宮城方式

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地域リユース活動事例
R300mlビンの回収システム
(宮城方式)の構築について
東北びん商連合会
専務理事
大日方 輝育
1.R300mlびんの回収システム
(宮城方式)とは
宮城県内の静脈物流領域(消費
者からメーカーへの流れ)に使
用を限定した「R300びん用専
用回収箱」(30本入P箱 所有
権:宮城県酒造組合)を作成し、
R300びんの再使用(リユース)
を現実化させたシステム
1.R300mlびんの回収システム
(宮城方式)とは
30本入 P箱
宮城県酒造組合 所有
1.R300mlびんの回収システム
(宮城方式)とは
メーカー
静 脈 物 流
びん商
製品の流れ
動脈物流
流通(卸・酒販店)
流通・自治体
消費者
2.取り組みに対する基本スタンス
(宮城県酒造組合との協同事業)
東北びん商連合会
宮城県酒造組合
• 50年余続いているびんの
回収・再利用システムの存
続
• 「戻します やさしい資源を
親元(メーカー)へ」
*生みの親、育ての親が
再使用してくれてこそ成り
立つ業界
• 回収から洗浄、再利用先へ
の販売までの事業領域担
当
• 「純米酒宣言」による宮城の
酒の需要促進【一体性】
• 独自の6P箱投入による一升
びんの再利用促進
• 環境問題への対応 (Rびん
等使用促進)
• 組合事業として、Rびんの導
入及び再利用の促進
• 専用回収箱の投入(宮城県の
補助金事業制度の利用)
*Rマークのびんが何故再利
用されないのかという自治体
からの素朴な疑問
3.システム検討時の問題点
• ①R300mlの専用箱がない(販売は段ボー
ル出荷) ⇔ 専用箱の必要性
• ②プライスキャップの下での回収・洗浄・配送
コスト問題 ⇔ 「新びん」の価格が上限
• ③メーカーのRびん使用、再使用の促進
⇔ 宮城県酒造組合によるアプローチ
• ④回収ルートの確立
⇔ 業務用酒販店ルートや自治体ルート
(専用箱の管理徹底)
4.「R300びん専用回収箱」の投入
• ①何故、「静脈物流」限定になったのか
⇔管理体制(特にP箱の在庫)がクローズドな静
脈物流のほうが投入しやすい
• ②宮城県の産業廃棄物抑制事業としての支援
(補助金)
⇔県内で再利用させる最小限の箱を作成
7,900箱 (費用の半分は補助金)
• ③投入時及び最近のマスコミ報道より
⇔ VTRによる事例紹介
• ④回収システム導入後の実績について
⇔
初年度22万本、次年度23万本(11社使用)
5.今後の課題と展望
• ①専用回収箱の在庫管理
継続したP箱の在庫管理(月次管理)、静脈
物流以外への流通防止
• ②クローズドマーケットにおけるシステムの他
地域(地区)への応用
⇔他地域(地区)で実施する場合のポイント
静脈物流の枠組み、専用箱の投入・管理
再利用先の明確化・継続性
P箱おけるレンタル事業とリース事業の組合
せ
※東北びん商連合会の活動ツール
(地道なPR活動 FOR 会員・外部)