔵等排出
6.洗浄
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第2回ハラール講座
ムスリム世界でのハラール認識の現状
• ハラール食品 ⇒ ムスリムにとっての食の安心・安全の確保
• ハラールは生活習慣の一部 ⇒ ハラールものを消費することは日常生
活の中で当たり前のこと
• ハラール認定なくても、ハラールの条件を満たせばハラール食品・飲料と
して認められている。
• ハラールは単純であるが、ハラール産業は複雑化してきている。
• テクノロジーの発達から食品加工において原材料の特定が難しくなっている。
• ムスリムにとって食品を一目でハラールだと確認することが難しくなっている。
• ムスリムの間で消費者としてハラール食品を見分ける方法を高める意識が生まれ
た。
• そこで、食品業界でのハラール認定の必要性が出てきた。
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学食様・飼育場 訪問(H26.9.27)
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「冠地鶏」プロジェクトについて
おおいた食品産業企業会
コーディネーター
西川 学
H26.12.16
① 別府ムスリム人口
・ 現在の別府ムスリム人口は約300人(インドネシア、スリラン
カ、バングラデシュ、ウズベキスタン、パキスタンなど)
イスラムの方々の声
1. 学生当たり留学生率国内1位の大分県は、7位の
東京都と比べ飲食店と加工品が少なく住みづら
い!
2. 目の前で揚がる『からあげ』を一度でいいから食
べてみたい!
3. 大好きな大分を食材でも自慢をしたい!普及がで
きるのであれば、協力したい!
4. イスラム教では国を越えた連携が可能。身近で信
頼できる取組みを是非行いたい!
目の前で揚がる『からあげ』を一度でいいから食べ
てみたい!
現状確認のために「学食」様を訪問
学 食(大分市):H26.9.4
「学食」さんは鶏しか扱っていないので、
「原材料」と「と殺」のところに注意を払うだ
けで済みそうだ。
・動物性油脂(豚)やア
ルコールを含んでは
ならない。
・ムスリムが実施せねば
ならない。
問題なし
原材料
食鳥簡易工程
搬入
部位分け
と殺
洗浄
湯漬け
真空パック
脱毛
出荷
中抜き
試食会
問題なし
H26.12.16
処理工程フロー(学食:H26.9.4)
1.原材料搬入
と殺
9.真空パック
3.温水による洗浄
8.洗浄
4.遠心分離機で
羽等落とす
7.部位分け
5.内蔵等排出
6.洗浄
現場確認で分かったこと!と対策
【原材料について】
・動物性油脂(豚等)が含まれている。
・アルコールがふくまれている。
⇒ 両者が含まれていない飼料(餌)を選ぶ。
⇒ 更には、「と殺」の3日前(最低でも)
から与え続ければ問題なし。
⇒ 今回の試食会に使う「学食さんの冠地鶏」の場合
は3日前から餌を与えないことで対応する。
⇒ 最初の日にムスリムが立ち会いを行い、環境等が問
題ないか確認する。
現場確認で分かったこと!と対策
【と殺について】
・お祈りをあげれば誰が実施してもいいのか。
⇒ ムスリムでなければならない。
⇒ 今回の試食会では、別府モスクやAPUの学生の協
力を得ることで対応。
現場確認で分かったこと!と対策
【処理工程について】
・「ハラール品」と「Nonハラール品」とが混ざらないよう
に、どのような作業時間帯で生産するか。】
⇒ 「ハラール品」の処理を先に行い、その後「Nonハ
ラール品」の処理を行う。
⇒ 処理する曜日を決めて「ハラール品を集中して生産
する。
第3回ハラル講座の開催について ~ハラール食品・試食会~
1.目 的
第3回のハラル講座は、県内のハラール食品を振興するため、別府モスク、APU、おおいた食品産業企業会
が協力して、県産地鶏である「冠地鶏」を使用したハラール食品の試食会を開催することとしました。
県産食材を使用したハラール食品としては初の試みです。ふるってご参加ください。
2.内 容
日 時 平成26年12月6日(土)
11:00~16:00(12:00開会)
場 所 To-tA(トータ) ガレリア竹町内
(大分県大分市中央町3丁目5-16 ワザワザビル 4F(ガレリア竹町西口)
http://www.shinoita.com/tota#about
次 第
第3回ハラル講座(ハラール食品・試食会)
1 開会
2 主催者あいさつ
おおいた食品産業企業会 企画委員 吉丸栄市
3 別府モスク代表あいさつ
ダハラン ナリマン 氏
4 試食会(から揚げ、とり天、カレーライス等)
5 感想
6 閉会
試食風景
今後の活動について
⑨ 協議会構成図案(オール大分)
県、金融機関
企業会
市町村 or
APU
&
他の大学
商工会議所
商工会
イスラム協会
留学生等の団体
イスラムの方々の声
1. 学生当たり留学生率国内1位の大分県は、7位の
東京都と比べ飲食店と加工品が少なく住みづら
い!
2. 目の前で揚がる『からあげ』を一度でいいから食
べてみたい!
3. 大好きな大分を食材でも自慢をしたい!普及がで
きるのであれば、協力したい!
4. イスラム教では国を越えた連携が可能。身近で信
頼できる取組みを是非行いたい!
その為に
食品企業会
輸出の場合相手国の認証が都度必要
費用がかさむので、国内供給から始める
『別府ムスリムフレンドリー(仮称)』の
基盤でムスリムネットワークで販売
ハラル食品原料のなかで需要の高い鶏肉処理の会社に協力し
て頂き、ハラル鶏肉をサンプル出荷!
・大分食品企業会に供給
・宇佐・中津の『からあげ』
の原料
・チルドで全国に出荷
整備すべき内容
トレースが必要!
鶏肉の納品伝票に『ハラルマーク』を付けて、
お客様もしくは加工業者の履歴に。
認証システム
・鶏肉に代表される原料検査
・加工場での検査
・飲食店
更新タイミング 1回/年
1回/年
1回/年
ハラル食品促進協議会を通じ、APU内に認証組織を作り、
学生を中心に指導・監査・更新を行う。
優秀な学生の県内定住と県民のふれあい。
通常100万円かかる費用を大幅に下げて県内企業に広く
浸透させる。
別府ハラール食品促進協議会の組織(案)
• 判定チーム
• 認定基準作成
• 味噌、醤油等の伝統調味料に含まれるアルコールなど、解釈が分か
れるものに対して、どのように認定するかを協議
• 教育啓蒙チーム
• 「ムスリムフレンドリー」や「ハラール」の認証を得ようとする飲食店・食
品加工メーカーに対して、ムスリムの文化やハラールに関する理解を
深めるためのセミナー・勉強会を実施
• 情報発信チーム
• ホームページ作成
• Facebookなどインターネットによるプロモーション
• パンフレット作成
判定の考え方
• 国内で急増しているローカルハラール認定は「基準
が曖昧で信用できない」という批判がある
→解釈のわかれるものに関しては、誤解が起こらな
いように、どのような扱いであるかを明らかにして公
開し最終的な判断はお客様に任せるという姿勢での
ぞむことが肝心!
例:アルコール飲料の提供(あり or なし)
味噌・醤油などの伝統調味料(ハラール品 or 通常品)
食器(ハラール専用 or 区別なし)
豚肉など重度のナジス(店内完全無提供 or 区別して提供)
ご静聴ありがとうございました。